たけしさんの新作 首 をだいぶ前に見た。
テンポよく、笑いあり、めちゃくちゃ楽しめた。
評論家の評価は低いみたいだけど、今年一番楽しかった映画かもしれない。

秀吉役のたけしの力の抜けた世渡り上手さ、信長役の加瀬亮の狂気など、俳優の演技はいわずもがな、映画全般の世界観の作りこみが良くて、あっという間の2時間だった。
男色ありで話題に上がってたけど、歴史好きな人にはこっちのが自然な内容なんじゃないかな。大河は綺麗なところだけ見せてるもんな。

あと、とにかくテンポが良いのと、すぐ人が死ぬから海外受けは良いと思った。とくにHBO系のドラマなどを見てる人には、とても好かれると思う。低評価つけてる日本の評論家はきっと海外のストリーミング市場の顧客とか焦点に当ててないから、低評価になるんだろうな、、、と思った。

首を見た翌週にナポレオンを見たんだけど、こっちはうーーーーんって感じの内容で、ただ共通していたのは、戦の世における一般市民の命の軽さと、権力のパワーゲームよ、、。
一般人の命は戦略の上での数としか見られてなくて、でもこれって現代の企業でも政治でもそうだよな、結局昔から一般人は権力者の駒に、そして権力者も裏切りやパワーゲームでオセロのように人が変わる。そんなことを思いつつ、世の中って自分の幸せ追い求める以外に頑張る意味あんのかなぁ、ないよなー、好きなように生きよ、まじで諸行無常、と感じた年の瀬でした。

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