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収益源は多角化したほうが安全

ライターやブロガーなど、文章を執筆する仕事は単純に言うとキーボードを打って食う仕事だ。むろん、インタビューや資料分析のような取材活動にかける比重は大きいけど、最終的には文章の形でクライアントなり読者に発表して対価を得ている。

そうなると、自分でキータッチできないような状況になってしまったら収益は不安定化する。できれば、収益源を多角化できたほうが個人的には安全だと思う。

うまい話を考えてみると

具体的に言うと、賃貸物件を運用したりリスクが低めの金融資産へ投資したり、ストック資産を構築できるといい。自分がやってる本業がフロービジネス(ブログはストック性も持つ)なんだから、体力への依存度が低い資産を構築できるとうれしい。

こういったことはコロナになってからみんな意識するようになっているし、だからこそ年明けあたりまでのアメリカ株の高いパフォーマンスが注目されて「FIRE」なんていう考え方も流行ったんだろう。

ただ、これは一定程度まとまった資産をすでに保有するケースの話だ。
まとまった資産がない個人としては、これまた最近はやりの「副業」という観点をもつことも考えられる。

山奥でニートやっている某氏の書籍

kindle unlimited で『「山奥ニート」やってます。』(石井 あらた)が配信されていたので読んでみたが、極論、自分が食っていくだけなら簡単だなっていう感想を持った。

近所の手伝いをメインに収益を上げているかと思っていたけど、山菜採って売ったりなどしているのが意外だった。シカをさばくエピソードも面白かったが、けっこうグロいので食事前は避けたほうがよいかもしれない。

なんか労働者的な観点の活動だけじゃなくて、事業者的な観点の活動もやっているなっていうのが意外な驚きだった。山奥にこもっていると時間に余裕があるから、あれこれ試してみようっていう能力がきたえられるのかもしれない。

試すためにはコストが低いことも重要

また、山奥だったら無料でいろんなことができるとの指摘は面白かった。事業で成功するコツは当たるまで続けることだ。そして、一つ一つの事業に要するコストが低ければ低いほど、気軽に試すことができる。無料ならなおさらけっこうなことだ。

それにコストが低い事業を試せるなら、そもそも自分の適性が労働者的なのか事業者的なのか確認することも容易になる。コストが低ければ、いったん放置したり、思い切ってあきらめたりすることも簡単だ。

自分がキーボード打てないような状態で、しかもまとまった資産がない場合はどうやって食っていこうとたまに考える。こういう書籍を読んでいると、ヒントを発見できたような気分になってうれしくなる。


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