sumika 10周年ライブ「ten to ten to 10」参戦レポ

2023年5月14日(日)横浜スタジアムで行われた、sumika10周年ライブに参戦してきました。相も変わらずうまくまとめられる自信ないけど(笑)
今日はそのことについてここに書いていこうと思います。


10周年を目前に、起きた悲しいニュースとsumikaの決意

今年の2月に、とても悲しいニュースがありました。sumikaのギタリスト黒田隼之介さんの訃報です。
その日からしばらく、正直仕事も手につかず何もできなかった。

何より残されたメンバーのことを想うとファンとしてただただ辛くてsumikaの音楽を聴くこともできず、ただいつも通りの日々を送ることに注力してました。

そして3月にメンバーのみんなからのメッセージが公開されて、これからも音楽を続けてくれることにまた涙してこの日を迎えるまで気持ちを作らねば!という気持ちが生まれました。
正直、どのような決断でも受け入れる準備をしていたものの、やっぱり嬉しかった。

最高のギタリスト

準ちゃん。愛を込めてそう呼ばせてください。
これまでも何度かライブは参戦していて、あのめちゃくちゃ高い位置にギターを抱えてとんでもないフレーズでもただただ、楽しそうに弾き倒している姿はずっと頭の中に残ってます。間違いなく僕の中でのギターヒーローです。願わくばもう一度生で聴きたかったなんて言うのも野暮ですが、本当にライブの楽しみのひとつだった。それでも彼の作った音楽は永遠に残り続けるというのが唯一の救いでした。

待ちに待ったライブ当日

待ちに待ったライブ当日。相変わらずのソロ参戦ですが、去年からこの日をめちゃくちゃ楽しみにしてました。(誰か一緒にライブ行かん?)
天気予報はあいにくの雨。現地につくと雨がちらつき始めてた。
カッパを用意するか悩んだけど、なんとかなるやろ!の精神でそのままアリーナ席へ(めちゃくちゃいい席で感動。武道館の時もそうだったけど、いい席に当たる率高いです)
次第に強くなる雨脚、正直震えるくらい寒かったけど、ライブが始まるのを今か今かと待っていました。(ここから一部省略するもののセトリ順に書いてきます。かなり長くなるので、お時間ある方はどうぞお付き合いください。)
この記事の最後に、今回セトリなど参考にさせていただいたナタリーさんのレポリンクを貼ります。片岡さんのMC含めてとてもいい記事なのでぜひそちらも読んでみてください。

ten to ten to 10スタート

袖から登場するメンバーたち。最後に片岡さんが登場して深く一礼。スタジアムに拍手が鳴り響きます。
そして始まる1曲目・・・・「雨天決行」
はい、テンションぶちあがりました。悪天候も味方につけてしまうこの曲ではじまり会場のボルテージも一気にマックスになったんじゃないかと思ってます。

会場のモニターはメンバーを4分割して映してくれていて左端に準ちゃんのレスポールが映ってた。涙腺止まらん…ああsumikaが帰ってきたと思った。
雨なのか涙なのか分からないくらいびしょぬれになりながらも、ただただ楽しかった。

立て続けに「Lovers」「フィクション」「ふっかつのじゅもん」ファン歓喜のセトリをぶちかましてくるなんで憎い事するわぁほんと。
ふっかつのじゅもん、片岡さんが準ちゃんのギターを抱えてギターソロを弾いてた。たまらなくかっこよかった。

演奏後のMCで片岡さんが言ってた「ギターが難しすぎる!」「あんなにすごいギタリストの代わりなんてできるわけないじゃん。」ってMCがとても印象的だった。
そりゃそうですよねって感じでみんなも笑っててめっちゃ暖かい空気が流れてた。

寒さを忘れさせるような曲が続きます。1.23..4.5.6、ソーダ、Porterとsumikaのライブは曲中の掛け合いがとても楽しい。久しぶりに味わうこの感覚がひたすら嬉しかった。
その後、片岡さんがマイクを持って中央ステージへ歩きながら惰性のマーチをしっとりと歌い上げるんですが、これまた気持ちよかった。その後のイコールへの流れも最高でテンションが大忙しでした。

ここでMCタイム、横浜スタジアムでライブをすることや横浜でのメンバーの思い出トーク。おがりんも路上ライブやってたんだってここで初めて知った。横浜という地に、メンバーのいろいろな思い出や思い入れがあると聞いて感慨深くなりました。

MCの流れからおがりんがリードボーカルのenn、わすれものと続きます。これはちょっと予想していなかったので個人的に嬉しかった。でも冷静に考えたら歌うよなぁと思ったり。

モニターに映像とメロディが流れはじめ、そのままNew worldへ。重厚なサウンドが気持ちいい。ここからの流れ完璧すぎん?となったのだけど、ここからStrawberri Fields、No.5っていうのが最高だった・・

曲終わり優しいストリングスのハーモニーの流れから秘密のイントロが。没入感が半端ないまま、透明へ。モニターに映し出された歌詞をバックに聴いて改めてなんて優しい歌なんだと。準ちゃんの書く曲やっぱり好きだ。

camp session

ここから中盤戦といった感じ。中央ステージに機材がセッティングされはじめ再度MCに。「今日はこれまでにないくらい長丁場だから今のうちにお手洗いに行きたい人はいってね。」から片岡さんもお手洗いへ(笑)
自分はここで一気に身体が冷えてカッパを買いに行くか悩みつつも1秒も目を離すな!という思いが勝ったので椅子に座って休憩…
メンバー、サポートメンバーが一足先に中央へ向かい片岡さんも満を持して中央へ。中央ステージは遠い+後ろ姿なのでモニターで楽しみます。

camp sessionということでステージ中央にキャンプファイアーイメージした設備が点火され、メンバーサポートメンバーが雨に濡れながら演奏を始めます。
1曲目は今年リリースされsumika[camp session]で初となるミニアルバム『Sugar Salt Pepper Green』から「知らない誰か」

この曲めっちゃ好き・・・温かい歌詞とメロディーに癒されます。この会場にいる人はみんな知らない誰かだけど、ライブを一緒に見ているうちに、まさに知らない誰かは消えてった。
ちなみに自分もギターを弾くので内心あんなにいい機材やアコギが雨に濡れて大丈夫かなと心配してましたw

続けて同アルバムより「ユートピア」。この曲もホント好き。すぐコピーしたなぁ。よければ配信聴きに来てね(ちゃっかり宣伝)
ライブ中雨脚が強くなったり弱くなったりをずっと繰り返したんだけど、この辺りでまた徐々に強くなってきました。なんかMC中に少し落ち着いてライブ始まったら強くなる感じ。もしかしたら空の向こうで楽しんでるのかななんて一人で感傷に浸ってました。

camp session3曲目は「Travelling」のアコースティックバージョン。この曲もハマったなぁ。片岡さん何でこんな歌詞書けるの・・・
曲が終わり、雨も強いのでここでメインステージへ移動。雨が強いので中央にテントを立てます!となり「設置に時間がかかるので何か1曲やります」と!これぞライブの醍醐味ですね、、今回のライブほんと楽しい。

「本当にいきなりやるから入れる人は入って」と「「ここから見える景色」をやります。」で会場にどよめきが。片岡さんがアコギを弾きながら歌いだし、徐々におがりんや荒井さんサポートメンバーも入ってきます。
見事に即興での演奏が終わり、「本当に久々にやった!2、3年ぶり?みんなついてこれた?w」「イジー(Sumikaのサポートでベースを弾いてくれている井嶋 啓介さん)もやったことないのにベース弾けてたね!」
「いや分からなかったので弾いてるふりしてたw」ここでみんな笑ってるの本当に仲いいんだなぁってほっこりしました。

結局、中央ステージは使わずそのままメインステージでcamp session4曲目へMVを作ったまま公開できていなかったので今日はMVと一緒にお楽しみくださいと「IN THE FLIGHT」が始まります。初公開のMVには準ちゃんの姿も。うるうるしながら聴いてました・・今日泣いてばっかだ。
※MVは当時ライブ後に公開されました!

ここで片岡さんが「ここからはおがりんと二人だけでやります。」となり他メンバーは一旦退出。
何をやるのかとワクワクして待っていると、優しいピアノのイントロが
こ、これは!「溶けた体温、蕩けた魔法」だ!
ピアノと歌だけなのに、会場全体が引き込まれていくのを感じました。

後半戦スタート!

すっかり日も暮れた中で、爆発音とともに「絶叫セレナーデ」!巨大な風船やライブロゴの入った小さな風船が飛び交う中、ハイテンションなコール&レスポンスが楽しすぎた。
※自分のいたアリーナ側には風船一つも来なくて残念だったけどみんな楽しいならオールOK
途中、片岡さんとバズーカを抱えた荒井さんが中央ステージへ。「一番元気なところに、バズーカーをぶち込むぞー!」と掛け声とともにタオル玉が放たれました。当たった人うらやましい!

続いての曲は「Flower」正直今回のライブで一番楽しみにしてたかも。毎回のライブの定番曲になってるけど、楽しくてしょうがなかった。イントロが鳴った瞬間の歓声、みんなで叫ぶFlower、みんなで歌うCメロ、全部鮮明に記憶に残ってる。

ここでおがりんが「みんなタオルの用意はいいですか!ない人は心のタオルをよういしてください!」一斉にタオルを掲げて「マイリッチサマーブルース」が始まる。熱い熱すぎる・・・!
そしてそしてこれでもかと言わんばかりに「やりたい曲がありすぎる」とメドレーに突入!
メドレーセトリ:The Flag Song~チェスターコパーポット~KOKYU~ライラ~Jasmine~Late Show~Lamp
そして最後「ファンファーレ」ゴリゴリに体力削ってくるじゃん!でも楽しさのバフが強すぎて問題なし!

ここで片岡さんの10周年を迎えるにあたってのMCタイム
「奇跡みたいな夜だね。」「俺も一生sumikaのファンでいたい」「これからもsumikaを続けていきます」って言葉がめちゃくちゃ印象に残ってる。(これからもずっとついてきます!)本当に今日ここにこれたことも日々を過ごしていることも改めて奇跡なんだと本当に思った。この日のために頑張ってきたんだと本当に改めて迎えられて嬉しかった。
※詳細なMCはぜひ最後のリンク先から!

そして歌いだしたのは「明日晴れるさ」片岡さんと黒田さんの共作曲
本当にいろんな感情が込められてたと思う。歌をただ真っ直ぐに届けるように歌ってたのが本当に印象的だった。

ここで終わりとならないのがほんとsumikaらしさだと思う。続いて「Shake&Shake」で再度会場を上げていく!これでもかとシェキラララと叫んだ。もう喉潰れていい覚悟持ってきてますから。

本編ラストは「オレンジ」これを持ってくるかぁ!「ただいま。おかえり。」の歌詞がsumikaを象徴していると思う。いつでも帰ってこられる住処のような暖かい曲で締めくくった。

アンコールスタート!

会場に鳴りやまぬ拍手とアンコールの中、照明がつきます。
歓声の中、再度登場するメンバーたち。

「新曲やります」の声ではじまるアンコール1曲目「Starting over」
空に打ちあがる花火前方ではほとんど見えなかった。。。
というかこの曲はライブで聴くべきだ!と強く思った。「歩き出す」と強く前を向くような希望を歌っているんだけど、「泣いてもいい叫んでもいい」「喜びも悲しみも苦しみも全部持っていって」とか寄り添ってくれるのもまさに片岡節炸裂だ。この曲もバックのモニターに歌詞が流れたけど、歌詞を見ながらこれからのsumikaも大丈夫だ!と思わせてくれた。

続けて「願い」へ。歌いだした瞬間に周りから「おぉ~」といった声が。この曲人気なんだと改めて思った。いやいい曲だもの・・・

ここからはメンバーみんなのMCタイム。みんなのキャラが色濃く出てるし、本当に最高のMCだった。みんなsumikaを「愛してる」し「一生ついていく」って改めて思ったんじゃないかなと思う。俺はそう思ったぞ!

アンコールラスト「伝言歌」
ラストはやっぱりこれだよね。多くは語らない。みんなで一つになって歌ったあの時間を一生忘れない。

ライブ終了後雨天決行のBGMとともにエンドロールへ
リハの映像とか見てたら、ああ終わっちゃうんだって涙止まらなくなった。
そして映像も終わり・・・

と思ったところで、会場が暗転。センターステージが照らされてそこにはsumikaの3人の姿があった。最後の最後に「雨天決行 -第二楽章-」が始まった。※ここから記事を少し引用させてもらいます
みんなでの掛け合い。「Too late? tonight」「この声が君に届くように」そして片岡さんは「届くまで決してやめぬように」「あなたの暗闇を照らすように」「つかんで二度と離さぬように」「あなたの世界を変えるように」「明日の世界を変えるように」と新たなフレーズで歌ってくれた。
ああ、sumikaが好きだ。ライブが好きだ。また絶対会いに来る。そう思いながらうたってた。もう声はほとんど出なかった。

)参考記事


セットリスト

01. 雨天決行
02. Lovers
03. フィクション
04. ふっかつのじゅもん
05. 1.2.3..4.5.6
06. ソーダ
07. Porter
08. 惰星のマーチ
09. イコール
10. enn
11. わすれもの
12. New World
13. Strawberry Fields
14. No.5
15. 秘密
16. 透明
17. 知らない誰か / sumika[camp session]
18. ユートピア / sumika[camp session]
19. Travelling / sumika[camp session]
20. IN THE FLIGHT / sumika[camp session]
21. 溶けた体温、蕩けた魔法
22. 絶叫セレナーデ
23. Flower
24. マイリッチサマーブルース
25. メドレー(The Flag Song~チェスターコパーポット~KOKYU~ライラ~Jasmine~Late Show~Lamp)
26. ファンファーレ
27. 明日晴れるさ
28. Shake & Shake
29. オレンジ
<アンコール>
30. Starting Over
31. 願い
32. 「伝言歌」
33. 雨天決行 全楽章


おまけ

ライブが終わり告知がたくさん!
ドキュメンタリー映画の公開が決まった!
2023に「sumika Live Tour 2023『SING ALONG』」開催!
2024にアリーナ・ホールツアー「sumika Live Tour 2024『FLYDAY CIRCUS』」開催!
行きたい!!

帰りは体力無くてめちゃくちゃお腹空いて馬車道のここいちでカツカレー食べて帰りました。めちゃくちゃ旨かった。

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