"チルアウト"をライフスタイルとして根付かせる
こんにちは。
HeiseiChillDren代表のイベントプロデューサー、鈴木偉大と申します。
最近よくチルしてます。
シーシャには週に4~5回程度通ってます。
そんな私はつい先日、
シーシャを購入してしまいました。
「普段仕事以外は何をしているのですか?」
と聞かれた際、
「基本的には、チルしてますね」
と答える自分がいて、つくづく変態だなぁと感じます。
昔から私は何かにハマると、とことんのめり込んでしまう生き物なんですよね。
幼い頃、私は可愛い生き物が好きで、
よくキャラクター系のアニメをみてました。(ハム太郎とかそういうやつ)
親から聞いた話なのですが物心ついたころの私は、気に入っていたTVアニメを1日中永遠ループしていたそうです。(よく両親はそれを放っておいてくれたなと思う。)
犬っぽい動物と、クマのキャラクターが、ひたすら家や町をゆったりとしたテンポで、生活しているよくわからんアニメを、ひたすら再生し、5~6時間程度見ていたそうです。こんな感じの。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=5yx6BWlEVcY&feature=emb_rel_err
(今考えると、この頃見ていたアニメが本当に今のlo-fiやchillhopでよくある「チルなタッチのアニメデザイン」なのです。。人間て恐ろしい。。)
中学校時代はゲーセンにあるサッカーのカードゲーム「WCCF」にはまり、友人の輪で最強になりたかった私は、特殊なカードを特別な金額で購入できるカードショップ「マロンの隠れ家」が千葉の行徳にあるとWEBで発見し、わざわざ休みの日に1時間30分かけて1人でカードショップに行っていました。(このころからデジタルマーケティングに触れていたわけですね。)
狙ってたカードを手に入れ、目的を果たして1時間30分電車に乗っていた時間は今考えるとチルでした。
わざわざ「千葉に1人で足を運んで手に入れた」とはもちろん友人には言わず、どや顔でゲーセンで最強チームを指揮していました。
それほど、何かにのめりこむと、そればかりに集中してしまう性格です。
時にマイペースすぎて、色々な人に迷惑をかけてしまいます。。
ちょっと話が脱線しましたが、そんな私がハマりまくっている「チル」。
色々な方に「チルとは、、」と説明させていただく機会が多いので、改めてチルアウトに関して僕なりの概念や、これからの時代にチルが必要とされる理由や見解、今後やっていきたいことをつらつら書こうと思います。
チルアウトの意味とは
「チルアウト(Chillout)」は「くつろぐ」や「まったりする」「落ち着く」といった意味がありますが、ルーツをたどると、「チルアウト」は音楽ジャンルの1つでもあります。
Wikipediaでは下記のように記述されております。
チルアウトはジャンル名であると同時に、ダンスフロアにいる客たちにダンスで火照った体を休め、落ち着かせる機会を与えるためダンスフロアの端にしつらえた落ち着いた(Chill)部屋で流される音楽からも来ている。この部屋には寝椅子、気持ちのよい枕があり、また陶酔に誘うサイケな照明、そして音楽による演出がなされており、その音楽は(特に数歩先にあるダンスフロアの音楽と比べると)明らかにダウンテンポなものである。1990年のKLFのアンビエントアルバム"Chill Out"[注 1]で一般的になったとされる。 チルアウトに似たジャンルにダウンテンポ(英語版)がある。ダウンテンポのほうがよりビートを強調している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88
元々の発祥はクラブカルチャーのアンダーグラウンドの領域で、ダンスフロアで流れているアップテンポなHIPHOP等と比べ、明らかにダウンテンポで一息つける曲調のサウンドを意味し、ダンスフロアで上がった身体を冷ますためにラウンジで楽しむ音楽として親しまれてます。
今ではチルアウトの概念が日本に入り込み、若者の間では「チルってる」「チルしてる」「チルする」「チルる」といった表現で活用します。
主にツイッターやインスタグラムなどのSNSで使われておりますが、あまり普及している用語とは言えず、知っている人は若年層の一部か、チルアウト系の音楽を聞く方に限られる状態です。
また急ぐことなく、自分の好きなことをのんびりするというニュアンスがあります。
音楽の「チルアウト」と「アンビエント」の違いは?
音楽の種類には「チルアウト系」や「アンビエント系」といった「癒し系」の音楽が存在しますが、「チルアウト系」の音楽はスローテンポで比較的明るい雰囲気のある曲が多いのが特徴です。
もともと、活気ある激しいダンスの後に、火照った身体を気遣い、落ち着かせるために流していた音楽ジャンルのことを「チルアウト」と包括的に呼ぶようになったのが始まりだと言われています。「チルアウト系」の音楽は「身体のチルアウト」を目的に、1990年中盤に誕生した音楽ジャンルの一つなのです。
「アンビエント系」は「環境音楽」と呼ばれます。
「アンビエント(ambient)」の音楽は「環境音楽」とも呼ばれ、リラクゼーションや瞑想のシーンで使われるジャンルとなります。「アンビエント系」の音楽の歴史は比較的浅く、1970年代後半に「ブライアン・イーノ(Brian eno)」が確立した音楽ジャンルの一つです。
「アンビエント系」の楽曲は作曲家や歌い手の主張や意図を強く示す姿勢がなく、聴き手に強制するようなことがありません。静かに空気に溶け込むような特徴を持ち、シンプルで聞きやすいメロディーラインを繰り返すものが特徴です。
「チル」「チルアウト」の言葉を使うシーンは?
大前提、チルアウト、チルな概念は人それぞれで学術的に言及されている概念ではありません。(例えば、「マーケティング」といった概念ではない)
「チルアウト」はゆっくり時間を過ごす時に使われるケースが多いです。
「チルアウト」は、ある物事にテンションが上がったり体温が上昇したり、
忙しすぎて自分の時間がなかなか取れないような状況の人に対して、
「落ち着いていこうよ」というメッセージをもって使われることが多いです。
また、自分自身に対しても「ゆったりする」「落ち着く」という意味で使われます。
予定を聞かれた時に「今日は家でコーヒー片手に音楽聞きながらチルアウトする」、また、自分の現状に対して「チルしなければ、心身がもたない」などというようにも使われます。
カフェで本を読みながらゆっくり時間を過ごしたり、
友達とシーシャを吸ったり、
海辺でさざ波をバックに夕陽の中で、ただただ遠くを眺めるのも「チルアウト」、
友達や異性とのんびり時間を過ごすのも、「チルアウト」です。
そんな私が、よくチルだなと感じるときどのような時か、いくつか紹介したいと思います。
シーシャ × チル
僕の中の王道チルです。
シーシャは100年前から人々に愛され、近年は日本でもミレニアル世代を中心にブームとなっています。
ひとりで考えごとや仕事をしたいとき、仲間と色々語りたいとき、デートするとき、シーンや気分に合わせてシーシャ屋でチルしてます。
初めてシーシャ屋にいくのは少しハードルが高いですが、行ったことない人はぜひ1回足を運んでみてほしいです。
東京都内にも多数あり、その中でもちょっと変わった
私が好きなシーシャ屋を紹介したいと思います。
焚き火とシーシャ A MOMENT【恵比寿】
ガーデンプレイスの近くに、
2019年10月にオープンした、焚き火のあるシーシャ屋「A MOMENT」。
都内で焚き火を見ながらシーシャを吸えるお店は現時点でここだけです。
店内にはキャンプを連想させるアメニティ、DJブース、外にはテラス席もあります。
またフレーバーの種類が豊富(190種類以上、店内で購入可能)です。
店長さんも、定員さんも気さくな方で仲良くして頂いてます。
よく粋なアーティストや、音箱のクラブを教えてもらってます。
お茶とシーシャ いわしくらぶ東京支店【水道橋】
「いわしくらぶ」は都内で唯一「お茶」を吸えるシーシャ屋です。
街の喫茶店のような空間で、とても落ち着く内装です。
ブックカフェで、壁のいたるところに本があります。
ひとりでも、仕事終わりにも行けるシーシャ屋です。
私はよくこちらでイベントを開催させていただいております。
オーナーの大地さんがとても気さくで素敵な方です。
ジャズとシーシャ lilac(渋谷/神泉)
こちらも最近できたシーシャ屋さんで、店内はモダンで木を基調とした内装です。
店内ではよくジャズがかかっており、非常に落ち着けるシーシャ屋です。
店長さんのゆきさんや店員さんのコミュニケーションが程よく気持ちがよく、自分にとってのサードプレイスです。
私が"チルアウト"を追求する理由
チルな時間は、非日常感と日常で両方で存在し、高揚感とくつろぎの共存する状態で体験できます。
現代社会では特に、ありのままの、リラックスした時間を過ごす価値は高まっています。
どんなに成長しても、スキルを磨いても、
日々の仕事でのプレッシャーは増加するばかりです。
そんな日々の仕事で疲れた現代人に、非日常体験を求めている人々に、少しでもくつろぎや安らぎの空間を届けたいと心の底から思います。
職場・SNSとあらゆる場で「エネルギー」を必要とする昨今の社会で、必要なものは人脈でもなく、フォローワー数ではなく、ありのままの「やすらぎ」と「リラクゼーション」です。
日々の疲れを癒し、HPを回復させる空間は必要で、現代人に必要な「やすらぎ」と「リラクゼーション」を提供し、今までにない新しい価値観の提案をする、Chilloutな空間、ライフスタイルブランドを作りたいと考えました。
自分らしさを許す「チル」。
都会の喧騒から離れ、良質な時間を過ごす「チル」。
私が活動しているHeiseiChillDrenは、チルアウトを通じて、より多くの人々に、「安らぎ」を与え、淡い感情や、楽しい感情を創出し、こころをゆらします。
現代人のオアシスとなるような空間をイベントを通じて作っていきます。
私の原体験は、必死で仕事をする生活のなかで、たまたま意気投合した友人たちと味わった人生で初めてのキャンプでした。
キャンプで自然に触れ、焚火を囲いながら、肩の力を抜いて仲間と語り合う。
そんな時間が「チル」であり、概念として認識しました。
たださらに過去を振り返ると、もっともっと昔から、物心ついたころからチルは身近に存在してました。
私にとってのチルの原点は、
家族、一家団欒でリビングの間接照明だけの灯りのもと、あとは寝るだけの、安らぎというか安全安心空間の、あの時間が、この世の平和を感じられるような空間が、私にとっては最初のチルな空間だったように思います。
「チルアウト」を文化として根付かせる
「チルアウト」を通して、共通の価値観・想い・世界観を共有できる仲間と過ごすこと、そして人が繋がっていくような居場所づくりを作ることを目指して日々HeiseiChillDrenの活動をしています。
チルアウトな時間は、本来の人間らしさを取り戻し、辛い毎日を過ごしていたとしても人生を少し、楽にしてくれます。
そんなチルアウトを一つのカルチャーとして、ライフスタイルとして根付かせていきたいと考えています。
私が代表を務めるHeiseiChillDrenは、
その挑戦として、
チルアウトイベント
アパレルブランド
空間演出
メディア発信 ←今後
店舗運営 ←今後
を展開し、チルアウトシーンを演出していきます。
自然に笑いがこぼれてしまうような居心地がいい空間をリアルな場で作り、誰もがありのままの自然体で居られるような体験づくりをしていきたいと考えております。
そして、少しでも多くの人達にいい波及効果を及ぼし、身近な目の前の一歩目の人生がもっと豊かになってくれたら嬉しいです。
これからも、チルアウトを文化として根付かせるため、日々活動を続けていきます。
新しい生き方、ライフスタイルとしての"チルアウト"
最近私が強く抱く感情として、
「なかなか自分のペースで働けない日本の働き方」に、どこか違和感があります。
もちろん仕事は頑張りますが、もっと自分の感情を大切にしながら、労いながら、オンとオフを滑らかにして肩肘はらない生き方もあっていいのではないか。
それができれば、暮らしが自然と豊かになるんじゃないか、と考えます。
学生時代はサッカーにのめり込んでいた影響もあり海外に行けなかったのですが、
社会人になり、海外へ行く機会に恵まれました。
海外だとそれぞれが自分のペースを持っている感覚がすごくあります。
「自分が大切にしたい信念に基づき、自分のペースで生きるライフスタイル」という共通認識があるように感じました。
ちゃんと仕事すればあとは自由という感じです。
本来そうなんですよね。
だから働いていないわけではないし、むしろ長く働いている人もいるけど、
「好きなサッカーの試合があるから早めに帰る」とか、
しっかりプライベートの予定も同じ比重で組み込まれていて。寛容さがすごくいいですよね。
いつどこで働いても、ちゃんとアウトプットして、成果が出ればいいはずですよね。
なので、なかなか日本は自分のライフスタイルをベースに、自主的に働き方を組み立てられていないのでは?という疑問はずっとありました。
最近チルアウトイベントを通じてお会いする方々が総じて自営業でいろんな働き方をしている人たちに出会って、
ちょっとしたカルチャーショックを受けました。
「アパレルと飲食店を経営している」
「湘南とハワイに家を持ち、WEBマーケティング会社を経営している」
「基本リモートワーク、2社で役員クラスで働いている」
「クラブとシーシャ屋を3店舗やってるオーナーさん」とか、
「カフェやデザイン会社の経営者さん」など。
ずっと飛び回っているような人たちも多い。
いろんな働き方をしている人がいます。
だから「日本でも、いろんなライフスタイルに基づく働き方があってもいいのでは」と思うようになりました。
そんな自己実現につながるようなきかっけに、チルアウトな活動を一つのライフスタイルへと昇華していきたいと思います。
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あと企画活動メンバーを絶賛募集中(本当に人手不足です、、)ですのでぜひお気軽にお問い合わせください!
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