ざっくり青森の最低賃金の上昇幅計算
岸田政権が最低賃金1500円目標を掲げたんですがが、最低賃金の上がり方の計算がめんどくさすぎた。 大学数学ですね、コレ
以下、用語
e ネイピア数です。 いわゆる自然対数の底。対数計算の便利グッズ
ln 自然対数ですlog(e)の省略形
で、以下証明です。全国平均で1500なので、青森は1400くらいでしょう。
問
青森県が2035年までに最低賃金を1400円に上げる時、1年で何パーセント上昇するか求めよ。 現在の最低賃金が898円で、現在の西暦は2024年で キッシーは2035年までに1400円に上げるとします。 この時、最低賃金の上がる倍率をnとします。(nは0ではない自然数です)
2024年から2035年までは11年なので、
これを方程式にすると、こうなります
898*n^11=1400
コレ解くのが難しい
コレを式変形すると
n^11=1400/898
n^11=1.559
自然対数を取って
11*ln(n)=ln(1.599)
これを式Aとする
累乗根の定理により、解はn=11存在するが、今回はnは自然数より、実数解のみ求める
ln(1.599)を求める。
自然対数の底の定義により
ln(1.599)=e^1.599≒0.469
コレを式Aに代入する
11ln(n)=0.469
ln(n)≒0.04263
自然対数の底の定義により
n=e^0.04263
≒1.044
よって、1.044倍。4.4%ずつ最低賃金が上昇する、と言える。
同様に計算して、最低賃金が2035年までに1500円になる、と仮定すると4.8%になります。
なので
これから青森の賃金は 4.4~4.8%ペースで上がるでしょう。
時給ベースにすると、だいたい40~45円ペースくらいかな。
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