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大学院入試[英語試験編]

閲覧頂きありがとうございます

前回は筆記試験の中でも専門科目について書きましたが、今回は英語試験編ということで主にTOEICとTOEFLについて書いていこうと思います。
※英語試験のページではありますが、他の科目との兼ね合いで理系よりの内容(ry

院試の英語試験は外部の試験のスコアを事前に提出する場合、そのスコアがその大学院独自の換算システムによって200点中〇〇点、100点中△△点 というふうになります。

そこで、TOEICの850点と990点(満点)で差が大きくつくかというとそうではなく、大抵の場合「✕✕点以上は満点」という風に上限が設定されています。もし満点が860点であれば、さっきの2つはそれほど差がありません。一応、受けたい大学院の満点がいくつなのか見ておくと良いでしょう。

また、多くの理系大学院では外国語試験より専門科目の方が配点が高いです(英:200,専:500 など)外国語試験は複数回の受験が可能なので、点数を上げやすいのはもちろんですが、私はそれよりも1発本番で大きく差が出る専門科目に労力を割くべきだと考えています。
なので、院試の英語試験で考えることは「大幅に低い点数をとらないこと」です。
自分の受ける大学院のレベル、専門科目の習熟度などを考慮して目標を立てると良いと思います


◎ TOEIC
 TOEICの場合、大体700点前後あればだいたいどこの大学院でも不利にはならないのではないでしょうか(あくまで個人の意見ですのであまり当てにしないでください)。私は最高675点でしたが、「大きく有利になることはないが、決して不利になるような点数じゃあない」みたいなこと言われた記憶があります

 そんな私が利用していた参考書は
 「公式TOEIC L&R 問題集」でした。TOEICの運営元が出している問題集なだけあって、本番の試験と同じ問題構成でこれ1冊持っておけばとりあえず大丈夫という本です。


また、TOEICは単語を知っているか知っていないかで成績が変わってくるように感じます。短い時間の中で単語1個1個の意味を考えていてはすぐに時間がなくなってしまいますからね。
そこで私が使っていたのがこれ





有名なやつですよね。
これのセンテンス版等ありますが、あまり勉強時間がない場合にはこれ1冊でも語彙を十分カバーできると思います。

リスニングについては何か特別な問題集を使用したわけではありませんが、今どきYouTubeやスマホアプリ、インターネットでいつでもどこでもリスニングの練習ができます。毎日何かしらの英語を集中して聞く時間を作ると良いかもしれません。

TOEICは会場の当たり外れ(リスニングが聞き取りづらい、席が2人がけで集中できない)など、自分の実力が十分に発揮できない可能性もあるので、1発勝負ではなくある程度回数をこなすことを考えたほうが良いです。



◎TOEFL-iBT
 私は、東大新領域物質系の英語試験がTOEFL-iBTスコアの事前提出のみだったので仕方なく受けました。以前までは専門試験と同時に受けれるTOEFL-ITPもOKだったのですが、私の受けた年度は違いました。なので、ここで書くのはTOEFL-iBTとして読んでください。さらに言うと、その試験はリーディングとリスニングのスコアのみを参照するので、スピーキングとライティングのことはわかりませんのでご了承ください。

私がTOEFL対策で使用していた問題集はこれです



この本は、リスニングとリーディングの問題がそれぞれ9回分くらい含まれていて、解説もかなりしっかり作られています。そして、解説部には作者がどのようにしてその解答にたどり着いたのか、問題を解くまでの考え方が書かれています。高得点を出した人がどのような考えで解答したのか、問題文を読むときの見るべきポイントなど、けっこう細かく書かれているので、「初めてTOEFLを受ける」「TOEFLで高得点は必要ないけどある程度の点数がほしい」という人にはピッタリかなと思います。

私は↑の問題集を2周ぐらいしました。点数はRとL合わせて最高33点でした。RとL合わせた満点は60点なので、個人的には初めてTOEFL受けてまぁまぁ出来たかなと言う印象でした。しかし、東大の受験者全体で見るとどうなんですかね...


後、TOEFLはTOEICと異なりアカデミックな話題が問題になっています。芸術の歴史/ある島の生態系の話/核融合と星の一生 などなど幅広いジャンルから出てくるので、そういった知識が豊富だとTOEFLを受験するにあたって有利になるかもしれません。時間をかけてTOEFLで高得点がほしいという人はそのような勉強をしても良いかもしれません。

最後に注意として、TOEFL-iBTテストは受験から紙のスコア(公式認定証)が送られてくるまでに約1ヶ月ほどかかります。受験の際にはそれぞれの大学院で決められている期日に間に合うように受験しましょう。


以上、私が行った外国語試験対策です。大学院に進学する際には必ずと言っていいほどTOEICのスコアを求められるので、進学を考えている場合には早くに対策を始めて専門科目の勉強に時間を費やすようにしたほうが良いと思います。

次回からは個々の専門科目についてそれぞれ話していこうと考えています。多分、力学/電磁気/量子力学/統計力学の4つになると思いますが興味があれば御覧ください。


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