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大学院入試の専門科目勉強法[力学編]

閲覧頂きありがとうございます

前回までは、大学院入試の筆記試験についていくつか書いてきましたが、今回からはそれぞれの専門科目について実際に院試を経験して、「こんな感じのがよく出る」「教科書これ使ってました」など、それほど質の良い情報はないかもしれませんが書いていこうと思います。

私の場合は、専攻が物理なので主に力学/電磁気学/量子力学/統計物理学の4つについて書くつもりですが、まず1つめとして「力学」について解説していこうと思います。


まず、力学は問題の種類が多いです。大体は 振動、剛体運動、中心力問題、物体の投下や転がり等に分けられると思いますが、それに加え、抵抗のあるなし、剛体の形、途中から道が途切れるような射出といった風にその中でも問題のパターンがいくつか考えられます。それゆえ、力学の考え方をしっかりと身につけるとともに、過去問などを解いてその傾向を良く把握しておくことが重要だと思います。

私はどちらかと言うと力学は苦手なので、とにかく問題を解くことでカバーしていました。その中で私が利用していた問題集はこれです。



これは演習書には、簡単なものから複雑なものまで様々なパターンの力学の問題が網羅的に載っています。とにかく問題の数と種類が多いので、この本を少し解いただけでも「この問題はこんな感じで解けば良いのか」と問題と解き方がセットでわかっていくようになります。
すべての問題を完璧にこなすのは難しいですが、苦手な問題だけ練習したり、院試の解答の補足として活用したりとこれ1冊あれば力学は大丈夫なんじゃないかっていうくらいいい問題集だと思います。

注意点として、やや解説部が不十分な部分もあるように感じます。購入の際には事前に図書館、本屋などで中身を見てから買うようにしたほうが良いと思います。


基本的には、過去問中心で勉強していけば良いと思いますが、過去問に取り組む前の基礎固め、過去問を一通り解いた後の補強として↑の演習書を利用しました。

力学は専門科目の中でも、地力の差が出やすいように感じます。基礎を固め、どのような問題が出てもある程度(6割以上)解けるようにする力をつけることが重要だと思います。

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