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大学院入試[情報収集編]

閲覧頂きありがとうございます

今回は、大学院入試 ー情報収集編ー ということで大学院進学を決めてから初めに行った、情報収集について書いきます。受験先を決めるのにも役に立つと思うので、参考になれば幸いです。
※例によって理系寄りの記事になるとは思いますが、ご了承ください

まず、大学院入試は情報戦です。情報を持っている方が明らかに有利です
例えば、過去問を手に入れるにしても1、2年分では傾向を把握するのは難しいですし、面接などで聞かれることをある程度把握しておけば、点数を稼げるでしょう
さらに言うと情報が入らなければ、自分のやりたい研究をしている研究室すら見つけることが出来ないかもしれないのです

内部進学なら、配属先の教授や友人から情報を得ることが出来るかもしれませんが、外部進学となると自ら積極的に情報を入手しようとしなければ、自分が不利になるだけです。無策で挑んで合格するほど院試は甘くないと思うので、本格的に院試勉強を開始する前から入念に情報の収集と整理を始めましょう



ネットで自分の興味ある分野の研究室を探す

 これはまぁ、誰もがやることではないでしょうか
 大体の研究室は HPをもっていて、そこに 研究内容/研究成果/設備/メンバー/連絡先 などが載っています。まずそこを見て研究内容をある程度理解し、自分の理想とマッチする研究室を見つけて行けば良いと思います。
 ただ、興味のある分野が幅広く、行きたい研究室が複数あって絞るのが難しいと思う方もいらっしゃるかもしれません 。私もそうでした。その場合は以下のことを見ました


HPは定期的に更新されているか
 HPはその研究室の入り口といっても良いでしょう。多くの人がそれを見て「ここの研究室はこんなことをしているのか」「こんな人達がいるんだ」と思うわけです。
 それが何年も前で更新が止まっていたりすると、やはり研究室の運営の仕方に疑問を持ってしまいます。入り口がボロボロのホテルにはあまり宿泊したくないですよね。例えが正しいかわかりませんが、そういうことです。

外部生受け入れ可能か、1学年あたりの定員
 外部進学の場合、外部生を受け入れているかまず見ましょう。
 次に1学年あたりの定員ですが、自分がその研究室に入るためにどのくらいの幅があるのか、1学年1〜2人より3〜4人受け入れてるほうが、自分の合格率も上がるように感じます。

科研費をどのくらい獲得しているか調べる
 研究資金というのは研究室運営に欠かせないもので、研究資金が多いほど出来る研究の幅が広がるわけです。科研費はホームページに載っていないことが多いですが、ググればすぐに出てきます。
 科研費が何年ももらえていない年はないか、獲得している金額等、その他にも研究課題などがそのページ載っているので見ておいて損はないでしょう

博士課程進学者がいるか
 博士課程に進学しようと考えている方は、これも見ておいたほうが良いと思います。理系でも、修士の学生はたくさんいるが、博士学生は居ないという研究室もあります。


これくらいでしょうか、また、個人で「これは大切だ!」と考えることがあれば調べるべきだと思います。研究室のHPは先程も言ったように、入り口でしかありません。さらにその研究室のことが知りたければ、研究室訪問をしましょう(研究室訪問については、また今度記事にしようと思います!)


研究室が所属している専攻の入試情報を把握しておく


 ここでの入試情報というのは、各大学院で公開されいる募集要項や過去の入試結果などのことを指します。大体行きたい研究室が決まったら、合わせて入試情報も見ておきましょう。研究室を調べ始める1〜2月あたりでは、あなたが受ける年の募集要項などは公開されていませんが、去年のものを見ておけばOKです


試験科目
 多くの場合、大学院入試は 英語/専門科目/面接 で構成されています。募集要項にはそれぞれの点数配分が記載されていて、どの科目を重要視しているかなどがわかります。
 特に英語は 注意が必要で大体が

①試験当日に会場に行き専門科目と同時に試験を受けるもの
②事前に外部試験(TOEFL,TOEIC等)を受け、スコアを提出するもの
③①でも②でも選べるもの 

の3パターンに分かれます。
 ②の場合には出願と同時にスコアシートを提出する場合が多いので、それより前に英語の勉強を終わらせ、日程に余裕をもって試験を受ける必要がでてきます。募集要項をよく見て理解しておきましょう。
※私が受けた大学院では以前までは英語の試験が③のパターンだったのが、最近②のパターンに変わったということもありました

過去の入試結果
 これは、毎年何人ぐらい受けて何人合格しているか、入試難易度を計るためにも見ておきましょう
 
過去問の有無
 専攻のHPに過去問が掲載されている場合があります。過去問が掲載されていて、それが何十年とあれば良いのですが、場合によっては去年のものだけ、そもそも公開されていないということがあります。そうした時は、研究室訪問の際にもらったり内部生から入手したりする必要があるので、1度確認しておきましょう


これらのことは、研究室を決めるためというより、今後の院試計画を立てるために調べておきましょう。特に試験科目については、自分がこれから勉強すべきことを決定する材料となります

以上、私が情報収集の初めとして行っていたことですが、以前にも書いたように情報収集だけならいつ始めても早すぎるということはありません。院進を決めているなら1年生の頃から調べても構わないです。また、1人で調べるよりも教授や他の院進学者と話をして情報交換を積極的に行いましょう。自分と違う視点を持った方の意見はとても貴重です。

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