#01 モンゴル🇲🇳〜モンゴルの草原で馬に乗りたい！〜

2024年7月15日 21:35

大学の授業で学んでから、どうしても行きたかったモンゴルへ行ってきました✈️
旅の目的は「モンゴルの草原で馬に乗ること」。
乗馬経験も大してなく、モンゴルマニアでもないけど、どうしようもない衝動に駆られて気づいたら出国してました🐎

自分の日記のように書くので読みにくいかとは思いますが悪しからず📝

草原での乗馬🏇

宿泊先のゲルから少し行ったところに、馬が待機してくれてて、大した説明もなく、いきなり馬に乗せられてびっくり👀

手綱を引いてくれる人もおらず、ガイドさんも馬に乗った状態で先導してくれる感じ。
焦っているのは私だけで馬は自然に前の馬について行ってくれた笑

少し慣れてきて周りを見渡すと…
どこを見ても草原！！素敵すぎる✨
建物がないから、日陰になっているのは雲の下のみ☁️
途中で羊が横断したり、牧羊犬に吠えられたり🐶

見るもの、聞くもの、全てが新鮮で瞬きするのが勿体無いくらい。

2時間すると目的地のチンギスハーン像に到着。
これが、もうほんっとに大きい！
銀色の像で、チンギスハーンが馬に乗っている、この像だけが、草原に建っている姿はとってもかっこよかった✨
この地をみんな馬で駆けていたと思うとエモすぎる。

チンギスハーン像を眺めながら、持ってきたリクライニングチェアに座ってお弁当を食べて。

後述するジョークボーイも「あと5分だけ」と結局30分程みんなでひっくり返って昼寝をしたのも気持ちよかった☘️
※でもお尻が痛くなり始めたのもこの頃、、笑

行きは、馬もゆっくり歩いたり、早足になったりという感じだったのに、帰りは少し走るようガイドさんが馬に指示し、あの夢にまで見た「パカラッパカラッ」という音が自分の乗っている馬からした時は、感動しかない、！🥺

ゲルにつくと虹🌈が2つも！！
草原でみる虹は、虹の根元までしっかり見えた👀

旅先での出会い

旅先での出会いは一期一会🍓
今回は、出会いも旅の醍醐味だなぁと強く感じた。
ゲルで出会った観光客の方と、ガイドの方、どちらも素敵な出会いに恵まれた。

ゲルには毎日色んな方がやってくる。

友達と来る人、カップル、新婚の方、一人旅、会社の仲間と来られる人、乗馬ガチ勢のおじさま、おばさま…etc.

滞在期間も様々なため、毎日食卓を囲む顔ぶれが変わるのも面白い。

会社の仲間と来られた方は、ゲルに置いてあったモンゴルの衣装を見に纏い、ナーダムをするんだ、と弓矢🏹に夢中。

※ ナーダム
年に一度のモンゴルのお祭りで、滞在期間はちょうど開催期間中だった。馬・弓・モンゴル相撲の3つの競技を行う。

新婚のご夫婦は、虫が嫌いと言いながら、蚊帳を持ってきたんです、とキャッキャして、

「乗馬初めてなんですけど、イメトレしてきました！」

とのこと。ん？？イメトレ？

詳しく聞いてみると、ご夫婦で馬役と人役に分かれて、馬役は四つん這いになって人役を背中に乗せ、歩いたり走ってみたりしたらしい笑

馬の気持ちも分かるようでおすすめだそう。

なんて可愛いくて面白い素敵なご夫婦なんだ！と彼らのことを誠に勝手ながら「おもしろ夫婦」と命名させてもらった。

ゲルから離れて、テント泊に行ったようで、きちんと会話できたのはこれが最後だったが、虫は大丈夫だったか、イメトレ通りだったか、おもしろ夫婦にぜひ聞いてみたかった。

乗馬ガチ勢のおじさま、おばさま方は、乗馬トークに花を咲かせていた。
ちなみに、おじさま方は前に別のモンゴル乗馬ツアーで出会った時に意気投合し、現地集合で来たそうだ。

乗馬歴の長い彼らのお話は、
一度退職して、1ヶ月間チュニジアで乗馬した話
どこの馬具がいいか
どこの馬が安く買えるか
落馬が原因でこの指が曲がった、、

どの話も聞いたことがなく、とても興味深かった。

中でも印象的だったのは、おじさまが「子どものガイドはダメだ〜」と仰っていたこと。

別のツアーに参加した時にスタッフがいないため、子どものガイドをあてがわれたらしい。

子どもは、ナーダムで走るように全速力で走ってしまうからと。
※ナーダムでは、ものすごい速度で走るため、大人のように重い体では乗れず、10歳(?)くらいまでの子どもだけが乗れる

馬は性質上、一頭が走り出すと他の馬も速い馬に合わせて、速度を上げてしまうらしい。

そのため、子どものガイドがすごい速さで馬を走らせると、おじ様が乗っていた馬も爆速で駆け始め、とても怖かったようだ。

こんな話を夜ご飯が終わっても1時間近くしていると、綺麗な夕日が見え始めた🌇

出会ったばかりの人で、名前も、職業も、住んでいるところも知らない。

だけど一緒に話していて心地がいいし、こんなに綺麗な夕日を一緒に見て感動をシェアできること。

本当に幸せで素敵な経験だった。

ガイドの方との会話も、これに劣らず面白かった。

私たちの乗馬ガイドをしてくれたガイドの男性のプロフィールは以下の通り。

命名：ジョークボーイ
生まれ：遊牧民の子どもとして生まれる
生年月日：自称2000/10/22生まれ
現住所：ウランバートル市内
職歴：去年頃まで日本で不動産業など。VIVANTでスタッフさん同士の通訳も務めた。
乗馬歴：5歳から裸馬を乗り回していた
特徴：乗馬方法は教えてもらったことがないため、乗馬方法は教えられないそう笑
落ち込んでいること：日本で買ってきたドライヤーの電圧を考えずに接続し、帰国してすぐダメにしてしまったこと

モンゴルには多いが、彼も例外なく日本人のような顔立ちで、かなりラフな格好をしていた。

やる気があるんだかないんだかわからないような雰囲気で(あとでキャラだと判明する笑)正直ちょっとだけ心配だった笑

乗馬でゲルからチンギスハーンの像に到着すると、人が多くて、なかなかチケットが買えなかった。

彼の体調が悪そうに見えたので、大丈夫ですか？と聞くと

「大丈夫だけど人が多くて人に酔ってきた。草原にはこんなに人いないから」

と。いやいや、去年まで東京で働いてた時、電車どうしてたんよ！とツッコミたくなってしまったが、これも遊牧民あるあるなのかもしれない笑

遊牧民あるあるでもう1つ。
日本で働いていた時も同じ場所で働くことが嫌になり(職場を変える、という意味ではなく居住地)、日本各地を点々としていたそうだ。

「遊牧民DNA🧬かな」

と笑って話していたのが印象的だった。

彼は冗談が好きで、どこまでが嘘で本当かわからない。

「モンゴルの帽子はなんで先が尖ってるんですか？」と聞くと

「山だから…………知らんけど」と笑

ほかにも、もう1人のガイドさんが馬に足を踏まれた時に、

「1tくらいあるから痛いんだよ」

と言っており、本気で信じていたが、前述したおじさま達にこの話をすると、

「ここの馬はあっても4〜500kgだよ」と言われ、ハメられたことに気づいた笑

また、このジョークボーイに年齢を聞かれて、答えると、「タメだよ！」と言われたが、彼にはこれまでの前科があるし、起業しようとしているという話もあったので、

「また冗談でしょ！もうちょっと上な気がする！」

というと、「ガチだって！」と言われてなんだか失礼なことをした気分に…笑

これって私がいけないの？笑

これについては、結局わからなかったので自称タメ、ということで落ち着かせておくことにした🍵

でもいずれにせよ、海外で働いたり、起業したり、私より人生経験豊かで人としての成熟度は年上だと思っている。(し、ちょっとまだ疑ってる😏)

ゲルに着く頃には、すっかり体の節々が筋肉痛になってしまった。

すると彼が、

「冷たい水でシャワーすると筋肉痛にならないよ。あったかいシャワーをするから痛くなるんだよ」

と教えてくれて、これも素直に信じていたが、ここまで書いていると、これもきっと冗談だろうと。学術論文を見つけるまで信じないぞ、と思っている笑
(追記：軽く調べてみると、そういう説もありそう！？🫢)

突然ゲルに現れた別のガイドの男性との会話も楽しかった。

命名：シティボーイ
生まれ：ウランバートル市内
現住所：ウランバートル市内
職歴：2024年GWまで日本で機械整備など
　　　ガイドの仕事は2ヶ月目
乗馬歴：4ヶ月
特徴：都会っ子。管理している130頭の馬のシフトを考えることに日々頭を悩ませている。

彼はウランバートル育ちの都会っ子だから、シティボーイと命名させてもらう。

シティボーイはジョークボーイと違い、遊牧生活をしていたわけではない。

そのため、遊牧民の生活について聞くと

「え〜、お風呂ないし、Wi-Fi遅いし、毎日動物の世話するの、あんまり好きじゃないー」

といった具合。

遊牧民の子どもとして生まれても彼のように考える人も多く、遊牧民は年々減って今では人口の3分の1にまで減ってしまったそうだ。

近代化の波と伝統的生活の狭間で、遊牧民の生活もいつまで残るかわからない。
文化は変わり続けるものだから、いつかは観光だけのものと化してしまうのかなと考えると、自分勝手だが少し悲しくなった。

シティボーイは流暢な日本語を活かして、働きたいと思い、モンゴルに帰国してから、今の乗馬ツアーガイドになろうと決めたそう🐎

あくまでも日本語を使って働くということが彼の目的であり、馬には乗ったことがなかったため、働くと決めた4月から超特急で乗馬スキルをマスターしたようだ。

運動神経の良さに脱帽、、！
それに4月から始めて、もう自分のところの馬はすぐに見分けがつくようになったらしく、人間のように顔が全く違うと言うから、驚きだ。

最後にシティボーイの謎が1つだけ。

夜12時頃。
ゲルの外は静まり返り、馬がゲルのすぐそばまでやってくる。

空にはあたり一面の星空。
天然のプラネタリウム🪐
天の川も見ることができた。

馬に蹴られないよう注意を払いながら、空を見てお散歩していると、遠くからシティボーイの声が。

真夜中に電話？？

明らかにシティボーイだったと思うが、暗くてよく見えず、大きな犬のような生き物も近くを走っていたので、近づけず。

シティボーイの謎は、解くことができなかった笑

モンゴルで感じたこと🇲🇳

空港に着いて1番に感じたことは、どんなに先を見ても、草原しかないこと。

こんなに先まで見通せるのが不思議で、違う天体にでも降り立ったかのような気分だった。

それでいて寂しい雰囲気は全くない。

7月の日没は21時半頃。22時前になってもまだ少し明るく、子ども達も外で遊んでいた。
日の出は5時前。とても夜が短い。

ゲルの戸を開けると🚪青空と緑が見えたり、一面に霧が出ていたり、真っ暗な中で満天の星が見えたり。
ハウルの動く城で、出る場所を切り替えられる戸があるように、開ける時間によって、まるで場所が変わったかのよう。

ウランバートル市内と、ゲルのある草原地帯とでは全く様子が異なっていて、ウランバートルに行くと、もう日本に帰国してしまったかのような気持ちになった。

中国とロシアという大国に挟まれながらも、地形故か、のびのびとした自由な雰囲気さえ感じた。

あくまで、数日間滞在した旅行客から見たモンゴルの姿だが、これもモンゴルの一側面であることは間違いなく、既に新たな一面を見るために、またモンゴルに行きたくてならない。

さぁ、仕事頑張ろ！！

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