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驚異の日刊学級通信

小学校時代、豊後高田市在住のYという男性教諭が4年生からの3年間、担任だった。

このY先生、学級通信を発行していたのだが、週一とか月一でなく、毎日という驚異の頻度だった。

それも、ワープロでなく、すべて手書きレタリングによるものだった。

B4用紙の片面に万年筆やフェルトペンでびっしりと埋め尽くす。社会人になった今から思えばかなりの作業だったろうことが想像できる。

記事の内容といえば学校行事のお知らせ、明日の持ち物備忘録、身体測定結果などなど。

中には学校で起きたミニ事件簿や、子どもの成長を垣間見るような出来事を記事にしたものもあった。

インフルエンザの罹患者が増えて学級閉鎖になっても、学級通信は毎日発行され、10数人の同級生宅には兄弟などを通じて届けられた。

学校に通わなくても学校の様子や先生からの励ましのメッセージも届いた。子どもながらにそれはそれは待ち遠しい媒体だった。

そんな先生だからローカルテレビにも出演していた。いまでも同窓会には来てくれている。

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