![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89945750/rectangle_large_type_2_2c6fe7dd787fc56359d100021ff136f4.jpeg?width=1200)
フルレザーに青で!
![](https://assets.st-note.com/img/1666943836143-T0dzYBjWN1.jpg?width=1200)
ブルーをモチーフに
するこちらのGRヤリス。
といってもインテリアのお話で、
実は遠方栃木県よりお越し頂くこちらの
車両のご入庫は、今回が初めてではない。
既に以前よりこちらのオーナーが
挑まれているのは
「ブルーステッチ内装」
という
当然本来のGRヤリスには設定もない、
あくまでも仮想の空間。
まるで実際には存在しない
「特別仕様車」
でも見ているかのような錯覚。
今回はそんな
”ブラック&ブルーステッチ”
の室内空間をさらに進化させたその模様を
ご紹介させて頂きたい。
GRヤリスのインテリア
におけるメインパート
「ダッシュガーニッシュ」
に関連する部分はこれまでの作業で
既に黒革×ブルーステッチ仕様が
完成しており、
先程述べたように
今回は「それをさらに進化させる」というのが
大きな目的だ。
”この車両の内装はブルーステッチだ”
という誰もが疑わぬ認識となるには
様々なパートへの着手が想定される中で
今回オーナーであるK様が狙いを定めたのが
![](https://assets.st-note.com/img/1666944844120-U2Oa6t4Ktd.jpg?width=1200)
こちらの「ドアライニング」。
これはご入庫時の状態だが、
それでも既に前回までのアップデートが
施されており
「インサイドハンドルベゼル」
は既に黒革×ブルーステッチ、
そして
「ウインドウSWベース」
には美しい光沢の綾織リアルカーボン
という出で立ち。
今回はこのライニングを一新で!
![](https://assets.st-note.com/img/1666961836741-439SftV7dz.jpg?width=1200)
オールプラスチックが一転!
”オールレザー仕様”
へと変化したドアライニング。
ドアミラーの付け根付近から始まる
ブルーのステッチライン、
これが一旦下降した後、ぐるりと囲みこむように
ラインを描きながら
最後ドアスピーカーで終焉するというもの。
そしてこのステッチの”ライン取り”には
細かいこだわりが詰まっている。
2ドアのため横長のドアライニングだが、
上の写真で見ていると
(もう少しステッチラインを大きく
取れば良いのではないか?)
と、思われた方も多いと思う。
確かに後端側や下面には”余白”が多く、
もう少し大回りなステッチラインでも
良さそうに思えるのだが・・・
実際にオーナーが最もこのライニングを
眺める時間というのは、
もちろん運転時だという点。
つまり
「ドアは閉まっている」
というところに着眼したもの。
実際、ドアを閉めている状態だと
![](https://assets.st-note.com/img/1666962305255-WNShgJe9ZF.jpg?width=1200)
このような見え方となる!
そう、GRヤリスはそのキャラクター故に
セミバケットな意匠のシートが採用されており、
サイドサポートなどが大型になる。
そのため、ステッチラインを大回りさせると
シートに途切れてしまうのだ。
途中でその事実に気づいたため、
割と中心より小回りな軌道
へと改められた経緯もあったりする。
![](https://assets.st-note.com/img/1666962417897-VEci2ZOmLR.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666962423508-wa6TvoW8Dk.jpg?width=1200)
それにしてもこの雰囲気の変化は
さすがの破壊力!
そしてこの独創的なブルーステッチの
存在感はこの車が”GRヤリス”とは
思えないほど新鮮だ。
今回はオーソドックスに
「黒革スムース」
でまとめて頂いたケース。
だが、そこはレザーEXCLUSIVE。
あらゆる素材での製作も万全で
対応するので、趣向を凝らしたアイデアで
ぜひご相談頂きたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1666962661670-LVYHyaf8l1.jpg?width=1200)
そして今回は更に
このニッチなパートへもロックオン。
いわゆる”下回り”だが
「ダッシュアンダーカバー RH」
を攻略して頂いた。
ご覧頂く通り、ETCや各種ボタン類などが
目白押しでここに革を張る?
できるの・・・?!
と思えてくる配置。
![](https://assets.st-note.com/img/1666962771857-1fhsx8aOTd.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666962778504-ej6q5ugvkR.jpg?width=1200)
ご覧の通り、職人芸が炸裂。
ボタンが集中するパートは
一度”大枠のパネル全体”を切断して分離。
その上で今回ご選択頂いた
Ultrasuedeを張り込んでいく。
ETCホルダー部分も同様で、
これが固定された状態ではさすがに
生地を張り込むことは出来ない。
かろうじて出来るとすれば、
それはETCホルダーに沿って
「キレイに生地をカットする」
くらいだろうか。
だが、そんな事をすれば経年変化には
まず耐えられない・・・
そこで切断分離の職人技。
空洞となった部分に生地を充分に
折り返して張り込む、
その後切断した各部を元通りに塵目を合わせて
復元する(!)
という荒業が随所に盛り込まれたパートだ。
そして室内の”ブルーステッチ仕様”は
まだもうひとつ。
今度はこちらのパート
![](https://assets.st-note.com/img/1666962993258-PoaqGwZ48T.jpg?width=1200)
この「モニターバックパネル」も
今回は大幅変更となった。
奥に見切れるのは黒革とUltrasuedeが
優雅に織り成すメータークラスター、
もちろんブルーステッチ仕様。
前回までのご用命によるものだ。
そんなメータークラスターと並ぶように
配置されるこのパートだが、
室内からは・・・
なかなか見えにくい!というのが
正直なところ(汗)
![](https://assets.st-note.com/img/1666963120768-59LAgLIMul.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666963128249-pz68tICxES.jpg?width=1200)
こちらも同じくUltrasuedeが先端に入り、
メインパートをしっとりとした風合いの
ブラックレザーが支配するこの意匠。
そして、スエードのエリアと
レザーのエリアそれぞれにブルーステッチ
というこの仕様となった。
ちなみに今回の仕様は「JBL専用」のもの、
部品が異なるのでご注意を。
そんなモニターに関連して
今度は室内側へと戻る。
長微細なディティールながら
これが隠れた人気アイテム(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1666963273003-p8xilhD73d.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666963279718-TccUsnumvQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666963284193-5dE5j3uscB.jpg?width=1200)
ご入庫時から変更後、そして点灯まで。
「ピアノブラック ハザードSW」
も今回同時に採用。
ディスプレイオーディオの周囲は
映り込みアピールするグロス素材だが、
その中央に配されるハザードボタンは
何故か素地のまま・・・。
ハリアーやカローラCROSSなどは
当初からピアノブラック基調なのだが、
なにしろGRヤリス。その起源は世界戦略車(汗)
夜間のポジション点灯と連動して
赤い三角形は透過照明として機能するもの、
このあたりも”純正然”を
満喫して頂きたいところ。
そんなモニター付近から少し視線を下げる。
今度はこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1666963461797-y89RDFlc9J.jpg?width=1200)
”シフトセクション”
にも手を加えて頂いた今回なのだが、
まずはシフトノブの「パターン」に
ご注目頂きたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1666963501651-gdFDMCt8nJ.jpg?width=1200)
この変化!
”ブルーステッチ”で統一されていく
室内にあって、ここへあえてビビットな黄色。
これがまさしく”遊びゴコロ”そのもので、
この上ない外しの感じが最高に良い。
そんなシフトノブの更に下では
![](https://assets.st-note.com/img/1666963595356-oXnhpIA2OJ.jpg?width=1200)
ここはもう「マストだ!」と
声を大にして言いたいところなのだが
Ultrasuede素材でスポーティテイストを
強調した
「シフトブーツ ブルーステッチ仕様」
もワンオフ製作させて頂いた。
シフトブーツはとても小さい範囲に
”四方向からダブルステッチ”
が集中するもの。
ここにコンセプト色であるカラーを
持ち込むことはとても効果的!
ご覧頂く通り、4×2の合計8本の
ブルーステッチラインが集中した
完全オリジナルのシフトブーツとなった。
シフトブーツがそうなった、
となれば「ブーツ」はもうひとつ。
![](https://assets.st-note.com/img/1666963748804-naP5NubdyV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666963753348-TalCeLRLM6.jpg?width=1200)
シフトとお揃いの素材でUltrasuede。
ここにも当然ブルーステッチ。
今回は本当にドアライニングを筆頭にして
無数のブルーを配置して頂いた。
前回のインストールでもその光景は
とても斬新だったのだけど、
今回でその「方向性」は確固たるものと
なった感がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1666963829179-wkPb2AsKQZ.jpg?width=1200)
この先は「サイドブレーキレバー」
などにもブルーが採用されていけば・・・
と、オーナーではなくても
その先に思いを馳せてしまうような
そんな夢のある室内となった。
ここまででも大物を含み
相当数のプロダクトを採用頂いた
K様GRヤリスだが、
ステージはさらにエクステリアへ!
この日は満を持しての
「エンブレムデアソベ」
を実践して頂ける事となった。
まずは
![](https://assets.st-note.com/img/1666964087727-dBRmixtsyQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666964094102-oQeTkDKrW5.jpg?width=1200)
陽射しの関係でややわかりにくいが
「フロントトヨタマーク」
は今回TSS仕様でブラックオニキスへ。
![](https://assets.st-note.com/img/1666964188423-STKP0Ba8M3.jpg?width=1200)
そしてこちらは大変珍しいケースとなったが
「フロントGRプレート」
にもブラックオニキスを採用して頂いた。
これまでには”GR SPORT”向けに
こうしたソリッドカラー仕様のものを
ご紹介していたのだが、今回はそれを
真のGRプレートで実践した例。
![](https://assets.st-note.com/img/1666964256416-0RDOYlyXzS.jpg?width=1200)
その上で、2ヶ所を交換した後の
フロントビューがこの姿!
ちなみにこのGRプレートは
![](https://assets.st-note.com/img/1666964319598-gAOEgWJICo.jpg?width=1200)
トヨタマークと同じく
全部で5色のカラーから選択可能となっているので
トヨタマークとのコーデなどにも
ぜひ採用して頂きたい。
そんなGRプレートはサイドでも、
![](https://assets.st-note.com/img/1666964367012-BEznqFSqDz.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666964372392-EWsBhkZzLG.jpg?width=1200)
ご覧の通り「ブラックオニキス」で統一。
さらにはフロント、サイドと来て
リヤセクションも
![](https://assets.st-note.com/img/1666964403085-ggM7nFKqba.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666964409285-UrU7b9RBAO.jpg?width=1200)
「リヤトヨタマーク」
をブラックオニキスとしてフロントと連動。
更にその右横にある
![](https://assets.st-note.com/img/1666964450642-QbYCxkq6tF.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666964456249-psPm77gHqm.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666964464442-dmKXHZiCO4.jpg?width=1200)
「リヤGRプレート」
及び
「YARISリヤロゴ」
も合わせて同時にブラックオニキス仕様へ。
まさにエンブレムデアソベ!!
瞬く間に全てのエンブレムを
「ブラックオニキスで統一」
して頂いた、大変ありがたいケースとなった。
そんなこの日のK様の作業、
幕開けは「ドアライニングASSY」という
いわゆる大物で始まった
今回のご紹介だが、
最後も大物で締めて頂く!
GRヤリスでは相当に珍しいと思う
希少なケースとなったのが
![](https://assets.st-note.com/img/1666964682284-VLMMYefhXQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666964695320-qMwzXXvFec.jpg?width=1200)
こちらのおもてなし照明も完備。
「LEDウェルカムドアハンドルユニット」
を採用。
もちろん弊社デモ機にも採用されるこの装備、
なぜか?80ハリアー以上に
GRヤリスの方が感触が良い。
やはり見て頂ける皆様にとって
「GRヤリスは予想外!」
なのかもしれないと。
![](https://assets.st-note.com/img/1666964780810-GRMRXeflAl.jpg?width=1200)
たしかにその走りにイメージや
キャラクターからイメージすると、
こうした”優雅な装備”とは
最も対極にいそうなモデル
というのはわかる気がする。
先日の京都イベント時でも
ハリアーはスルーだが、
86やヤリスの点灯には
「すげぇ!」
のような声が上がっていた。
そんな高級車の代名詞的な
装備もこの日採用して頂き、
多数に及ぶ作業は無事に完了した。
![](https://assets.st-note.com/img/1666964885650-PdxGBttRkP.jpg?width=1200)
多くのプロダクト、
どれが嬉しいとかそういうものではないが
今回についてはやはり
「ブルーステッチチャレンジ」
を果敢に行って頂く
レザーEXCLUSIVEに尽きる気がする。
”この世に存在しないもの”
をいかにも純正でありそうな
仕様と質感でお愉しみ頂けるもの。
ステッチシールや貼り付けカバーではない、
純正部品そのもの
でこの仮想空間を
現実にすることができる!
というのはかなり希少だと思う。
そして今回のK様に感化されるように
弊社のデモ機もいよいよ
”お色直し敢行”
の時期かもしれない、と思った。
インテリアの質感向上、
つまりは
「移動空間の品質向上」
は極めて心を優雅にする。
そして、愛車と過ごす時間の
圧倒的大半は室内なのだ。
ぜひGRヤリスをはじめ、
多くの車種にお乗りのクルマ好きには
”レザーEXCLUSIVE”
この世界観を一度は体感して頂きたい。
END
![](https://assets.st-note.com/img/1666965197638-qXSjqFpzIM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666965203227-U2xpVEtnNW.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666965207922-zTAUYw7zhy.jpg?width=1200)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?