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ヤマケンフォト!2024 SUPER FOMULA Rd.2


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開幕の2位表彰台に


続いて…
とはいっても約2ヶ月ぶりの
第2戦は大分県オートポリスで開催。

なんと言っても
これまでにない好スタートを切った
2024のSFシーズン、

昨年の開幕戦は1コーナーで接触(!)
瞬時のうちにレースが終わったことを思えば
今季は雲泥の差のヤマケン。

過度は期待は良くないが、
この「第2戦」の結果がこの先を
占うような気持ちで観戦していた。



土曜日予選。

Q1を 1’27.729
Aグループ4位でQ2進出。

そのQ2では更にタイムを縮めて
1’27.412となるが総合は9番手。

他車と比較してQ1~Q2への
伸び幅が異なった、
ポールはSFルーキー岩佐選手で
タイムは 1’26.632。

実際想像以上にトップ10の
タイムの開きがあった、
と感じるRd.2の予選だった。



日曜日決勝。

スタートダッシュ成功!
2つポジションを上げた!

かに思えたが、
1台に抜き返されオープニングラップは
1つポジションを上げて8番手。

LAP10に満たない段階で
上位3台が快調に飛ばし、中でもトップの
牧野選手が抜きん出る。

上位3台と4位以下、
のような隊列で周回を重ねていった。


LAP11 ピットインでタイヤ交換、
最低1回の「タイヤ交換義務」がある中で
ピットオープンがLAP10から、
その中では割と序盤に動いた3号車。

ステイアウト組と例によって別れ、
SFの代名詞

”見えない敵と戦う”

展開へと発展。


LAP23 ステイアウト組だった16号車の
アウトラップに遭遇し、これをオーバーテイク。

Rd.2唯一といっていい見せ場だったが
その後タイヤの温まった16号車に対して
逆にタイヤの垂れてきた3号車は再び交わされる。

膠着状態のまま8番手走行の中、
動きがあったのはLAP27。

ステイアウトでピットを終えた36号車に
16号車が接近してバトルへ、
このバトルにより16号車はターン3で
オーバーラン。

この間に3号車が前へ出る形となり
7番手上昇。

そのままレースを終える結果となった。



7位入賞でポイントを獲得。

予選の雰囲気からすれば
好結果ではないかと思う、
終始我慢に徹した走りで
展開的にもあまり恵まれた展開とはならなかった。

終了後のOTS残量がTV画面上で
7割近く残っていたのが印象的で、
これがRd.2の3号車のレース展開を
物語るように思える。

攻める、
守る、

というOTSを駆使した局面への
遭遇率が低かった事が垣間見え、
もしかするとヤマケン
不完全燃焼だったのかもしれない。

だが、
ミスらしいミスは一切なく
クレバーで彼らしい走りだった。



とはいえ、

最終LAPでゴールの際には
前を走る6番手とのタイム差を「約1.2秒」
まで詰めていたのが次に繋がる好材料か。

かろうじてタイヤマネージメントによって
ペースを維持できるものの、
前を伺うだけの戦闘力はない…

そんな感じの走りに見える
展開だったように思う。

本人Radioでも

「遅い、グリップない」

のやりとりがあったように
膠着状態で動きがないように見え、
内心では大苦戦していた中での
周回だったと感じることが出来る。

ただ、

後日、本人のSNSでは

「でも今年は少しイケる雰囲気がある」

と発言していて、
これが過去数年のシーズンでは
考えられなかった内容。

結果には出ていない
なにかの出掛かりのようなものを
掴んでいるのかもしれない。



これで2戦を終えて
獲得ポイントは「19PT」で5位。

今回感動の初優勝を飾った
トップとなる牧野選手が「23PT」で
実に4PT差だ。

これも昨年の2023シーズンから思えば
大きく展開が異なっていて、
ヤマケン自身のモチベーションも
全く異なるものだと思われる。

とにかく今季、
なんとか優勝をつかみ取り
何度も繰り返し述べるが

”近藤監督を歓喜の渦へ”

と導いて欲しい。

シーズンを通じて1勝を最低でも
勝ち取ることがチャンピオンシップへ
挑む上で最低項目だと思う、

今シーズンはこの4~5年を振り返っても
そんな風に考えることが出来る
大きなチャンスの風が吹いていると思える、
頑張って欲しいところ。



ところで。

レースとは全く関連なく
場外の話題ではあるが、

久しぶりに(?)
SNSで熱くなったヤマケン。

すっかり大人になった感のある
ヤマケンだが、
かなり以前は目を覆うほどの攻撃的な
発言で頻度良く騒がせていた。

かく言う自分も
それに関しての意見を

”大人として”

本人に述べたことがあるのだが…

もちろんそれを素直に聞くような人物なら、
レースであんな走りはできない。


今回の渦中でも、以前の昔においても
脇阪監督の優しさというのが特に
自分には温かく感じられた。

決して直接的ではないけども、
そんなヤマケンを

「スルーして放っておくわけに行かない」

という心情がその行動に
溢れているように映った。

(ありがたいことだな)

と感じてこの場を使い
それを記述しておきたいと思う。


最もヤマケン本人はどう思っているか?
聞いていないし定かではないが、

数少ない

”少しビビっている存在”

である事は確か。

ヤマケンにとってのそうした存在の一人が
脇阪監督であることは間違いないと(笑)


彼が

「寿一さん」

と発言をする時は
十中八九眉間にシワが寄っているから(笑)



村田エンジニアと

さらに話題は変わって。

SFにおいて、
ただ唯一の所属チームであり
ただ一人「監督」と呼べるのが近藤監督。

そんな近藤監督が今週末の

「スーパー耐久24h」

になんとドライバーとして
エントリーする!

それも急転直下、驚きの

”ルーキーレーシング”

からの参戦となる形。


ヤマケンは近藤監督の本番での走りを
”初めて見る”という事で

「実に楽しみだ」

としている。

ついでなんとも言えない笑みを浮かべて
それへの感想を楽しげに述べていた。


クラスカテゴリーは違うが
本コース上で遭遇することがあるなら、
なにかサインでも交わすのだろうか?

24時間と長いレースだが、
スティントが重なる可能性も低い。

でも、
もしそれが実現するなら
ヤマケンが近藤監督の前を、
あるいは後ろを走行する場面が見てみたい。




●SUPER FOMULA Rd.2オートポリス
 予選 9位
 決勝 7位

 ドライバーズポイント 19(5位)











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