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「赤黒コーデ」の極み。
![](https://assets.st-note.com/img/1665048068219-MUYSBIhPfC.jpg?width=1200)
再びご登場
頂きましたこの機体。
陽射しを受けて燦然と輝く
”エモーショナルレッドⅡ”
のC-HR後期モデル。
実際のところは
本当に多数に渡り弊社へのご入庫を頂く
こちらのオーナーM様。
じゃあなぜ「再び」か?
それが前回、
秀逸のマッチングを魅せた
”レザーEXCLUSIVE”
着手の続きとなる作業
を今回実施するためだから。
M様C-HRといえば
「LEXUSフレアレッド×Ultrasuede」
でコーデするインテリアが代名詞で、
前回はなんと!
”ドアライニングセクション”
にまで着手して頂いた。
今回はそんな抜群のマッチングを魅せる
「赤い革と黒いスエード」
が織り成すインテリアの
最新アップデート実施の日!
本当に楽しみだった。
というわけで
早速ご紹介していこう!
![](https://assets.st-note.com/img/1665048387688-9Y7ji8LaME.jpg?width=1200)
まず最初
画像の隅に見切れているのが
”ドアショルダーUPR”
のパート。
天面にはフレアレッド革で
側面にはUltrasuede BK3。
さらに、赤いエリアに黒いステッチ。
黒いエリアにはその逆、赤いステッチを・・・
という遊び心も満載の仕様。
そんな法則を以って
今回着手頂いたのが
まさにC-HR室内のメインパート!
![](https://assets.st-note.com/img/1665048498979-LUuFbrQuFs.jpg?width=1200)
こちらが今回新たに採用された
「ダッシュアンダーカバー」
装着後の姿。
前回までの”法則”に従って
今回も専用でご用意をさせて頂いたモノ。
アンダーカバーを横一線に分ける。
上段へ「LEXUSフレアレッド革」
下段に「Ultrasuede BK3」
のコンビネーションは揺るぎなく。
![](https://assets.st-note.com/img/1665048879655-KbQC9Lpm4Q.jpg?width=1200)
そしてステッチワークも同様。
まず、総じてこの意匠は
「ダブルステッチ」
となっており、
”ダブルステッチ用ミシン”
を用いて縫製されるが
黒のボビンと赤のボビンが
仲睦まじく並んでセットされる。
つまり、工房では
”ミシンも一定時間は占拠”
となるオーダーメイド品だと
付け加えたい。
「我々の手間と大変さ」
などを知って欲しいわけじゃない!
「そんな融通すら楽しんで利く」
という点に
我々の存在を”頼もしい”と
お感じ頂けたらとても嬉しい。
そんな特殊ダブルステッチの工程も踏み、
”ハードプラスチックの真骨頂”
だった純正時。
![](https://assets.st-note.com/img/1665049251475-NX0HA5Ekhm.jpg?width=1200)
改めて目に焼き付けて頂きたい
この状況。
「華があるか?」
と、問われるならば
例え相手が忖度を重んじるべき
相手であっても、こればかりは
「ない」
と即答する。
![](https://assets.st-note.com/img/1665049384069-xEcXnetTRh.jpg?width=1200)
「では、これならどうか?」
相手の回答を待つまでもなく、
この光景を魅せられたお相手の
「表情を見れば答えは出ている」
と思う。
それほどまでに”一新”された
この室内空間だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1665049546594-jPc0PgLRkX.jpg?width=1200)
「赤と黒」
誰がどの角度から見ても
そう答えるであろうこの意匠。
”赤が多すぎないだろうか?”
”見切りが上、
あるいは下過ぎないだろうか?”
と、何度もイメージしていく。
現実には存在しないモノ。
それを生み出すための大きなリスク。
装着完了後、それら出来事を
乗り越えて華開いた瞬間。
![](https://assets.st-note.com/img/1665049715300-ujU0Ngzrgg.jpg?width=1200)
さらに逆サイドへ。
メーターセクションを挟んで
対抗の位置にあるのが
”スタートボタンカバー”
これも同じくプラスチック満開。
先ほどの助手席パートで作った意匠、
これを運転席側で展開するのだが・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1665049847999-KHc45Flmsv.jpg?width=1200)
緩やかなアーチを描きながら
進行するこの区分け。
恐ろしく優雅。
素材配置、ステッチなど
全ての仕様は「法則」に沿ったもの。
”赤と黒”
迷いなくそう出てくる印象。
写真だけを見れば
「サイドレジスター」や
「スタートボタンリング」の
存在感を何事もなく見過ごすところだが・・・
これが
”当たり前に収まる”
ことが重要であり、
美観を堅持する見えない作業。
![](https://assets.st-note.com/img/1665050210966-tq8HiYyd2z.jpg?width=1200)
そして、もうひとつこの機会に
触れておきたいのが
”Ultrasuedeエリアにあるスイッチホール”
をご覧頂きたい。
これもあえて触れなければ
何の感想を抱くこともなく終わるところだが・・・
素材を張り込む上で、この写真のような
仕上がりは
”本来物理的に不可能”
な事をご理解頂けるだろうか?
強引にやるとするならば、
スイッチベゼルの部分で最新の注意をしつつ
「慎重に生地を切るか?」
だが、
そんな事をすれば季節をひとつ超える頃には
ペロンと剥がれてくるだろう。
これこそが提唱する
「純正よりも純正」
たる所以。
もしかしたらオーナーでさえ
”知らなくても良いこと”
なのかもしれないが・・・。
![](https://assets.st-note.com/img/1665050521520-X7RvsboHXy.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665050531279-9JmxHAWjpy.jpg?width=1200)
こちらも前回までの続きとなるが
ドアショルダー完成後、
ほどなくして
「この部分がすごく気になる!」
と、
ベンチレーションウインドウ部分のカバーが
”プラスチック剥き出し”
である事への違和感をご相談頂き、
早速部品を取り外してお預かり。
![](https://assets.st-note.com/img/1665050690374-zpN31yWLFo.jpg?width=1200)
これをいわゆる”丸張り”で
仕上げさせて頂き、
”まるでドアショルダーの一部”
となるかのように仕上げられ
M様もこれでひと安心。
やはり日常愛車として使用する
”オーナーの目線”
にはかなわないと実感した次第。
そんな事も経て
今回の
「インテリアアップデート」
は目論見通り、
大変お喜び頂ける形にて終了した。
![](https://assets.st-note.com/img/1665050901532-exiH7Pzex2.jpg?width=1200)
そのままステージは移り
エクステリアへ、
なかなか例を見ない希少なご依頼を
この日実行させて頂く事に。
それがご覧の通りドアミラー。
80系ハリアーなどでは高い頻度で
このモディファイをご覧頂いてきたが、
弊社でもC-HRでの実行は2例目だ。
ここが黒の素地で、ここは赤なんだけど・・・
こっちもまた黒の素地で~
という感じ。
純正のドアミラー。
早い話がドアミラー自体は無塗装で、
目に付きやすい”カバー部だけ”が
ボディ色なのだと言えばスッキリするもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1665051116574-OUYeVHkKpA.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665051134504-urkEawKZqc.jpg?width=1200)
そんな説明が難しいドアミラーを
ご覧の通り
一刀両断!
の構え。
これがC-HRの”3U5外板”で実践した
「カラードドアミラーASSY」
の装着後。
そしてこのミラー、
単に”赤くなった”だけじゃないのである。
再三申し上げる通り、
M様のコンセプトは「赤と黒」
それを再現するために今回実践したのが
![](https://assets.st-note.com/img/1665051350849-bHsKeWw9AR.jpg?width=1200)
ドアミラーASSYに内蔵される
メッキのガーニッシュ。
これを
”エンブレムデアソベ”
で皆様にはおなじみの
「ブラックオニキス」
で加飾させて頂いた。
そして、そんなガーニッシュの先端に
とても小型なサイドターンランプ。
これも同時に
「ブラックオニキスレンズ」
へと変更。
もはやこのレベル、
お見逸れいりました・・・
と
しか言いようのない徹底ぶり。
![](https://assets.st-note.com/img/1665051517270-PvgxP5GU0r.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665051523515-OpX4t2RWOs.jpg?width=1200)
そしてエクステリアでは
まだその手を緩めることはなく。
徹底的に
「赤と黒」
を実現すべくご用命を頂いたのが、
なんと
「後期専用バックランプユニット」
がまずひとつ。
![](https://assets.st-note.com/img/1665051651286-i7LchozFQa.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665051703617-H3mWh6BHjB.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665051711890-iLofHOtvRx.jpg?width=1200)
更に同じくリヤセクション。
バックランプと並びもうひとつ
”クリアなパート”
が残るC-HR。
テール以外に”レンズ”と言えば・・・
そう
「ハイマウントランプ」
にも手を加えて頂いた。
![](https://assets.st-note.com/img/1665051826778-RqtbOjIvjQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665051833472-e1TuW2h0wq.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665051840658-xreSg7nLjN.jpg?width=1200)
これほどまでに
「徹底して」
各部をリファインされるケースは
本当に希少な例。
M様には敬意を表すとともに
深くお礼を申し上げたい。
先だっての
”ドアショルダーUPR”
や
”ドアアームレスト”
もそうだったのだが、
今回のインテリア。
ご相談を頂き、フリーハンドで
画を描いている段階で既に心はワクワクしていた。
ご用意をする自分の方がこのワクワク、
オーナーにしてみれば
その何倍もワクワクしたことと思う。
いや・・・
もしかしたらドキドキかも。
それと今回の作業中、
オーナーであるM様が
”決死の我慢!”
で作業スペースを見に行かず
お二階で過ごされていたのを良いことに
何度となく(笑)
”途中経過と感想”
をお伝えしてしまった事を
今にして思えばお詫びしないと
いけないかもしれない・・・。
ただ。
都合の良い解釈をさせて頂けば、
最後、完成状態とご対面した
あのお歓びの光景!
もうそんな”途中経過”の一件など
遥か彼方に消え去っているだろう(笑)
お客様に感謝。
職人に感謝。
”人が歓びを溢れ出させる姿”
は
本当に最高だ。
END
![](https://assets.st-note.com/img/1665052371392-CJ9StHRP6O.jpg?width=1200)
本当にいつもありがとうございます!
![](https://assets.st-note.com/img/1665052461841-tyrQx9bCcT.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665052467631-5fmykEMIl0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1665052473077-GBECTtE41g.jpg?width=1200)
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