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ダンディ極まるGR86を。
![](https://assets.st-note.com/img/1664584124223-P45reJbcbq.jpg?width=800)
「86とダンディ」
とは
瞬時に感じる対極のイメージ。
生粋のライトウエイトスポーツモデル、
FRで非日常的な世界。
そういうモデルに「ダンディさ」という
テイストを盛り込むことが
成立するのだろうか?
または
そんなテイストを望むケースがあるのか?
というのが「GR86」の仕立て方に
対しては”一般的”なのだろうと思う。
だが、
そんな「GR86」を少し視点を変えて
”パーソナルクーペ”
という視点から掘り下げる人が
少なからずいる。
CクラスやEクラスのクーペ。
BMW 4クーペやAUDI A5・・・
などの。
かくいう弊社も実は
”初代ZN6型”以降、
一貫して86へ注入するのは
こうしたパーソナルクーペとしての
立ち位置を模索し、ご提案するもの。
今回ご紹介させて頂くオーナー様は
そんな”コンセプト”に
多大なるご賛同を
頂き続けるオーナーの中のお一人。
横浜市よりお越しのA様。
ZN6型を前期~後期とお乗り継ぎ、
そして今「GR86」に至るオーナー様。
光栄なことに我々は
その全ての86の仕立てに
関わらせて頂き続ける。
ATを元に俊敏な味付けで躾けられた
パドルを操りながら
この”軽量FR”を満喫するオーナー様。
「Ultrasuedeと黒革」
を蓄積された経験値の元、
”純正然”に使い分ける
その珠玉のインテリア。
早速今回の「進化」をご紹介していこう。
![](https://assets.st-note.com/img/1664584770924-TDXa1VZh8k.jpg?width=800)
既に助手席の視界には
スポーツカーを堪能する上で
”世界のクルマヲタが認証する”
”Ultrasuede BK3”
をダッシュガーニッシュに採用する室内。
ノーマルのGR86とは
この時点で大きく一線を画す
室内空間
・・・なのだが。
今回は写真に写る
「グローブボックス」
とその周囲のハードプラをアップグレード。
![](https://assets.st-note.com/img/1664585021364-ZeUlY6E2K8.jpg?width=800)
この変化に。
Ultrasuedeの、
あの独特な起毛素材で
完全網羅されたゲストスペース。
今回A様が最初に着手されたのは
「グローブボックスASSY」
というエクストラパート。
”ASSY”とするのは、
実はこのパート。
”グローブボックス”を加飾するだけでは
このようにはならない。
ボックスの「両サイド」を形成しているのが
”フレーム”
となり別部品。
今回はそれも含めて全周囲を網羅、
故に「ASSY」。
![](https://assets.st-note.com/img/1664585275511-ILRAlqcqkp.jpg?width=800)
大きなトピックスとしては
今回初めて職人との協議のもとで挑んだ
「シングルステッチ採用意匠」
に成功したこと。
いわゆる空《カラ》ステッチではない。
そこが大きな拡張子となるポイント。
今回はA様の以降で
「Utrasuede×グレーステッチ」
となったが、
この裁断技術を克服することで
今後は未知なる
”外にスエード、中心にレザー”
などの
「ワガママ」にも対応できるものだ。
ご提案する側として
この習得は相当大きなポイントでもある。
そんな意匠を初採用♪
![](https://assets.st-note.com/img/1664585572372-Jfev0XvuCA.jpg?width=800)
更に「操作レバー」にご注目。
これは
「金属調加飾」
での一例。
レバーは操作の関係や
”経年の上での安全確保”
のため
生地の張り込みを回避して頂くものだが、
そのまま純正状態・・・
では
面白くないだろう!
とするA様のチャレンジスピリット。
![](https://assets.st-note.com/img/1664585708616-3l4YobsYeb.jpg?width=800)
そんなやり取りを経て
”ダッシュガーニッシュLH LWR”
から展開されるこの
助手席アンダーセクション
には今回も脱帽。
ご存知、弊社のデモ機はこのパートを
”純正近似赤革”
で固めているのだが、
ある種「鮮烈な色調で」インパクトを
引っ張っている感もある。
だが今回は
「黒一色」
なのだ。
しかもスエードの起毛素材。
これが”上級者”じゃないのなら
一体誰が上級者なんだ?
と感服させて頂いた次第。
![](https://assets.st-note.com/img/1664585891423-5XNCPZtDCw.jpg?width=800)
そして
次に着眼して頂いたパート。
これもまたスゴイ・・・。
ご覧頂くのは「ご入庫時」の状態。
艶やかなピアノ光沢の
”ステアリングSW ASSY”
の他、
なによりもスエード素材で奢られる
ステアリングに視線が集まるが・・・
「その奥」
をご注視頂きたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1664586025416-3hE5LgoPkq.jpg?width=800)
”艶やかな~”と形容した
ステアリングスイッチのすぐ奥。
更にはエアバッグパッドの奥。
さらにボイス用マイクが備わる
そのまた奥・・・
”全てがハードプラ”だった操作系を
Ultrasuede BK3が完全支配
する事となったコクピット。
一体どこをどう変えたのか?
と
有識者なら思う所かもしれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1664586448294-nRxvHMpWeu.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1664586486027-tbEaKODTDZ.jpg?width=800)
ひとつはこの場所に着手。
上段左右、ピアノフィニッシュの
スイッチパネル奥に見えていたのがこれ。
「ステアリング バックカバー」
という、これまた
エクステリアパートとなる場所への
Ultrasuede BK3採用。
![](https://assets.st-note.com/img/1664593544389-44XSWQWYPC.jpg?width=800)
そのままバックカバーと連続して
今回採用頂いたのが
「ステアリングコラムカバー」
上下2PCもこの通りの仕様に。
ナビ関連の”マイク”は
Ultrasuede上にも固定ができるのか?
若干の不安もあったものの
なんとか問題なく設置。
![](https://assets.st-note.com/img/1664593682414-eGAslDe3vo.jpg?width=800)
これによって、前回までに
インストールが完了していた
”ダッシュガーニッシュRH”
と共に
今度は運転席下、アンダーパートでも
ご覧のような
”究極形態”
を実現することに。
・・・究極形態と言えば
こちらの存在も忘れてならない
![](https://assets.st-note.com/img/1664593802094-yenrNCO1s7.jpg?width=800)
「現品加工」によりお預かりをしていた
”ニーエアバッグパッド”
もA様のこだわりによるご用命にて
![](https://assets.st-note.com/img/1664593855242-iyjS1aPlDc.jpg?width=800)
ご覧の通り、これでまさに
「究極形態」
と言えると思う
運転席側のアンダーパートが完成!
ハッキリ言って目につかないような、
どちらかと言えば
脇役的なセクション。
言い換えればこれらのご用命は
「ただならぬこだわり」
と言えるわけで。
かくいう弊社デモ機も
さすがにニーエアバッグパッドを
「赤くする」
に至っていない・・・(汗)
こんなオーナー様に恵まれた
弊社は幸せだなと思う機会だった。
というわけで
前回ご登場時の
”衝撃的な”
変更とは裏腹に
極めてニッチな、
しかし
いかにもうちらしい
ご紹介内容となった今回。
![](https://assets.st-note.com/img/1664594815778-Po7g6SMi6X.jpg?width=800)
A様に改めて
深く感謝を申し上げます!
もうとにかく!
A様の輝いた眼を見るにつれ、
「次はどんなアイデアが飛び出すのか?!」
期待と不安で凝縮され
いつも楽しいひと時をご提供頂いています。
”黒内装ならではの魅せ方”
ひとつの大きなヒントとなると思う。
GR86オーナーも、それ以外の車種も
「黒内装を極める愉しさ」
を垣間見て頂けたら本望です。
END
![](https://assets.st-note.com/img/1664595058333-KFMERJulHW.jpg?width=800)
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