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バックフォグを黒く。


各画像はクリックで高解像度


希少な車両プラド登場


150系のランドクルーザープラドに
ご入庫頂いた。

なんとこのおクルマは特装車で
その名も
”70th Anniversary”
というモデル!

今年2022年は世界に名だたる
”駆け抜ける歓び”
でお馴染み、

バイエルン発「BMW」のM社が
ブランド創設50周年という事で、
そろそろ街なかにおいても

”見たことのない配色のBMWバッヂ”

を見かけるようになってきた。


そんなBMW M社より20年も長い
歴史を持つランドクルーザーはすごい!


そんな記念の特別エンブレムが
Dピラーに配されているというこの一台。

今回はこちらの車両へあまり馴染みのない
ご用命を頂くことができた。



社外「フイルム」を貼ったというご入庫時の状態。


場所はこちらの「バックフォグ」。

・・・と言ってもこれは
完全なる純正ではなく、
市販のフイルムを貼った状態で
スモーク基調になっているもの。

そして今回オーナーであるM様のご要望は
というと・・・

「バックフォグのレンズを黒くしたい」

という内容(?)


「もう黒いですよ??」
というのはシンプルな意見。

ただ、そこの「黒くなる」なり方に
今回オーナーのこだわりがあったのだが。


そして、


周囲を映し込む反射品質に変化がでた交換後のレンズ


こちらが改めて製作品、交換後。

一見すると・・・
正直違いはわからないかも。


ただ、硬質な質感というのか
レンズとしての均一な光沢感は確実に上昇。
そして、メンテフリーで限りなく
この質感が維持されるのも数々の
プロダクトで立証済なことをオーナーはご存知。

今回はこの純正バックフォグを
「ブラックオニキス」
へと改めて換装して頂いた。


映り込みの品質や光沢感が上がったのは
とても好ましいが、
この”限りなく黒く見えるレンズ”というのは
当然本来の用途がある。

そう、点灯して周囲に視認性をもたらす
必要があるのだが
この黒いレンズでそれは大丈夫なのか?

と思った方も多いと思う。


見紛う程の高い透過性能がカラードレンズ最大の特徴だ


こちらも過去に渡り
「カラードテールレンズ」
を始めとするプロダクトが培ってきた
もので、
ご覧のような透過品質を担保する。

この点灯時だけを見せられたら
「純正レンズで光らせているのでは?!」
と疑われそうなほど違和感はない。


もう一度別の角度でもご覧頂こう。


正真正銘の「消灯から点灯」定点画像だ。

ごく最近のプロダクトで言えば
GR86のサイドターンランプなども
この製法。

フィルムの弱点である
季節の寒暖差によるしわ、縮みなどは無縁。
レンズなどを保護するワックス類なども
一部を除きかけて頂ける。

というより、
むしろ「かけて頂くほうがより効果的」
なのがその特徴だ。


2ヶ所の点灯はさすがのクロカン代表モデル!


そもそもバックフォグがある

という時点で国産車では珍しい。
任意のエクストラチャージで装着をすると
いつ使うのか?
と思えるよな1部分が点灯するようなものが
ほとんどだと思うが・・・

大型なフォグ単体のユニットが左右に2つ!

こういう光景を見ると
プラドという車両のキャラがより
思い起こされる。


日本国内の環境でクロカンモデルとは
ファッション要素も高い部分があると思うが、
このプラドの悪路走破性は、広い地球の中では

「命に関わるほど重要な存在」

だったりもするわけで・・・。

本当にトヨタ自動車の意義は大きいと思う。




というわけで今回の作業は
このバックフォグ。

日常の弊社では滅多にお目にかかれない
貴重なデータと画像になった、
オーナーには感謝する次第!


それにしても、
先ほど「命に関わるほど重要な」
という話もしたのだが、
こんなプラドもいずれは
”BEV仕様化”
するのだろうか?

する他ない、
というのが今の時点だけど。 


きっと広大な砂漠を横切って横断、
のような場合

”スペアタイヤ”ならぬ
”スペアバッテリー”
車両の下などに搭載するんだろうか?


なんとなく電動のドリルやチェーンソーは
威力が弱く、
エアやそれこそエンジン付きのチェーンソーが
威力抜群!
のような印象を持っているが・・・

例えば”2t超えの車”がスタックしたものを
クロールして無音のまま脱出できるのだろうか?!


などと、
いかにも否定的な方向から話をすると
内燃機関肯定派丸出し
となるので辞めておこう(笑)




END







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