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2021年、「あなたの勇気、力、経験、あなたの美しさ」を追いかけた(今年の観劇記録)

 何人分、何周分の人生を過ごしたんだろうと感じるくらい、とにかくずっと劇場にいた。役を通じて「他の誰か」になる姿を沢山見た。タカラジェンヌの退団発表から卒業までをリアルタイムで見届ける中で、とにかく「人生」を見せていただいた。タイトルにも引用したけれど、オペラグラスでお目当ての方を追いかけている時、『グランドホテル』の男爵がエリザヴェッタに言うように、「あなたの勇気、力、経験、あなたの美しさ」を観ているんだと思ってる。


 制限が伴う世の中になってから2年目で、今年のGWに再びの公演中止。チケットがただの紙切れになったり、無観客配信に有り難さと切なさを感じたりしつつ、やっぱり“生”(なま)の舞台に勝るものはないんだなと改めて思った。劇場という空間が更に好きになった。
 あっという間に年末になっていました。星組の大千秋楽が終わる頃、私はどうなっているんだろうと思っていたけど、元気です。でもふとした瞬間に気持ちが剥き出しになると容易く決壊することがわかったので(タカニュ大千秋楽の映像がね…予想以上に沁みた…また来年ゆっくり見る…)この思い出は、今はそっと閉じ込めておくことが正解なのかもしれないね。とにかく幸せな1年。何度「幸せ」と口にしたかわからないけれど、きっと未来の私が羨み、この思い出を抱いて生きていきたくなるような1年。もうこんな年は二度と来ないと覚悟してる。実は今年の誕生日、一生大切にできるようなメモリアルジュエリーを買うつもりだったけれど、ロミジュリB日程の円盤が届き、そのまま満たされてしまいました。

 観劇した公演の数々と、印象的だったもの。そしてタイトルの「あなた」に該当する、尊敬してやまない大好きな皆さんについて書き、今年の締めくくりとします。

1.宝塚歌劇

月組『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』2
雪組『f f f -フォルティッシッシモ- ~歓喜に歌え!~』『シルクロード~盗賊と宝石~』2
宙組『アナスタシア』2
月組『ダル・レークの恋』
宙組『ホテル スヴィッツラ ハウス』
星組『ロミオとジュリエット』7
雪組『ヴェネチアの紋章』『ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-』
花組『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』
星組『VERDAD!!』3
星組『マノン』9
月組『桜嵐記』『Dream Chaser』3 + 新人公演1
宙組『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』
星組『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』51
愛月ひかるディナーショー『All for LOVE』5
雪組『CITY HUNTER』『Fire Fever!』

 配信を除いて、合計約90回も宝塚の客席に座ることができた。夏までは感染症の勢いが収まらなかったものの、こんなに宝塚の劇場に居られた年は初めてじゃないかな。思い入れのあるトップスターの退団公演が続き、愛するカンパニーの新人公演も観せていただき、ある日突然タカラジェンヌの沼に堕ち、突然お別れの日が決まり、怒涛だった。でも、ここまで全ての感情を使い尽くし、自分の心と時間をこんなにも捧げた1年、ものすごく充実していた。いつも満たされていた。
 宝塚大劇場で何度も観劇した公演を初めて東京で見た時、舞台と客席の近さに驚いた。「大劇場」なんだなと、東京で実感した。東京に仕事も生活も全て置きざりにして、大劇場に遠征している時が、何よりも楽しかった。
 盛大に偏りすぎているけど(笑)、夢中になった公演について書いたnoteを再掲!

 ほんっとうに全力で追いかけました。

 あと、「何か書きたい…!」って気持ちが沸き上がる時はすぐ書いたほうが良いな…という反省。(実は『柳生忍法帖』で愛さんが演じた芦名銅伯について急に巨大感情が沸き上がった時期にも書いてたんだけど…千秋楽には間に合わず、そのままになってる。)
 興奮をそのまま閉じ込めて、宝石のように後で取り出すことができたなら。「思い出は全てが宝石」って愛さんも歌っていたのでね!

2.宝塚歌劇以外

『パレード』
『the Wonder MIYA COLLECTION』 8
『BARNUM』
『アリージャンス』
『ウェイトレス』
『レ・ミゼラブル』2
『CLUB SEVEN ZERO III』
『GREAT PRETENDER』4
美弥るりかビルボードライブ 2

 『パレード』『BARNUM』『アリージャンス』『ウェイトレス』、振り返って見ると、この4作品の舞台は全てアメリカ。同じ国で、様々な時代に生きる方々の人生を目撃してきた。それにしても、冤罪事件や戦時中の日系人迫害と、決して明るくない自国の文化に焦点を当ててミュージカルを作るブロードウェイってすごいわ…。
 レミゼを2回も観れたことも嬉しかった。カリスマ性半端ないリーダー、相葉裕樹さんのアンジョルラスが忘れられない…好きだった…。クラブセブンの客席に戻ってこれたことも楽しかったな〜!また最新作が上演される際には絶対に行きたいです。
  未だに、というか今後二度と心から離れることがないであろう公演は、1月にプレイハウスで観劇した『パレード』。観劇後はしばらく立ち直れないほどの大ダメージだったけど、心を八つ裂きにされつつもこの公演の一部になれたことは、意味のあることだったと思いたい。裁判のシーンなんて、まるで私達も参加しているかのような臨場感。1幕ラストで死刑を言い渡されて、紙吹雪が大量に降ってくる演出はもうずっとトラウマだし、一生忘れられないと思う。

 『ウェイトレス』、そして美弥るりかさんの舞台については、後ほどたっぷり書きます。

3.番外編(「観劇記録」noteなのに観劇以外のことも書いちゃう)

◆石岡瑛子展

 とにかくかっこよかったなぁ。来年の3月末まで、オンラインでアーカイブが見られるようです。

 プレイハウスで『パレード』を観劇する前に都現美に行ったのでした。ものすごい心を使った1日だった。

◆ディズニー ツイステッドワンダーランド

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 ヴィル様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 SSRの意味を初めて理解し、初めて課金してガチャを回した。沢山教えてくれた友人に感謝です。

 「鏡よ鏡」のフレーズが、ミヤコレのAct 1のテーマが「Mirror」であることに結びついたり、思えば年始から悪役に狂い、年末も悪役を追いかけ燃え尽きる1年だったなぁと思ったり。(カフェブレで「いつも悪役をやる上で…」と語っていた愛月さんを思い浮かべてしまう)

◆大豆田とわ子と三人の元夫

 家にいて、宝塚以外の何かが欲しい時、常に録画を再生していた。とわ子のファッションが好きだったな〜!

4.『ウェイトレス』と高畑充希さん

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 『ウェイトレス』、私に大きすぎる影響を与えてくれたミュージカルでした。この作品に出会うために今までミュージカルを愛してきたのかもしれない、と思うくらい。1年の観劇を振り返るこのタイミングで、どうしても言葉にして残したかった。『おげんさん』のお父さんとねずみさんなんだよこの2人…そしておばたのお兄さんのインスタも今では毎日チェックしちゃう…とてもとても素晴らしかった…。再演されたら絶対にまた観たいし、同じキャストだったら良いな。充希ちゃんが歌い上げる『She Used Be Mine』が本当にすごくて、その空間に居合わせられた感動と鳥肌はもう何と表現したら良いのか。
 “世界一美味しいパイを焼く彼女には、ちょっぴり複雑な悩みがあったー”
いや“ちょっぴり”どころではないし!これ、人生の話だから!と観終わった瞬間思ったよね。「悩める現代女子へお贈りする」とかそんな甘い話じゃない。私も凝り固まった自分の価値観みたいなものが一気にグラグラして崩れていくのが最高に気持ち良かったです。
 作品のラストシーンがYouTubeにアップされてるのだけど、もう、すっごい好きです。「自分を愛してみよう」という歌詞に意識改革されたし、この頃から雑誌やインスタで見る「セルフラブ」というワードに反応するようになった。

 この1シーンだけでも分かる通り、舞台上の連携が半端ない。こういったシーンが多くて、ジェナが「Sugar,butter,flour」と呪文のように唱えて空想のシーンに誘われながら、身体がふわっと浮き上がるような演出(充希ちゃんを持ち上げてくれる方がいる)が幻想的で素敵だったなぁ。
 テーマとしては真逆のよう、でも同じくらい好きな作品として思い浮かべるのは、子供の頃からずっと憧れの『メリーポピンズ』。かたや魔法が使えるナニー、かたや母親になる女性なのだからその境遇は全く違うけど、それでもひとときの空想の世界に入り込める魔法って、いくつになっても愛おしく思えるもの。
 産婦人科の先生と不倫しちゃうし、露骨なシーンも多いから(診察台で…とか(笑)店内で盛り上がっちゃう『Bad Idea』も好きすぎたな〜!音源ダウンロードしちゃった。 )“not for me”と感じる人も多いだろうけど、私にはすごくハマった作品でした。プログラムの中で高畑充希ちゃんが「この作品がきっかけでDVから逃れられた女性もいる」と言っていたのが良かったな。どんな作品でも、誰かにとっての希望になることがエンタメだと信じているので。
 望まない妊娠だったから、出産時に「アールの子供は産みたくない!」って叫んだものの、実際に我が子と対面した後、まるで生まれ変わったように夫のアールに強く立ち向かうジェナが最高にかっこよかった。「自分の幸せ」の中に、我が子も含まれるようになるその心情の変化にすごく引き込まれた。
 この作品のテーマとは違うかもしれないけど、ものすごく、自由に好きに生きたくなる、観劇後にすごく清々しい気持ちになった。アラサーだから、社会人○年目だから、女だから、みんなもそうだから。そういうの、もううんざり!私の人生最高〜!って思いながら、RINGOのパイを買って帰ったなぁ。(終演後、絶対パイ食べたくなるから…!)
 高畑充希さん。人生に悩んでる時に、欲しい言葉をくれる人だなぁと一歩的に思っているけど、昨年ゲスト出演されていた某番組での“30歳目前にして今の気持ちは?”という問いに「よし来た人生!」て答えてたのがまじでかっこよかった。彼女の私服を沢山載せてくれるインスタも大好きです。素敵な世界で輝く同い年の女性っていつも眩しくで、憧れで、でも遠い世界のはずなのにどうしても親近感を持ってしまうというか、力を入れて応援してしまうけど、本当に良い刺激をくれる方です。昨年の『ミス・サイゴン』全公演中止の際にも、悔しい気持ちをインスタに連ねていて人ごとじゃなかったな。来年はサイゴンの再上映が決まってる。本来であれば、キムの翌年にジェナのはずだったけど、順番が入れ替えわり、ジェナを経てからのキム。母親になる役という点が共通していて、今からすごく楽しみです。

 「気に入らないことには心の中で中指立てながら、明日も爪を好きな色に染めて、好きな服を着て、会社に行く。次の公演のチケットを取るために。」ってメモしてあって(笑)私も私で相当尖ってたけど(爆)、観劇後の余韻に身を任せ、そのまま晴れやかな気持ちでKITTEで開催されてた宝塚の展示に行き…。本当に、人生何が起こるか分からなくて面白いな。あの時、毎日楽しく生きようと決意した私へ。この数日後、緑のパネルのタカラジェンヌに狂うことになるから覚悟しておいて。最高に幸せな日々が待っているよ。

5.美弥るりかさん

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 今年は念願だった「未来の再会の約束」を果たせた2月。ミヤコレの上演が叶ったことが、何よりも嬉しかったです。私にとって、全通できた公演は初めてだった。梅芸メインホールのセンターに立つ美弥さんの姿に感無量。青年館での大千秋楽で、緞帳前に出てきてくれた美弥さんが、千鳥ではない満席の状態の客席を見て、思わず顔を覆って涙されていた光景がずっと忘れられない。何着もの衣装を着こなし、何にでもなれる美弥さん。ゲストやカンパニーの皆さんとの掛け合いで、等身大の愛らしい姿を見せてくれた美弥さん。平方さんとのコラボ、大好きだったなぁ…幼なじみのような、2人の並びが好きすぎた。年明けに届く円盤も楽しみ!

 7月の『GREAT PRETENDER』では、2年ぶりの男役。男役といえども、宝塚のそれとは全く違う。宝塚の延長ではない魅せ方の、今の美弥さんにしかできないフランス人詐欺師、ローラン・ティエリーに出会えた。美弥さんの手にかかると、男とか女とか、そういう括りは意味をなさなくなるというか。シニカルで妖艶で、でもどこか温かくて。さすがの美弥るりか無双、最高にかっこよかったな〜!主演の宮田さんを初めとしたカンパニーの皆さんとの掛け合いや、お札が降ってくる痛快なラスト、とにかく楽しかったなぁ。役を通して別の誰かになる美弥さんに会えたのは、『マトリョーシカ』以来なので、ちょうど一年ぶりでした。
 11月のビルボードライブは大阪公演に参加しました。いつかコットンクラブやビルボードのような場所でライブを開催してほしい、という密かな願いが叶ってしまいました。それにしても選曲が天才すぎた。昭和歌謡をおしゃれに歌いこなす美弥さん、素敵だったなぁ。『勝手にしやがれ』と『飾りじゃないのよ涙が』のイントロが流れた瞬間の気持ちの高鳴りよ…興奮しすぎて本当にどうかなりそうだった。(笑)MCの中で、今年はお仕事をセーブして、ご自分の身体と心に向き合い、料理が得意になったというお話に(料理にまつわる数々のびっくりエピソードをお持ちの美弥さんが…?!爆)、なんだかすごく憧れてしまい、私もそうなりたいと素直に思い(『ウェイトレス』観劇後の心境と似ていたかも)、来年以降の自分の身の振り方を考えるにあたり、大きな影響を与えてくれた。来年の活動について「期待していて」というお話もされていたから、これからどんな世界に美弥さんが飛び込んでいくのか、ワクワクしながら待ってます。

6.愛月ひかるさん

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 決定打はロミジュリB日程パレードで最後に見せてくれた“死”のえくぼで間違いありません。愛さんはご自分のえくぼを好きじゃないかもしれないけど、愛さんのえくぼで堕ちた者がここにいます。たった一度の観劇で突然稲妻のような衝撃が走り、怒涛の勢いで沼に引き摺り込んでいただき、夢のような、ふわふわ陶酔する日々を過ごしながら、最後は現実として、しっかりお見送りをさせていただきました。愛さんのことも、愛さんがいた2021年の星組のことも、宝塚のことも、好きになりすぎた。
 4月に「愛ちゃんの死」に何もかもを狂わせてもらい、5月にティボルトに恋し、7月は盲目的にマノンを愛したロドリゴの情熱の勝利を見届け、8月の退団発表ではさすがに塞ぎ込み、命を繋ぐような気持ちで退団公演のチケットを集め、9月になると“ラスボス”の芦名銅伯を楽しく追いかけ一族再興を願い、どんなに冷酷でもどんなに苦しくても「美」を崩さないそのかっこよさに夢中になり、『モアー・ダンディズム!』で見せてくれる究極の男役像は何度でも観たくて、ずっと劇場にいた。終わりが決まろうと、ずっと楽しかった。11月のディナーショーでは彼女の宝塚愛に痺れた。思い返すと、私が劇場で見せていただいた「役」を生きる愛さんは全て舞台の上で命尽きる役(または生きてすらない、死)だったなぁ。
 短い期間になってしまったけど、ファンになることに時間軸の意味で間に合えて、そして愛さんが「星組で3作」と決めていたという退団に気持ちの意味でも間に合うことができたのも、奇跡だった。主演公演に通い詰め、お誕生日をお祝いでき、退団公演も心置きなく追いかけ、ディナーショーやサヨナラショーまで観せていただけた。

 「スターは必ず蘇る」とサヨナラショーの最後に歌いながらも、千秋楽の締めくくりとして選んだ歌は「さよならタカラヅカ」。そして「終わりがあるからこそ美しい」と語り、更に「宝塚って“生”(なま)なんです」という言葉を残して去っていく。こんなに綺麗な幕引き、他にあるんだろうか。今でも惚れ惚れしちゃうくらい。
 公演期間終盤のTwitterを読み返すと、「好きすぎる」「好きになりすぎた」ばかり書いてて、もうほんとに…奪われましたね語彙力…でもそれが本望。そんな存在に出会えて幸せでした。タカラジェンヌとして、男役の姿を通して、こんなに夢を見せてもらえたことは、何にも侵されないように自分の中でずっと大事にしたいし、その徹底ぶりはずっと尊敬していたい。
 退団前のインタビューの中で、今後について質問されると「私は宝塚が好きなので、この言葉から全て汲み取っていただけたら」という返しをされていた。これからどのような人生を歩まれるのか、私達の前に再び現れてくださるのかは分からなくても、ご自分の心のままに、好きな場所で、好きな服を着て、誰にも邪魔されずに、自由に生きていてくださったら嬉しいです。それだけで十分です。でも、こんなに夢中になったタカラジェンヌが男役の鎧を剥いだらどんなチャーミングな姿を見せてくれるのか、待ち遠しく思う気持ちも勿論あります。そう思えるようになってきたのは、私なりに男役の愛月ひかるさんと決別できたからかな… と思っていたけど、思うようにしていただけで、やっぱりすぐに「過去」にはできないほど、まだ燻る気持ちは熱を持って新鮮に生きている。蓋をして、そっと大切にしておきたいです。また別の姿で再会できる日を夢見て。

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7.来年について

 Twitterにも書いたけど、一番良い形で宝塚歌劇を愛し、最愛のタカラジェンヌをお見送りすることができたので、この余韻にしばらく浸りたくて、宝塚の公演からは一旦退くことにしました。コロナ禍ではあるけど、宝塚ファンになって以来、一番劇場に行きやすい環境にいられる時期だったことも、心ゆくまで観劇を重ねられた理由。恋愛とはまた違う形で、人に焦がれ、人の魅力に惹きつけられ、人を愛すること。今、この瞬間が永遠になれば良いのにと願いたくなるほど幸せな気持ち。宝塚は色々なことを教えてくれた。宝塚以外でも、誰かを推して追いかけることは、日常では味わえないほど感情を激しく揺さぶり、煌めきをくれる。心が豊かになる場所でした。
 スカステはきっとしばらく続けるし(ひとまず来月のアナスタシアが楽しみだし、ロミジュリ千秋楽の放送を信じて待つよ)、観劇自体をやめる予定はなく、年明けは望海さんの『INTO THE WOODS』、美弥さんの『ヴェラキッカ』から再開です。そして、他に今チケットを確保しているのは帝劇の『千と千尋の神隠し』。来年は大好きな『メリーポピンズ』も再演があって、また濱田メリーに会えるなんて夢みたいだし、先述した『ミス・サイゴン』も絶対行きたい。趣味も推し事も、この数年間に比べて現場のペースは落とすつもりだけど、演劇やミュージカルがすぐ心のそばにあるような毎日を送って行けたら良いな。そして、宝塚を卒業された愛さんの眩しいほどに艶やかな姿が、いつの日か世に放たれることを心待ちにしています。 
 今年も大変お世話になりました。新たな変異株が恐ろしいけど、引き続き、劇場が守られますように。皆さんが会いたい人達に沢山会いに行けますように。

2021.12.31


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