雀魂玉の間ラダー思考 Vol.11[南3局から着順効率を優先させる]

「段位戦はラス回避ゲーではないので局収支を大事にする」
「ラス回避が大事なので局収支を捨てることが重要」
と矛盾したことを並びたてる事例が後を絶ちません(?)

状況が違うからというのが明白ではありますが、どこからが分岐点なのでしょうか?
__以下、定量的なデータは皆無で個人の感想です__

ラス回避の重要性

玉の間、半荘、聖2配分を想定した場合の着順ポイントですが、
1位:+125
2位:+60
3位:Δ5
4位:Δ240
となっています。
すなわち、1位から3位までは1着順で65ポイント変わるのに対し、3位から4位だけは235ポイント変わるという構造になります。
ここで、以下の2つの選択肢を想定してみると、どちらが得なのか?
オーラス、3着目の状態から
(A)3位になる
(B)80%2位になり、20%4位になる

(A)Δ5
(B)0.80*60 + 0.20*(-240) = 0
となり、よりポイントが増えやすい(B)を取るべきだ、となります。
これが「ラス回避ゲーではない」という要素の一つであろうと考えます。
しかし、これを逆に言えば「8割2位になるのにラスが見えてたら結構得しない」という事例でもあり、「ラス回避が重要」ということを示唆しているのではないでしょうか。

よって、個人的に思う回答は「ラスは非常に重く見るが、着順ダウンは気にしない」とでもしておきます。


ラス回避の方針

実際に意識しだすのは南3局からぐらいがよいのではないでしょうか。
局収支に劣る選択を多用するのはお勧めできないため、状況が差し迫ってからで問題ないと考えます。
そして、具体的にラス回避で何をするかですが、点数差を作るということになろうかと思います。

まずもって、どの程度の点数差がいいのか。(子VS子の想定です)
ある程度の段階があろうかと思います。
①相手より点数が上
 →他家のツモられで逆転しない
②相手より2600点以上
 →500/1000のツモ、横移動で逆転しない
 ※雀魂が赤ありのため、1000と2000はそこまでボーダーになりえないという個人的な感覚に基づきます
③相手より4000点以上
 →3900の横移動(リーチ・平和・ドラ1)で逆転しない
④相手より6600点以上
 →1300/2600のツモ和了で逆転しない
⑤相手より8100点以上
 →マンガンの横移動で逆転しない
⑥相手より10100点以上
 →マンガンのツモ和了で逆転しない
⑦相手より15100点以上
 →ハネマンのツモ和了で逆転しない

これらの点数状況に対して、南3局での点数状況と自身の手牌から実現できる点数状況を作りに行く。
概念的にはこのような形でしょうか…


結局この辺りは試行錯誤と失敗の連続になろうかと思う次第です

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