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【ANIME】Fate/Apocrypha

【手始めに】 
大人気ゲーム会社・TYPE-MOON、その代表作品といえよう「Fate/stay night」からは、今もスピンオフ作品が発表されている。初めてリリースされ、現在ではマンガ・アニメ・ゲームを中心としたいわゆるMAG作品の中でも、ジャンルを超えて広がっている特筆すべきシリーズへと変貌した。

【ストーリー】
基本的なストーリーは、どんな願いも叶えると言われる聖杯を手に入れるために、魔術師たちが神話や歴史上の英雄の霊を召喚し、戦争を通して勝者を決めるというもの。主人公は、この聖杯戦争に巻き込まれ、敵となるサーヴァントとや魔術師と出会い、さまざまな苦難を乗り越えていく。自身や敵もふくめ、登場人物らが成長していく姿をビビッド鮮やかに捉えた群像劇が、この作品群の核となっている。 

今夏にアニメ化される「Fate/Apocrypha」は、東出祐一郎氏が著したスピンアウト小説を原作としている。作品群の世界観で時系列順に並べると、「Apocrypha」は第二次世界大戦前後、「Fate/Zero」は1990年代初頭、「Fate/stay night」はその10年後、同じく今秋にアニメ化が決定している「EXTRA」は西暦2032年が舞台となっている。 

今作はかなり大胆な設定変更がされており、「Fate/stay night」と「Fate/Zero」のような、7体のサーヴァント同士が戦うバトルロワイヤルではない。『Fate/stay night』の舞台となっていた冬木市にあった聖杯が失われ、ルーマニアで発見されたところからストーリーは始まる。聖杯を奪ったユグドミレニア家による「黒」の陣営、聖杯奪還を狙う魔術協会と聖堂教会による「赤」の陣営、両陣営が召喚したサーヴァント7体同士の大戦を繰り広げるストーリーになっている。

現在スマートフォンゲームとして人気を博している「Fate/Grand Order」にも出演しているキャラクターも多いことから、同作をプレイしているが元となっている『Fate』シリーズを知らない方というユーザー(あるいは視聴者)にも簡単に受け入れられると思う受け入れられやすいだろう。


音楽を担当するのは、劇場アニメ作品「心が叫びたがっているんだ。」やTVアニメ「四月は君の嘘」「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」などの注目を集めた作品に華を添えてきた横山克。いずれの作品でも、さまざまな管弦楽器をつかった色とりどりの音色を強く押し出し、場面場面を引き締めてきた氏の音楽。壮大なバックシナリオとキャラ設定に裏打ちされ、ストーリーやキャラクターからにじみ出るシリアスな作風になるだろう本作とも非常につよくマッチしそうだ。 

 近年のアニメシーンを引っ張り続けるA-1 Picturesが生み出すアニメーション、横山克による音楽に導かれ、近年でもっとも注目されている「Fate」シリーズの最新作。他作品のアニメ化・ゲーム化も続々と決まっているなか、アニメシーンに大きな爪痕を残してくれるだろう。 

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