レヴィオンロイヤル 1年間の研究の記録

こんにちは、ぐらふです。
今日でかの悪名高きROGもローテ落ち
リノセウスやセクシーヴァンパイア、エイラが落ちることで様々な気持ちを抱いていることだと思います。
環境が地獄だったことの印象が強いですが、周年パックということで天井要素が実装されたりとかなり色々なことがあった弾でもあります。
そしてロイヤルに新タイプ「レヴィオン」が追加されたタイミングでもありますね。僕は「アルベール」が大好きなので、丁度この頃からレヴィオンロイヤルを毎環境研究してきました。

というわけで、この機会を利用して僕の1年間のレヴィオンロイヤルの環境毎の研究の成果を記していこうと思います。

ROG期

財宝レヴィオンロイヤル

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ROGで追加された「海賊女王・アルビダ」と「優雅なもてなし」を採用したミッドレンジタイプのデッキです。
簒奪の狂信者を採用し3アイテールからの4の動きで即座に盤面干渉が可能、黄金の杯で回復もでき、レヴィオンフォロワーはジェノで無料進化出来るので進化権を残しやすく、優雅なもてなしをコストダウン用の札として使いやすくなっています。
また、優雅なもてなしから引くカードが
・アルビダ
・レイサム
・アイテール
の3択となっているので2/3の確率で当たりを引き込んで早期に着地させることが出来ます。
7ターン目にアルビダを出せれば8ターン目にレイサムを投げやすくなりますし、7ターン目にレイサムを出せれば8ターン目のアルビダのパワーが上がります。
進化権を残しつつじわじわと攻めていくコンボデッキのような動きにもなっていました。
相性については当時トップの復讐ヴァンパイアに微有利、エイラビショップに五分、機械ウィッチに微不利となっていました。
なのでそれなりに勝率は出せた構築となっています。

VEC期

ミッドレンジレヴィオンロイヤル

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VECでは「必中の狙撃士・ワルツ」、「シーフガール」、「君臨する猛虎」が追加され、序盤中盤のパワーは大幅に向上しました。
また、「王たる光・ベイリオン」と、「森の姫・ミストリナ」の追加もありアイテールのサーチ先がより強力になったパックでもあります。同時に「分身の術」も追加されたのでアルベールを分身させて進化込み10点飛ばす動きも生まれました。
立ち位置は良くなりましたが母なる君に対して非常に弱かったため勝率はあまり出なかった時期です。

アディショナル後

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アディショナルで「妖刀の鬼・ツバキ」、「レヴィオンの正義」が追加されたことによりレヴィオンロイヤルは大幅なパワーアップを果たし、一時的に流行し、ゲームウィズのTier表にも載るほどにまで立ち位置が上がりました。
しかし当時の他クラスとのパワー差は未だ大きく、当時のライバルである「自然ロイヤル」ほどバースト手段を持っているわけでも無く、「自然ドラゴン」や「自然ビショップ」にも弱かったので最終的な立ち位置はあまり良くなりませんでした。
しかしこの弾がこれからのレヴィオンロイヤルを大きく変えるキッカケとなりました。

UCL期

進化レヴィオン

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UCLで追加された「無敗の剣聖・カゲミツ」、「空腹の姫君・ペコリーヌ」、「お姉ちゃん剣士・シズル」の影響でレヴィオンロイヤルのほぼ全てのカードが実質的に強化されました。
まずカゲミツの存在によって分身の術を3枚採用する理由が出来ましたし、アイテールのサーチ先にシズルが来たことで後攻でも強く
また、レヴィオンロイヤルの課題であった「除去能力」と「バースト性能」、「盤面圧」もこの3枚で大幅に強化を受けています。
シズル、ペコリーヌ、カゲミツはどれもとんでもないスタッツで居座る実質守護ですし、能力のおかげで除去性能が非常に高く、君臨する猛虎との相性もいいので瞬間的なバースト性能がこれまでと比べて段違いになりました。
扱い方や採用の理由など詳しくは当時のnoteをご覧ください。


https://note.com/graphite_sv/n/n93d38b1ec2f4

また、当時の構築と比べて数箇所変更が入っていますが僕が当時最終的に使っていた構築がこんな形になっていたのでそれを貼っています。

WUP期

カゲミツUBビートダウンミッドレンジレヴィオン

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この時期はロイヤルの弱さが凄まじく色々と大変な時期だったので僕がアディショナル前に使っていた当時の構築のスクショを載せておきます。
この構築は「信託の大天使・ガブリエル」の強力なバフを利用して中盤からビートダウンを仕掛け、最後に「ライノスナイト・パトリック」に猛虎を絡める12点プランやカゲミツ猛虎、アルベール分身のバーストダメージで勝ち切る形となっています。
展開や踏み倒しで攻めてくる相手に対して強力な盤面形成で押して戦う形なのでプレイ難易度はそれなりに高いと思いますが、そこそこいい勝率は出してくれた構築となっています。
WUPはアディショナル後からレヴィオンギミックを採用してエミリアのサーチを絞ったアグロロイヤルが有名プレイヤーの影響で注目され、当時トップを張っていた機械ヴァンパイア、機械自然ドラゴンに対して良い立ち位置で戦える点からランクマッチ環境でもたまに見かけるレベルになっていたのでそちらの印象が強い方もいると思います。
アディショナル後は僕もこの構築にエミリアを採用して回していましたが、恐らく特定の対面に非常に強く出られるアグロ型の方が大会などの場では立ち位置としては良かったと思います。

FOH期

アグロミッドレンジレヴィオンロイヤル

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なんとこちらは突然のアンリミテッドになります。
「戦車・オルオーン」の追加により大幅にアグロ性能が上がったのでレヴィオンギミックを採用し名前の通り早期〜中期の戦いを得意としているにも関わらず、最悪長引いたとしてもエミリアのおかげであまり息切れすることなく戦うことができるまさに「オールレンジ」とも言える僕の最高傑作です。
こればかりに関してはもう言うことがありません。勝率も6割を超えていたので「レヴィオン」の底力を十分に見せることが出来たと思います。
こちらも軽くnoteを書いているので気になる方はご覧ください。

https://note.com/graphite_sv/n/n04225c47db30

最後に

このように僕はレヴィオンロイヤルを1年以上も研究し続けてきましたが、どの環境においても一定のパワーは出せましたし、「除去しながら顔を詰めることが出来る」という点においてはインフレの進んだ今でも頭1つ抜けています。
よく「1度も輝かずに消えた」だとか、「レヴィオンは失敗作だ」などの声を聞きますが、僕は決してそうは思っていません。(正直に言うと兵士シナジーが増えた時に邪魔だと思うことはありましたが)
レヴィオンにはレヴィオンにしか出来ない強みがある。例えば「サーチ先を絞りたい」のであれば2コスト2/2のフォロワーを多数確保しながらサーチ先を絞りつつ構築出来てさらにそれらで相互シナジーがある。この時点で他のカードとは大きく差別化が出来ます。なんなら疾走もあります。除去もできます。進化もします。相互でサーチもできます。デッキ圧縮もできます。守護も出せます。
かつてこれ以上に構築の幅を広げながら様々な役割を果たせるものがあったでしょうか?
このような「できることの多さ」、「構築の幅広さ」こそがロイヤル最大の強みであり、長所であるのだと僕は思っています。
その点で「レヴィオン」の要素はロイヤルにおいて決して邪魔では無いですし、むしろ構築の幅を広げてくれるいい要素だと思っています。


ありがとうレヴィオン




これからもよろしく

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