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デジカメ黎明期が面白い!カメラダイバーシティ

皆さん、こんにちは。I'm a graphic designerです。
グラフィックデザイナーを生業としつつも、近頃はフォトグラファーやビデオグラファーとしてのお仕事も随分と増え、何が本業かわからなくなっています。私の仕事は、時代とともに多様化しています。
私が、頻繁に使用している仕事道具といえばパソコンとカメラなのですが、15年から20年前くらいに発売したモデルと比べる今のカメラは飛躍的に進化しました。パソコンは驚くほど高速化し、容量も劇的に増えています。カメラの解像度は、1億画素なんていう高画素モデルも存在します。以前では考えられない撮影が可能です。デザインはどうでしょうか。あれ、どれも似たり寄ったりで、大きな違いはないではありませんか。スペックは飛躍的に向上したことによって、デザインは似たようなものばかりになってしまった。消費者のニーズに応えて、売れるデザインを作り、無駄を省く。メーカーは限られた予算の中で新商品を開発するから、冒険はできない。これによって、デザインは似てくる。そう、私は考察します。


近頃のミラーレス一眼カメラでは、解像度やセンサーサイズの違いはあれど、
デザインに関して言えばさほど差が感じられない。
左:LUMIX S5、中央:LUMIX S1、右:SONY FX3
FX3はファインダーがなく、現在のカメラの中では、個性的なカメラと言えるでしょう。


デジカメ黎明期のデザインが面白い

近頃のカメラのデザインって、似たり寄ったりで個性的なデザインのものは少ないんですよね。それに比べて、デジカメ黎明期のデザインって、どのメーカーも試行錯誤していて実に面白いんですよね。コンパクトデジタルカメラ、いわゆるコンデジも右肩上がりに売れていて、この先の未来が明るいものから、メーカーも開発に意欲的で、実験的で遊び心を持ったカメラを開発することができたのでしょうね。


デジカメ黎明の個性的なカメラたち
左:Nikon Coolpix 950 中央:SONY サイバーショットDSC-P2 右:Canon Power shot TX-1

私はいくつかの古いデジカメを持っています。中でもお気に入りのカメラがこの3台のコンデジです。Nikon Coolpix 950、SONY サーバーショットDSC-P2、CanonのPowerShot TX1です。3台のコンデジを並べてみると、どれも個性的です。カメラダーバーシティ!カメラのデザインに多様性がありますね。個性的で実に面白い!
カメラって、スペックの良さは重要なんですが、デザインがどれも同じではつまんない。それに比べ、デジカメ黎明期のデザインは、サイズも形も全然違って面白い。



SONY サイバーショット DSC-P2は超小型モデル

200万画素しかない
SONY サイバーショットDSC-P2

私の所有しているお気に入りのオールドデジカメをご紹介してきましょう。まず初めにこちら。SONYサイバーショットDSC-P2です。
2002年に発売されたモデルで、実は私が初めて所有したデジカメがこちらです。センサーは、ソニーのCCDイメージセンサーSUPER HAD CCD。200万画素という今では信じられなくい低画素のモデルでした。写真だけでなく、動画も記録できます。動画はMPEGムービーHQXモードで320×240ピクセルの解像度で記録。今は4Kとか8Kとか言っていますけど、320x240ピクセルですよ。そう考えるとカメラで4K撮れれば十分な性能でしょ。古いコンデジ触っていると、現代の過剰なスペック争いに興味がなくなります。


カメラも小さければ、液晶もかなり小さい。
写真には写っていませんが、画面に表示する文字もかなり小さくて驚きます。


記録メディアは、なつかしのメモリースティック64MB。
64GBの間違いでは!?って思っちゃいますが正真正銘64MBです。現代では考えられない容量ですね。

2002年発売の200万画素しかないSONY サイバーショットDSC-P2と2021年発売のFX3を無謀にも比較した投稿を書かせいただきました。オールドデジカメの楽しさと面白さを存ぶんに楽しんでいただけます。オールドデジカメファンの方は、ぜひご一読ください。



2007年発売 超個性的な縦型スタイル
Canon PowerShot TX1

ビデオカメラを思い起こさせる縦型スタイルの
キャノンパワーショットTX1。超個性的なコンデジです。

センサーサイズは1/2.5型。有効画素数710万画素のCCDセンサー。最大記録解像度は3,072×2,304ピクセル。動画は、1,280×720ピクセル/30fpsでAVI(Motion JPEG)動画撮影も可能。焦点距離はフルサイズ35mm判換算39~390mm。広角端は物足りないが、望遠端はかなりのもの。2002年発売のサイバーショットから5年後に発売したこのモデルは、大きく進化しました。黎明期の頃の5年間という月日というのは密度がとてもつもなく濃い。
2007年発売のこのパワーショットは、超個性的な縦型スタイルで、往年の8mmフィルムビデオカメラを彷彿とさせます。
このキャノンのパワーショットTX1は、電源ONの後に迫り出すレンズも魅力的な私の超お気に入りの一台です。撮影していると心が躍ります。
現代でも、こんな形のデジカメが一台くらあってもいいんじゃないかと思いますが、各メーカーとも遊んでいるほど余裕がないのでしょう。と思っていたら、キャノンにありましたね。2023年 6月22日 発売の縦型スタイルカメラPowerShot V10。売れているのかなぁ、どうなのかなぁ。発売前はYouTuberインフルエンサーたちが、このカメラを取り上げていましたが、売れ行きの調子は私にはわかりかねますが、それでも、こういった新たなニーズを掘り起こしてくれる挑戦的な機種を発売してくれたCanonに敬意を評します。ありがとうキャノン!


カメラは縦で構えるスタイル。
液晶は回転して、バリアングル液晶のように使えます。実に個性的ですね。


斬新極まりないニコンのデジカメ
Nikon COOLPIX 950

こちらが斬新極まりないコンデジNikon COOLPIX950
スイバル機構でレンズが回転。現代のカメラではバリアングル液晶は、当時はレンズが回転してアングルを変えるという大胆な発想がありました。今思えば、1992年にシャープの液晶ビューカムなんてビデオカメラも回転していました。レンズが回転というかモニターが回転といえば良いのか…

1999年に発売したNikonのコンデジ「COOLPIX950」。こちらもさきほどご紹介させていただいたサイバーショットと同じく200万画素モデルです。今となっては、2000万画素ですら、低めの解像度のモデルに位置しますが、200万画素ですからね、当時のNikonのコンデジフラッグシップ機と言えど。
外観の特徴は、Nikonらしく伝統の赤ラインが施されています。一見、普通のコンデジと思いきや…
そう!このカメラの最大の特徴は、スイバル機構といレンズが回転します。今ではこんな斬新なモデルないですよね。回転するのは液晶ぐらいで、レンズが回転するなんて、信じられませんね。
実際に使ってみると、使いにくい変態カメラです。そう考えると現代のカメラって、どのメーカーのカメラも練りにね練られて、非常に使いやすいカメラに仕上がってます。仕事道具としては、使いやすさは一番重要なポイントでしょう。ただカメラというのは、使い手にとって、心が踊るかってことも大切な要素なのではないでしょうか。


メディアはコンパクトフラッシュ16MBを使っています。ヤフオクで入手。
Amazonで64MBを購入したけど対応せず。どのカードが対応しているのか私にはわかりません。


バッテリーは、単三電池4本で可動。
専用バッテリーだと劣化していても買い替えが難しいので、
単三電池だと入手できるので安心のポイント。

おわりに
コンデジ黎明期のカメラを眺めながら

いかがだったでしょうか?「デジカメ黎明期が面白い!カメラダイバーシティ」とお送りしてきました。
引き出しから、コンデジ黎明のカメラを引っ張り出して、眺めてお送りしてきました。私が初めて所有したSONYの200万画素のサイバーショットでは、随分と多くの写真や動画を撮影してきました。当時の記憶が走馬灯の如く想い出します。なんだろう黎明期のコンデジって、デジタルデータなのにアナログのような匂いがする。不思議だなぁ。
あらためて、オールドコンデジの魅力に取り憑かれて、さらに黎明期のコンデジが欲しくなっている私。
現代のカメラも黎明期のデジカメのように、スペックだけの争いだけに注力せず、デザインにも特徴出して欲しいものです。
近頃、若者の間では古いコンデジが人気だそうです。いろんなスタイルのコンデジが存在しますもんね。コンデジから平成当時の匂いもぷんぷんと感じるます。今のカメラのデザインよりも断然面白い。
著者:鈴木文彦の「オールドデジカメファン」という50機種のデジカメを解説したムック本が出ているようです。世間は密かなオールドデジカメブームですね。読んでみたい1冊。買わなきゃなりませんね。ありがとう、鈴木文彦さん!


私もあの頃に想いを馳せオールドコンデジで写真や動画をとってみようと思います。昨今のカメラのスペック争いから距離をとって、古き良き時代のカメラで楽しんでみたいと思います。
そこで、気がついたことが問題点が…
メディアをどうやってパソコンに取り込むのかっていう問題が発生。メディアを読み取るリーダーがどこかへ行ってのか行方不明の状況。どこを探しても見つかりません。カードリーダーが欲しい。

Amazonで検索するいろんなリーダーが見つかったが、どのリーダーが良いのか全くわからず、知名度のあるメーカーで価格が安いエレコム カードリーダーでも買ってみます。ちなみに、このカードリーダーは58メディア対応しているそうです。メモリースティックやコンパクトフラッシュはもちろんのこと、私が以前に所有していた富士フィルムのコンデジのメディア「xDピクチャーカード」にも対応しています。これだけ対応しているのであれば問題ないでしょう。
私の大好きなコンデジを使って写真が撮れましたら、あらためてnoteでオールドデジカメの作例でもご紹介させていただきますね。いやぁ、オールドデジカメって実に面白いですね。ますます、魅力に取り憑かれそうで怖い自分がいます…オールドデジカメの沼にハマっていくのでしょうね。ミニマリストにはなれそうもありません。
それでは、またお会いしましょう、I'm a graphic designerでした。さようなら〜。




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関連リンク

私が使ってよかったと思うカメラなどの機材などのレビューを「物と音」WEBSITEでも紹介させていただいています。よろしければこちらもご覧いただけたら幸いです。お時間ありましたら足をお運びください。

*なおこの投稿でのリンクは、Amazonアソシエイトを利用しております。リンク先はAmazonとなります。商品の詳細はAmazonでご確認いただけたらと思います。これから機材のご購入を検討されている方の参考になればと思います。

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