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初めて知った。マクロ撮影の面白さと奥深さ

皆さん、こんにちは。I'm a graphic designerです。
今日は、カメラのレンズの話から。
私は、Panasonic LUMIX S1とS5、SONY FX3の3台のミラーレス一眼カメラを主に使用しています。レンズは合計10本。広角側は14mmから望遠は200mmまでの焦点距離をカバーしたレンズを所有しており、まぁ、だいたい撮りたい画は、撮れるといったところ。欲を言えば、広角側12mmと望遠側400mmまでをカバーしたいと思うこともありますが。おおむね現状のレンズで不足には感じていません。

所有しているカメラ3台とレンズ10本(2023年4月末時点)

〈 私の所有しているレンズ 〉
14mm-24mm F2.8 SIGMA 広角ズームレンズ(Lマウント)
20mm-60mm F3.5-5.6 Panasonic LUMIX ズームレンズ(Lマウント)
24mm-105mm F4.0 Panasonic LUMIX 標準ズームレンズ(Lマウント)
35mm F1.2 SIGMA単焦点レンズ(Lマウント)
50mm F1.4 Panasonic LUMIX 単焦点レンズ(Lマウント)
105mm F2.8 SIGMA 単焦点マクロレンズ(Lマウント)
70mm-200mm F2.8 Panasonic LUMIX 望遠ズームレンズ(Lマウント)
35mm F1.4 SONY GM 単焦点レンズ(Eマウント)
50mm F1.2 SONY GM 単焦点レンズ(Eマウント)
24-105mm F4.0 SONY G 標準ズームレンズ(Eマウント)

(2023年4月末時点)

10本のレンズの中で最も出番の少ないレンズ

これらの10本のレンズの中で、最も出番の少ないレンズが「105mm F2.8 SIGMA 単焦点マクロレンズ(Lマウント)」です。一度マクロ撮影が必要なことがあり、その際に導入しましたが、それ以降、ほとんど出番が無いレンズです。今では、年に1、2度の出番とあまりにも存在感が乏しい。あまりにも使っていないので、売却しようと考えたこともありました。
使ってこなかった理由はと考えると、このレンズのポテンシャルを全く引き出していないことです。良さを全く知らいない。もっとこのレンズを使いこなすとレンズの良さを知れるのではないかと考えました。
この考えが、私を立ち入ってはいけないマクロ撮影沼へと突入させるきっかけとなったのです。


マクロレンズをもっと楽しむために
2倍テレコンを買う

写真や動画撮影をしていると、持っていると便利かも…とついつい機材を購入していませんか?わたしはそのつい買ってしまう一人です。これがあれば、もっとクオリティが高い撮影ができるかもと、ついついカメラに機材を買ってしまうわけです。そうこうしているうちに、利用頻度の少ない機材であふれかえります。結局、買ったけど一度も使っていない機材もある始末。世間で流行のミニマリストとは真逆の生き方です。あまりにも増えた使わない機材をマップカメラとフジヤカメラで売却することにしました。
結果、まとまったお金になりました。本来はこれで終えておけば良いんですが、この資金で「105mm F2.8 SIGMA 単焦点マクロレンズ(Lマウント)」で使える2倍テレコンを買うことにしました。

Lマウント 2倍テレコン SIGMA TELE CONVERTER TC-2011


Panasonic LUMIXS1に2倍テレコンと105mmマクロレンズを装着。めちゃくちゃ細長いレンズへと進化

2倍テレコン装着で
等倍マクロレンズが2倍の焦点距離に進化!

「105mm F2.8 SIGMA 単焦点マクロレンズ(Lマウント)」に2倍テレコンを装着し、210mmのマクロレンズへと進化!大袈裟に言えば顕微鏡のように大きく撮影可能になりました。210mmといえば、私の持っている望遠レンズが、テレ端が200mmなので、それを超える焦点距離です。このレンズとテレコンを使って、試しに身近な植物を撮ってみることにしました。


身近な雑草もご覧の通り、大きく撮影。


そのあたりに生えていた たんぽぽ
マクロレンズで撮影すると 今まで見えなかった世界が見える
綿毛だってご覧の通り、超拡大。

マクロ撮影って…オモロ!

「105mm F2.8 SIGMA 単焦点マクロレンズ(Lマウント)」に2倍テレコンの組み合わせで、超絶進化したマクロ撮影システム。まずは、身近な植物を撮影しようと、その辺りに生えている植物を試しに撮影することにしました。すると今まで見えなかった世界が見えてくるではありませんか。えぇー、植物のディテールって、こんなんだったの。と驚きの連続。やばっ、マクロ撮影って、おもろすぎじゃありませんか。



部屋に現れた蜘蛛。そうだマクロ撮影の被写体にしよう。

部屋の中で現れた蜘蛛
試しにマクロ撮影することに

そうこうしていると、突如部屋に現れた一匹の小さな蜘蛛。そうだこの蜘蛛を被写体にマクロ撮影してみようと考えました。105mmに2倍テレコンを装着した世界。レンズを除いた撮影範囲はとても狭い。その中で生きた蜘蛛を撮影することはともて難しいことを知る。止まっている物撮りとは訳が違って、とにかく蜘蛛はよく動く。なおかつマクロレンズでの撮影は、被写界深度がとにかく浅い。フォーカスが合う範囲がとても狭いのです。

蜘蛛のマクロ撮影は、信じられないくらい絞る
マクロ撮影はスポーツだ!

小さな小さな蜘蛛のマクロ撮影では、私が今まで経験したことのない絞りで撮影することに。レンズ自体はF22まで絞れるのですが、2倍テレコン装着で、FしたことがないF45の絞りの世界も。F45ですよ。F4じゃないですよ。皆さん撮ったことあります?
F45ともなれば、フォーカスがあっている範囲が広いのですが、シャッター速度がかなり遅くなります。絞りたいけど、写真が暗くなり、シャッター速度が遅くなる。よって、その間に蜘蛛は動いてしまい撮れ高が激減!
こういったせめぎ合い生まれます。小さな小さな蜘蛛との格闘!もうこれはスポーツだ!マクロ撮影はスポーツなんですよ。

マクロ撮影すると蜘蛛はけっこう毛深いことに気が付く
目がとても大きく黒い。信じられないくらい、かわいいんですけど。
超キュート!CGじゃありませんよ。
ひっくり返って滑稽なポーズ


我が家の庭にいたハエトリグモ
鮮やかな配色に目を奪われます
こちらのハエトリグモ。目がウルウルで超絶可愛い!


蜘蛛に恋して、マクロ撮影の面白さを知る。
さらに深い沼へ足を踏み入れることに…

一年を通して、全く使ってこなかったシグマの105mmマクロレンズでしたが、2倍テレコンを購入したことによって、まるで顕微鏡かのような撮影が可能となり、すっかりマクロレンズの面白さを知った私。身近な植物も小さな蜘蛛も、信じられないくらいドラマチックでエモい!
これは面白いですね。身近なものを撮影しても、どの写真も、見たことないファンタジーの世界が広がっています。これがマクロ撮影かと感心。面白すぎます。

LUMIXS1とSIGMA105mmマクロ&2倍テレコン

Lマウント フルサイズ マクロ撮影のシステム

あらためて、私のLマウントのフルサイズでのマクロ撮影のシステムがこちらです。カメラボディはLUMIX S1とS5、レンズは SIGMA 105mm F2.8マクロレンズ。これに加えて、2倍テレコンTC-2011。このシステムでマクロ撮影を楽しんでいる方が、世の中にどれくらいいるだろうか。かなり少数派!?


機材を売却し整理したつもりが
マクロ撮影をきっかけに
新たにカメラとレンズを導入することに…

全く使ってこなかったシグマの105mmマクロレンズでしたが、2倍テレコンを購入したことによって、マクロ撮影の面白さを知った私。
使用頻度の少ない機材を売却し、2倍テレコンを買ってしまったことが発端。さらにマクロ撮影を撮ってみたい衝動に駆られます。カメラ機材減らしたかったのですが、もっとマクロ撮影の世界を写し出すシステムがあるのではなかろうか。そんな探究心で調べていくうちに行き着いた先の結果が…



マイクロフォーサーズのシステムでマクロ撮影に挑む!

マクロ撮影の更なる沼へ
マイクロフォーサーズのカメラを導入!

現在のLUMIX S1+SIGMA 105mmマクロレンズ+2倍テレコンのシステムに加え、あらたにマイクロフォーサーズのカメラ「OM SYSTEM OM-1」を購入することにしました。いやぁー、やっちゃったなぁ。随分と散財しちゃいました。


マイクロフォーサーズのメリット

ここでマイクロフォーサーズのメリットを語りたい。このOM1のセンサーは、フォーサーズセンサーと呼ばれるもので、1インチセンサーよりも大きく、APSーCセンサーよりも小さい4/3型イメージセンサーです。
マイクロフォーサーズは、フルサイズに比べて「ボケない」と揶揄されることも多いのですが、このマクロ撮影に関しては、ボケないことはメリットなんですね。
そして、焦点距離。フルサイズの二倍になります。マイクロフォーサーズの場合12mmのレンズであれば、フルサイズでは24mmのレンズが同等の焦点距離のレンズになります。今回導入した90mmマクロレンズは、フルサイズ換算180mm。さらに2倍テレコンをつけるので、360mmもの焦点距離となるのです。もはや望遠レンズですね。
マクロ撮影に有利な「ボケない」「大きく撮れる」この2つの武器が備わったわけです。
次回は、マイクロフォーサーズがマクロ撮影に適したシステムであることと、数あるマイクロフォーサーズの中でOMSYSTEM OM-1を選んだ理由について書かせていただきます。お楽しみに!
それでは、I'm a graphic designerでした。またお会いしましょう。さようなら〜☆


続きはこちら!
マクロ撮影でマイクロフォーサーズOM-1を選んだ理由

十二分にフルサイズLUMIX S1やS5でも、マクロ撮影は楽しめるのですが、さらに楽して撮ろうなどと、甘い考えのもと、よるマクロ撮影をする上で有利なマイクロフォーサーズOM-1を選択することに。その理由を語らせていただきます。興味のある方下記の記事をご覧ください。


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関連リンク

私が使ってよかったと思うカメラなどの機材などのレビューを「物と音」WEBSITEでも紹介させていただいています。よろしければこちらもご覧いただけたら幸いです。お時間ありましたら足をお運びください。

*なおこの投稿でのリンクは、Amazonアソシエイトを利用しております。リンク先はAmazonとなります。商品の詳細はAmazonでご確認いただけたらと思います。これから機材のご購入を検討されている方の参考になればと思います。

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