土地の匂いのするデザイン

今日は、土地の匂いのするデザインについて思ったことを書きたいと思います。

土地の匂いのするデザイン?

「土地の匂いのするデザインとは?」といわれても「?」ってなると思いますが、これは私が勝手に思うパッケージデザイン等で土地の雰囲気などが色濃くでたデザインを指します。私の故郷だと、泡盛のラベルデザインなんかは土地の匂いすごく感じるデザインだと思います。

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https://okinawa-awamori.or.jp/labels/

このデザインってなんかすごくないですか?
この場所の風土や歴史や習慣の中で生活しているデザイナーしか作れない気がします。
これこそ!土地の匂いがするデザイン!
食品のパッケージ 特にお酒は地酒になってくるので、土地の匂いが色濃く出たほうが地域のブランディングとしてもより確立されて良い気がしています。
例えば、新潟はお米の美味しいイメージがって、日本酒も美味しいというイメージがありますがそこに土地の匂いが各商品で表現は違えど共通のイメージを作られていたら地域のブランディングとしてはとても強いもになる気がします。
(そういう意味では泡盛のパッケージ群はすごい、デザインだけの一人歩きを許さない雰囲気があります。)

他にも、
土地の匂いのするデザインの中で推したいのは「六花亭」の包装紙。

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https://www.rokkatei.co.jp/

この包装紙は北海道の自然を感じませんか?自生する植物を描いてるというのもありますが、北海道の自然から感じる無菌なイメージだったり、明快な自然の構造のイメージだったり、言葉にすうるのは難しいですが個人的に抱く北海道の自然感がとても合う包装紙だと感じています。またデザインしすぎてない雰囲気もよくて土地の要素で組み合わせてできた雰囲気を醸し出している感じがします。

土地の匂い or ワールドスタンダード

話が飛びますが、、、リモートワークの働き方が波及して最近ではクライアントや、同業のパートナーも「実は今地方なんです」といった感じで、あるひとは移住したり、ある人はワーケーションで多拠点で仕事をしてたりとオンライン会議でも話題がちらほら。
こうしてクライアントやパートナーが全国に広がっていくと近い将来仕事の幅も広がっていくのかなーなんて思ってたりします。
東京のデザイナーは地方の仕事の機会も増えて、地方のデザイナーは逆に東京の仕事も増えていく。グランドデザインも実際今年に入って地方の仕事も複数動いてたりします。
これからは県を跨いで国を超えて様々な場所のデザインをやっていく機会が増えていく気がしています。
そうした時に、今回は土地の匂いを感じさせるべきか?それともワールドスタンダードな表現にデザインにするべきか?
それぞれを切り分けてデザインできるようにならないとなぁと最近考えています。

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ぜひ覗いてみてください。



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