見出し画像

情報を瞬きの10倍速で認識させる方法

こんにちは辻野です。人には視覚情報を効果的に活用することで瞬きの10倍のスピードで情報を認識させることができるそうです。今回情報伝達において広告が視覚イメージに予算を投じて成果を収める原理についてまとめようかと思います。


なぜ視覚をマーケティングに使用する必要があるのか

言葉は作り手にはイメージを想起させることの始まりではありますが、情報伝達においては完璧な表現をしきれないものです。マーケティングの方法に視覚的情報を取り入れることで、伝えたいことがどういうものなのか、また、広告主が何を伝えたいのかを本能的にわずか13ミリ秒という瞬く間に理解させることができるようになるのです。

画像1


人の脳は瞬間的に視覚的情報を理解する

物事を考えたり考えを相手に共有したりするにはイメージの共有が最も効率良い方法だと思います。それは、人間の脳が書かれた文字よりもイメージの方が素早く処理できるからです。数々の研究で、脳はたった150ミリ秒(1ミリ秒が1000分の1秒)でイメージを処理することができ、次の100ミリ秒でそのイメージに付帯する意味を理解するとされてい流そうです。文字のとおり、一瞬で処理をしてしまうのです。速読に優れてた人がやっても、文字を理解するにはイメージを処理する以上の時間がかかってしまうようです。文字を処理し認識するには、イメージの処理時間と比較して最大で2倍もの時間がかかってしまいます。
最近の研究によると、文字だけの情報と比較して、イメージと結び付いた情報を最大で10倍速く脳に取り込むことができるとも言われています。
昨年発表されたマサチューセッツ工科大学の研究によると、私たちはわずか13ミリ秒でイメージの持つ意味を理解することができるそうです!
13ミリ秒といえば、まばたきの10倍も速いのです。このことから、私たちはイメージを認識し、理解をするようにできているということになります。人類は生まれながらイメージの認識と理解を進化させてきた一方で、文章を読むという行為は数千年しか経験がないからだとされています。広告を見るのも読むのも人である以上、人の特性を理解し視覚情報をデザインに乗せて情報を効果的に伝えて広告を成功に導く必要があります。

画像2


人は8秒後には興味を失っている

私たちは、新聞や本を読んだり、音楽を聴いたり、ぼんやりと景色を見たりして過ごしたほんの8秒後に退屈を感じたり、違うことに気持ちを切り替えたりしています。昨今ではスマホが出てきたことでもっとスピードは短くなっているかもしれませんが、脳は絶え間なく楽しんでいなければ興味を無くしてしまうのです。文字に起こした情報に視覚的要素を添えるだけで脳を楽しませ、関心を引き、興味を持たせ続けることができるのです。この原理を利用してSNS上ではショートコンテンツが大量に制作され日々消化されていってますが、人の本能に訴えかける理にかなったコンテンツ作りが効果を最大限に引き上げているのかもしれません。

画像3


情報の受け取り手は人である

広告やブランディングで人が興味を示すものは、視覚という20万年にわたる人類の進化の産物を利用することで得ることができるので、それを効果的に使うことはもちろん成功に必要なことで、さらに過去に経験したであろう核心に入り込むような話をユーザーに伝えてみる際、感情や、色や動きを話に織り交ぜると、それらにユーザーの興味をひくサポートをしてもらうことも可能です。また、視覚、感情、色や動きを利用すれば、広告効果はさらに素晴らしいものになるでしょう。

画像4

情報の出典もと:https://www.canva.com/ja_jp/learn/visual-marketing/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?