北村匠海に人生を狂わされたオタクの話

まず初めに、この文章は終始タイトル通り北村匠海くんに人生を狂わされたオタクの経緯を駄文と共に垂れ流す忘備録のようなものである、感情のまま書き殴っているのでもしかしたら長文になるかもしれない

同じように北村匠海くん、そしてDISH//に人生狂わされた先輩方、そしてアイドルにハマったことのある先輩方には生暖かく見守っていただきたいと思う

きっかけはとても些細なことで、3月のいつか、詳しい日付を忘れてしまったが仕事中にラジオFM NACK5で流れていたゴスペラーズの曲だった、タイトルが思い出せず様々な検索をかけた結果、『ひとり』と言う曲だと判明し、何となくyoutubeで検索をかけた結果、一つの動画投稿チャンネルに行き着いた

『THE FIRST TAKE』

このチャンネルは、Mステ等の地上波の音楽番組のようにニューリリースされるCDの宣伝を兼ねるような番組とは全く異なり、純粋に歌唱力を評価されたアーティストが淡々と1発撮りのパフォーマンスを披露するチャンネルである、披露される曲は最近のものもあれば数年前の曲もまちまちである、動画説明文の中二感、最高

チャンネル内では様々なアーティストが個性的なパフォーマンスを披露していた(個人的にRude-αと緑黄色社会が好み)、私は2次元拗らせまくったオタクなのでアーティストの名前は当時のラインナップではLiSAとゴスペラーズくらいしか知らなかったが、参加するアーティストが皆上手いのは流石に直感で理解し、以後チャンネル登録し投稿される動画を日々楽しんで過ごしていた

3月20日、THE FIRST TAKEにて1本の動画が投稿された、本文のタイトルからして先人の方々はこの流れを完璧なまでに予想しているであろうが

『DISH// (北村匠海) - 猫』

失礼を承知で言わせてもらうと、私は北村匠海くんがアーティストであることはおろか俳優であることすら全く知らなかった、オタクは邦画も地上波ドラマも殆ど観ないので

北村匠海くんの第一印象は『髪の短いイケメンはやっぱええなぁ(短髪の男が好きなので)』程度だった、今思うとファーストテイク内の北村匠海くんだいぶ幼く見える

猫を聴いた率直な感想は『即買い』だった、王道の王道たる所以が伝わってくる楽曲、チャンネル内の気に入った曲はダウンロード購入して聴いているので、猫もそんな曲のひとつになった、ただ、他の曲よりも妙に心に引っかかる程度

猫の再生数が段々と凄いことになっていくのを3桁再生の段階からリアルタイムで眺めながら、続く『Shape of Love』も秒でお気に入りの曲となった、もし投稿された曲が猫だけだったら他のアーティストと同じように1曲だけ買っておしまいになっていたかもしれない、自分は好みのアーティストを作らず好みの曲だけを集める人間なので、特定のアーティストにハマる感覚がそもそも無かった、一番沢山の曲を好きになったアーティストでせいぜい4~5曲である

好きになる曲の判定が異常に厳しい自分にとって、2曲連続で同じアーティストの曲を好きになるのは本当に稀だった、北村匠海くん、そしてDISH//は実はタダモノではないのではないか、漁ったらもっと素敵な曲に出会えるのではないかと興味がどんどん湧いてきた、ただ、好きな曲だけを漁りたい人間なのでアルバム買いを避けていた、現在進行形で金欠なのもあるが

そんな中、DISH//公式が特大の爆弾を落としてきた

『DISH// - Premium Studio Live 2020 Spring -』

DISH//がバラードの強いアーティストだと勝手に思い込んでいた自分の脳天に雷が落ちるような感覚、顔の良い男に抱く造形的なかっこいいとは別の、パフォーマンス全体から溢れる『かっこよさ』、顔の良い男の歌が聴きたくて音楽を聴くことは一切無いが、歌が上手い男の顔がいいとこんなにも映えるのかと正直感動した

感情の入り方はそのままにメンバーで演奏するときと歌い分けていると思える4人で奏でる猫やShape of Love、アップテンポで現地で聴いたら頭が沸騰しそうな程盛り上がりそうな勝手にmy soul やBeat monster、JUNPer、開幕からお洒落でかっこいいFLASH BACK、ファーストテイクとはまた別の、メンバーと一緒に歌う北村匠海くんの表情がかっこよかったのは疑う余地もない、真ん中2曲のまーくんの優しい表情のコーラス、後ろで口ずさみながらドラムを叩く大智、終始クールにも無表情にも見える仕事人な柊生くん、観終わった時点で沼の深さを察した、もうファーストテイクは猫とShape of Loveしか殆ど聴かなくなってしまった、再生数に貢献するオタク心理

この段階から、DISH//のファンクラブへの入会を真剣に考え始めた、身内のデレマスオタクの円盤上映会と熱心な布教や声優オタクの発狂ぷり、ツイッターに生息する2.5次元沼に足突っ込んで人生変わった人々によって現地の楽しさを何となくではあるが理解していた

自分がファンクラブ入会にもじもじしている間にも会報表紙争奪戦の犯人は踊る、釣り部シーズン4のエピローグ、コニファー予習の旅の一部映像等アーティストとしてだけでなくDISH//のメンバーの面白人間っぷりが次々露呈しもう入らない方が無理では?と思い始めるまでに至った、開催が危ぶまれてはいるが今年のコニファーのファンクラブ先行を決定打についにファンクラブに入会することを決意した

人生初めてのファンクラブ入会、しかも自分には一生縁が無いと思っていた3次元アイドルのファンクラブである、震える手で入会画面の手続きを進めていたが、ある画面で指が止まった

『誰が推しか選んでください』

にわかファンにとって苦渋の選択、ファンクラブはにわかの入口と言うより中級以上の人間のステップアップの為のものだったのかと思った(ステップアップとは)今の段階で誰かを選ぶのか?でもにわかの選ぶ箱推しは虚しくないか?とにわかに厳しい態度を取ったことのある拗らせたオタクのループ、ただ、二次元のグッズ関連で不遇の道を歩みまくった人間として本能が告げていた

『いい子ぶらず誰か1人選んだ方が絶対いい』

DISH//のメンバーは冗談抜きで全員面白人間で魅力的だが、にわかにはにわかなりに1番を選ばないといけない、メンバー全員コロコロ髪型も髪色も変わるので割とイメージ変わってグループ内推し変とかあるかもしれないが、正直上位2人までは心の中で選んではいた、あとは項目をタッチするだけ

そしてその日から、私は泉大智推しのファンクラブ会員になった

DISH//の入口は間違いなく北村匠海くんだった、しかし少しずつDISH//を知れば知る程大智が気になってしょうがない、4人の笑いの中心にいつもいるような大智、ツイッターで見かけたNAK5での部屋が汚いエピソードや学力テスト、笑いの神が舞い降りた釣り部シーズン2、コニファー予習の旅のお悩み相談、初回会報表紙争奪戦の絵心の無さ、ドラム叩いてるときとのギャップが凄い、ギャップで言ったら匠海くんもそうだけど、そもそも2%の会といいメンバー内の人気をカジュアルに弄るアイドルグループなんて聞いたこともない、彼らの仲の良さが垣間見えると思うし、ファン同士もある程度仲良くないとこういうの無理だと思う

ファン同士の感情で一つ気になっているのが、DISH//の持つ多様性である、我々にわかが猫や様々な動画を入口にDISH//に入ることは、商業的には歓迎だとは思うが、彼らの持つ多様な路線を損なうようなことがあるのではとにわかなりに心配になる、アーティストとしてのDISH//を求めている私のような新参は、先人にとってどう思われているのか、正直少し気になってしまう

私は5人になる前のDISH//も、5人だった頃のDISH//も知らない、メンバーもファンも順風満帆とはとても言えないとてつもない苦労をたくさん経験していることは薄々察しているからこそ、積み上げた現状がどれほど大切か、それが新参によって変わってしまわないか気になってしまう

同担拒否や認知勢に関しては現状何も気にならない、認知に至っては私は成人済み皿野郎なのでサインや握手等のイベントに参加する場合はCDだけ買って知人の声オタに行ってこいと依頼するだろう、メンバー間の仲の良い様子やささやかな情報を聞いてみたい気持ちはあるが、直接顔を出すのは無理な話である

目下の目標はライブへの参加とBDの収集とCDの初回限定版での収集である、何の知識もなく値段を理由に安価なCDを集めなくて本当に良かった、特典の豪華さを見ればファンは絶対に限定版の方が良い、コニファーが開催されるか現状では怪しいが、コニファーに向けて準備を進めるDISH//に対してどうせやらないからと諦めるようなことはファンとしてはしたくない、せめて定番の曲のコール程度は覚えないと参加する人間としてもきっと楽しくない、CD音源と現地の歌が別物なのはデレステの円盤で理解している、現地で聴いたら好きになってしまう曲、絶対にあるはずである

それにしてもDISH//っていったい何なのだろうと思う、ロックバンドであることは疑いようもないけど全員歌えてダンスもバリバリ出来るアイドルでもある、喋らせたら面白い、楽曲によって雰囲気がガラッと変わるのは楽曲提供の強みをフルに受けてる気がする、かと思えばメンバーが作詞も作曲も出来て自分たちの世界観がある、本当に何物にもなれるし確固たる自分もある、良いとこ取りだなぁ、ひとまずは大智を推しながらゆっくり追って行こうと思う

匠海くんの歌、ファーストテイクのアーティストの中で特別上手いとかは分からないんだけど、凄く心に刺さって気付いたら贔屓して聴いてしまう、あの怪物じみたアーティストの面々で何一つ引けを取らず堂々と歌い、そして評価されている時点で匠海くんも怪物じみたアーティストだと思う、私の推しは泉大智だが、アイドルを推すって当事者になるとこんなに楽しいんだなあ、現地でThis Wonderful world聴いたら正気でいられるのかなぁ、何だか語句も一貫性無くなって怪しくなってきたからここらいらで締めようと思う

まだCD1枚分しか曲集めてないから色んな//erさんのおすすめの曲知りたいなぁ




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