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LINEのビジネス活用とは何のことか

現在、月間8,400万人以上がアクティブに利用している日本で最も利用されているメッセージアプリです。
誰かに連絡を取りたいとき、何かを伝えたいときにLINEを使わない日はありません。

また、企業として利用できるLINE公式アカウントは無料で使えることもあり、手軽で絶大な効果を発揮する「売上アップのツール」として大注目されています。

特に、LINEはB2C(販売企業側が、個人顧客を相手にしているビジネス形態)のときに威力を発揮します。
なぜなら、LINEがプライベートで、個人利用するためのアプリだから
です。

あなたが、法人を相手にしたビジネスをしている場合、LINEは向いていません。法人担当者は個人ではありますが、個人のLINEアカウントを使ってまで、仕事の情報を得ようとする積極的なビジネスパーソンは、ほぼいないからです。

逆に言えば、個人を対象にしたビジネスの場合に、LINEを使わないという選択肢はありません。

今すぐ、LINEの友だちを増やしていきましょう。


そもそも、LINEをビジネス活用するってどういうこと?

売上アップのために情報発信をしましょうといわれて久しいのですが、特にソーシャルメディアは、ユーザーが、各SNSのリコメンドによる選択的投稿配信をただ漫然と受動的にながめているだけで、フォロワーに対して、投稿の閲覧頻度などをこちらから指定することができません。
どうしても見せたい投稿がある場合は、SNSに広告出稿します。

たとえば、あなたがソーシャルメディアでの発信を主にしている場合、SNSのフォロワーがたまたま、タイムラインに流れてきたあなたの投稿を受動的に目にして、興味があれば、リンクをたどって、あなたが指定したページへと遷移してきます。
このとき、ユーザーのタイムラインにあなたの投稿が表示されるアルゴリズムが各社それぞれに存在します。

ソーシャルメディアの発信は楽でよいのですが、それだけでは、「ブログ更新しました」「新メニューお披露目!」など、こちらからメッセージを届け、フォロワーに行動喚起したい場合に、力不足です。

各SNSの表示基準(アルゴリズム)の制限を受けるため、きっちりとSNSフォロワーにメッセージを届けることができないからです。
この不具合を解消するため、プッシュ型メディアであるLINEを利用します。

プル型、プッシュ型の違い

ドアを開閉するときの方向を思い起こしてください。ドアを押して入る(push)か、引いて入ってもらう(pull)か。

プル型メディアは、ソーシャルメディアやオウンドメディアのことを言います。

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ソーシャルメディアを事例とすると、発信(投稿)によって「ココにオモロイもん、ありますよ~」と、気を惹いているわけです。だからpull(引く)です。

興味を引いて、こちらに来てもらうタイプのメディアのこと。

趣向を凝らしたオモシロ発信をして、ただ漫然と気を惹こうとしているだけではダメです。広告をキャッシュポイントとするオウンドメディアや、動画再生数で稼ぐYouTubeならそれでよいのですが、LINEをビジネス活用したいのであれば、プル型メディアに来てもらったからには、必ず、LINE友だち登録してもらってください。

なぜ、LINE友だち追加してもらうべきなのか?

サザエさんで、三河屋のサブちゃんが、磯野家の勝手口を開けて「ちわー!みかわやでーす」って声掛けするじゃないですか。

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あれは、「磯野家が、声かけていいよ」という許可をしているわけです。

LINEであれば、ユーザーに友だち追加してもらうことで、この状態が作れます。商品・サービスの提供側から、メッセージ配信して(つまり、ドアを押して開ける)注目を得ることができるのがプッシュ型メディアの特徴です。

プル型メディアは、待ちのメディアとも呼ばれます。SNSのタイムラインや検索エンジンからユーザーが来てくれるのを待つ・・・(告知を見てくれるはずだ・・・)それって、運任せですよね。

売上が欲しいのであれば、ビジネスを運任せにしていてはいけません。

そうじゃなくて、こちらから「新商品でました!」「新メニューあります!」と連絡をすることで、狙ってビジネスの成果を作っていきましょう。

前述した、三河屋さんのサブちゃんだって、磯野家からの連絡待ちをしてないんですよ。「酒、みりん、米、しょうゆ・・・まだ、ありますか?」って聞きに来て、取引のタイミングを自分で作っているのです。ただ、お呼びがかかるのをPULLの状態で待っていては、いけないということです。現代人は特に忘れっぽいので、すぐに別の、ちゃんとプッシュ営業してくるひとに、ユーザー(見込み客)が奪われていってしまいますよ。

さて。

プッシュ型メディアへ移動してもらうための前段階において、プル型メディアは有効です。

特に、ソーシャルメディアはフォロワーを増やすのがかんたんです。そうしてフォローいただいた「興味がある!」と寄ってきてくれたひとの中から、本気で興味があるひとにだけLINE登録してもらいます。じゃないと、メッセージ配信数が浪費されるだけですから。

せっかく、フォロワーになってもらっても、かんたんに通りすがっていってしまう移り気なSNSのオーディエンス(観客)から、あなたの商品・サービスに興味があるとわかっている、且つ、こちらから確実に連絡・告知ができるLINE友だちへ変換するということ。

プッシュ型メディアであるLINEをビジネス活用するというのは、企業側から個人へ連絡がとれる(=メッセージ配信ができる)状態にして、売り上げアップにつなげていくということです。

まずは、LINE公式アカウントを作成してくださいね。

実際にどうやってLINE友だち数を増やすのか

運用しているソーシャルメディア・ブログなどのプル型メディアまたは、各種ウェブ広告から、あなたのLINE公式アカウントに「友だち追加」をうながします。

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ユーザーに、あなたのLINE公式アカウントを友だち追加いただくことで、あなたからメッセージを送ることができるようになります。

単なる「LINE友だち追加して」ではダメ!

今や、LINE友だち追加して!というお願い文章は、当たり前に存在していて、辟易しているユーザーが多いです。
何か、LINE友だち登録するメリットがなければ、友達追加しません。

このため、リードマグネットを用意します。
たとえば、LINE友だち追加いただくと、もれなく〇〇プレゼント!というもの。

テキストPDF、音声、動画でもいいし、「〇〇無料講座」と銘打ってもよいでしょう。

店舗であれば、「500円OFFクーポンもらえます」が多いです。わたしは、先日、下着を買ったときに「今すぐ使える1000円OFFクーポン」のためにまんまとレジ前でLINE友達追加しました。

他にも、コロナの影響でいつも通っているネイルサロンが閉店してプライベートサロンに切り替わるのですが、「いつも予約をしていたホットペッパービューティーで予約受付できなくなるので、LINEからお願いします」っていわれて、LINE登録しましたよ。

つまり、LINE友だち登録することで、ユーザーが何かメリットを得たり、利便性を感じさせることが重要です。

なお、友だち登録すぐの「あいさつメッセージ」で、お約束していた友だち追加プレゼントを渡すようにしてください。


LINE活用の事例

LINEのビジネス活用事例は公式サイトに詳しいですので、ぜひご覧ください。

まとめ

LINEを使うことで、メッセージが送れるようになり、しかもメルマガのように迷惑メールボックスに行ってしまったり、そもそもメールボックスに届かなかったりすることもありません。

配信したメッセージが確実にLINE友だち(≒見込み客)に届く結果、売り上げがアップするのは当たり前のことです。LINE友だちをどんどん増やしていきましょう。

LINE友だち登録していただくとき、リードマグネットと呼ばれる「登録時の特典」を用意することで、友だち追加してもらいやすくなります。

このリードマグネットは、反応が落ちてきたら別のモノに変えていくとよいでしょう。


あなたのビジネスがうまくいくことを願っています。


追伸

LINE公式アカウントに「ステップ配信」機能がつきました。そもそもLINE公式でできることを知らない方が多いようなので、デモアカウントをご用意しました。

もちろん、ビジネスに役立つ内容も盛りだくさんにしてありますので、あなたのビジネスの参考にしていただければ幸いです。


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