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-GRADEGION-として『巡や』というブランドにかける想い

先日、100DIVEというプロジェクトが終了した。
約半年前から関わり始め、これから企業を一緒にしていこうというメンバーとも出会えて大袈裟かもしれないけれど人生の中でもかなり大きな決断かもしれない。でも、それくらい一緒に何かを始めて行きたいと思えるメンバーと出会えたことに少なからず感謝している。
正直、全てが順調ではなかったと思う。5人のメンバーから始まり、毎月一回ペースでのプレゼンのためにみんな忙しい中でMTGをしたり、なかなか全員が集まることも難しく結局は動けるメンバーで動いていくしかなかったことを思うと果たして全員で作り上げたのかと聞かれると首を傾げてしまう思いもある。だけど、このメンバーと出会えたおかげで色んなことが前進できたことは紛れもない事実だ。だからこそ、最終プレゼンを乗り切ってからのメンバーの集まりの悪さには相当凹んだ。しかも、新しくメンバーも加わり8名となり、それぞれに役割を振って担当してもらうやり方で情報共有をしていこうという話だったにも関わらず、メインで動くのは結局いつものメンバーという流れができてしまっていて改めて人をマネジメントすることの大変さを痛感した。だが、それにもきちんと理由がありそれを理解しているからこそのもどかしさもあった。それは、ほとんどのメンバーが副業やプロボノで関わってくれていて、本業が忙しい時はそちらを優先すべきと言った考え方で自分たちは動いていた。でも、せめて何かしらのアクションはあってもいいのではないかと毎回お知らせをするたびに思ってしまっていた。
会社を作ると言っても決して容易いことでないのは色んな人の話を聞いてもいたし、自分自身も現在フリーで仕事をしているので承知をしているつもりだったけれどまだ起業前なのにこんな状態で大丈夫なのかなと他のメンバーにも愚痴ってしまっている自分がいて少し気分的に滅入っていた。


醤油搾りの参加してくださった皆さん

それでもセッションは続いているので、現在動けるメンバーと資料を作り上げるために話し合いは続けていた。
とりあえずは、参加できるメンバーでセッションには臨んだものの、直前まで資料作りをしていたので審査員の評価は高くないだろうと思っていたが、ありがたいことにその予想を裏切って高評価をいただけた。参加できなかったメンバーにもそのことを共有はしたが反応はなかった。そんな中、年末にはメンバーで集まってお疲れ様と言い合いたくて忘年会を企画した。だが、参加してくれたの結局いつものメンバーで、アクションがないメンバーはどうしたんだろうと逆に心配になっていた。それでもとりあえず企画した以上はやり遂げたいと思い、参加できるメンバーで忘年会を開催した。ちなみに、実は巡やのロゴを書いてくれと頼んだ友人が年末の忘年会に参加してくれて他のメンバーとの顔合わせをした際には色々と意見を言ってくれてかなりいい刺激になった。それ以外にも、以前山形県の西川町に滞在したときに知り合った友人も西川町でゲストハウスをやりたいと言ってすでにもう物件を借りており、今回たまたま東京に来る用事があるとのことでぜひと話したところ忘年会にも参加してくれ、しかもチームの一員として何か力になれることがあればと言ってくれた。
嬉しい反面、アクションがない既存のメンバーに対して寂しさを感じた年末でした。


橋の上から見下ろした川と奥多摩の風景

年も明け、8日には最終セッションがあるため事前にMTGをしようと呼びかけたものの、こちらも反応してくれたのがいつものメンバーで本当に心配になっていた。とりあえず、MTGは既存メンバーと新しく加わってくれた6名でなんだかんだ21時から始まり0時まで話し合ってしまっていた。だけど、それがあったから8日の最終セッションでのプレゼンはかなり自分たちも満足いく形で発表できたのではないかと思っている。
事務局や行政からの意見も非常に参考になったし、新島村チームからの評価も今後の自分たちにとってはとても大事な機会となった。
これから先は本当に自分たちで自走していくことが大前提となり、ワクワクもあるがそれと同時に不安要素もまだまだたくさんあることで足が止まらないかと思うこともある。だが、一緒にやろうとしているメンバーは本当に心強いし、チームをまとめる要となるメンバーが代表としてなってくれる以上自分はそれを全力で支えて絶対にこの事業を立ち上げて成功させてやると改めて決意を新たにできた気がする。

これからは事業化する上でのスケジュール調整や資金調達、スポンサーとなってくれるクライアントへの営業活動、そして何よりも法人化する手続きを進めていかなければならない。ありがたいことに各々が得意分野が違っていてやれることがある程度わかっているのでそれをきちんと整理して進めていければいいと思っている。そのためにはまず大前提に対話を重ねることが大事ということでこれからはMTGを定例化することとした。
正直まだこの事業だけでどれくらいの利益を出せるのかは未定なので、みんな本業との並行業務となるけれど確実に自分は楽しくて仕方がないと言った感じでいる。

奥多摩という地域で始めるきっかけにはなったが、まずはこの土地でGRADEGIONとしての実績を作り上げたいと思う。
これから先、色んな地域で人口も減っていき空き家の数も増えていくだろう。
でも、それはきっと誰かが解決しなければいけないことだと思う。
でも、それはきっと誰もが解決したいことだと思っているはず。
でも、それは誰かがやるのではなく自分たちが何かをしなきゃいけないと思う。
大袈裟かもしれないけれど、『巡や』を色んな地域に広めて、色んな人に関わってもらって、少しでも空き家の解決やまちおこしの一翼でも担えたらと思っています。

まだまだこれからスタートするわけだけれど、今が一番楽しい時期なのかもしれない。苦しい時期も楽しい時期もきっとこのメンバーとなら乗り切れそうな自信がある。それは他のメンバーも同じではないかと勝手に思っている笑。
さぁ、2024年はまだスタートしたばかりだ。
ぜひ、皆さんも応援してくださることを願っています!!

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