タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「エコー大好き特集」2022,9,19つまみ聞き

ゾフィ~~ゾフィ~~ゾフィ~~やまびこ系エコーDJとビック・エコーでリモート会議しがちなDJ2人の音楽トーク番組。bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2022,9,19「エコー大好き特集」タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)

スー)メール大阪のなおみさん《熱戦の京セラドームからサヨナラ勝ちに喜び爆発!帰って来て夕飯を済ませた所です》と。楽しそうですね、オリックスと楽天がね。
ミ)はい。
スー)私は平熱で行きたいと思います。(☆スージーさんは千葉ロッテマリーンズファン。オンエア時5位^^;)129回スージー鈴木でございます。そして。
ミ)はい、野球に興味が無い方は何ともないオープニングだったと思いますがハハハ、ミラッキ大村でございます。
スー)ハハ、AMみが…。今回は《エコー大好き特集》という事で、ちょっとまた専門的な話になって来ます。そもそもエコーとかディレイとかリバーブとか中々わかんないですよね。私もわかんないので、一応ちょっとミキサーの方と相談しまして、どんな感じかというのを示す音源を作って参りました。スザンヌ・ヴェガに『トムズ・ダイナー(Tom’s Diner)』というアカペラで歌う曲がありまして、こんな曲です♪『トムズ・ダイナー(Tom’s Diner)』。これ、昔CMとかに使われて、割と有名な曲です。これにエコーをかけて行きますね。エコーの原義は反響、こだまっていう意味なんで、スザンヌ・ヴェガが高尾山に行ってやまびこを聞いてみました。題しまして「トムズ高尾山」♪~~ああいいですねえ、山梨の方まで響いて行く感じですね。
ミ)高尾山でもこんなにはなんないですよ。
スー)アハハハッ。これはもうウルトラマン世代はよくご存知の、ゾフィー(※1967放送第39話初登場)の声ですね。私今、ゾフィーエコーかけてみますね。「ゾフィー~~ゾフィー~~~金貸して~~」フフ。これがエコーやまびこ系でございます。次行きますね、エコーって言葉が一般的になったのは、カラオケボックスですね。
ミ)うん。
スー)日本に来てスザンヌ・ヴェガがカラオケボックスに行きました。題しまして「トムズカラオケ館」♪~~ああ、イイ感じですね。
ミ)ホントだ。
スー)カラオケ館、ちょっと30分延長で。「スザンヌ君、エエ声してるね、ちょっとこっち来いこっち来い」セクハラめいた‘90年代のカラオケ。
ミ)ハハハハッ。
スー)アー疲れたとスザンヌ・ヴェガが東京で銭湯に行きました。題しまして「トムズ銭湯」♪~~
ミ)おー違う。
スー)深いですよね、これ、リバーブって言うんです。もっと疲れたって言うんで、高尾山近くのスーパー銭湯に行きました。もっとホールが大きくて、ホールの残響が深いですよ。題しまして「トムズスーパー銭湯」♪~~ハッハッ洞窟だ。専門的な事は私もよくわからないんですけれども、こういうのをポップスに使って、奥深い感じリッチな感じの曲がたくさんありますので、邦楽の歴史でこういうのを使ってる曲を集めてみたという事です。
ミ)はい。
【“ナイアガラみ”ポップス】
スー)ずうとるびから始まるさんが大瀧(詠一)さんの曲をと。《ウォール・オブ・サウンドのパイオニアという事で大瀧さんの曲は欠かせないと思います》ああ、そうだなという事で、始めの30分は、ナイアガラサウンドならぬ、“ナイアガラみ”サウンド。大瀧詠一ではないんですけれども、残響が深くて根源にフィル・スペクター、ロネッツ『ビー・マイ・ベイビー』が見えて来るような、残響を持ったアメリカンポップスっぽい“ナイアガラみ”ポップスを集めて参りました。“ナイアガラみ”ポップスと言えば以前かけました岡崎友紀『ドゥユ―リメンバーミー』、あれは実はロングバケーション1年前なんですよね。“ナイアガラみ”ってのがナイアガラだけじゃないんですけど、ああいう曲を集めてみようかと思いました。まず1曲目これは2回目なんですが、ナイアガラmeetsおニャン子、会員番号11番『風のInvitation』。割と残響深いですよ。“ナイアガラみ”は福永さと“み”。
♪福永恵規『風のInvitation』
スー)いいですねえ。
☆ここで気象情報 波浪警報茨城県○○地域の読み方を、確認しミラッキさん読む。難読地名。鹿行⇒ろっこう。この夜は大型台風14号が関東地方に接近。

スー)次はポップス界の女王と“ナイアガラみ”の出会いでございます。1曲目は大瀧詠一本人とデュエットもなさった竹内まりやさん。竹内まりやの“ナイアガラみ”と言いますと、‘81『もう一度』がホントにドーン!という感じです。大好きな曲です。シングルにもなりましたし、アルバム「Variety」にも入ってます。続きましてユーミンでございますよ。
ミ)おー。
スー)“ナイアガラみ”というと、松任谷ゆ“み”でございます。
ミ)アハハハハッ。
スー)ハハ。薬師丸ひろ子や松田聖子への作家として、大瀧詠一とライバルみたいな感じでもあったんですけど、アルバム‘87「ダイアモンドダストが消えぬ間に」の曲『SWEET DREAMS』。これは全体的にエコーがかかってるんですけど、ドラムですよ。‘80代の♪ダカダカダカダカ。イントロからもうああ!エコーだリバーブだ’80代だって感じでございます。女王様の“ナイアガラみ”サウンド竹内まりやから、松任谷ゆ“み”。
♪竹内まりや『もう一度』♪松任谷由実『SWEET DREAMS』
スー)映画「波の数だけ抱きしめて」(‘91『SWEET DREAMS』劇中歌)、懐かしいでございます。でもですね、“ナイアガラみ”サウンドの代表はやっぱり『SOMEDAY』かなと。佐野元春『SOMEDAY』(☆やや囁き声で)かけてなかったんですよ。
ミ)意外にも。佐野元春さんは何曲もかかってますね。
スー)もう、怖くて怖くて。何回も検索してみて。さっき一応ディレクターに聞いてみて、無かったという事で。『SOMEDAY』が1981年6月21日リリース、ロングバケーションのちょうど3ヶ月後。佐野元春が「ロングバケーション」のレコーディングを見に行って、ホントに感化されて、ナイアガラよりもナイアガラっぽい曲をやって行く。ホントにこの編集感覚が凄いなあって思うんです。じゃあ、ちょっと『SOMEDAY』行ってみましょうか。あ、ゾフィーエコーもらっていいですか?(☆佐野元春モノマネで^^;)「I wannabe with you try someday」
♪佐野元春『SOMEDAY』
☆気象情報ミラッキさん読む。神奈川県各地への大雨警報。
スー)ちょっと迫って来ましたね。だからラジオを聞いて頂けるとこういう情報も入って来ますんで、音楽を楽しみながら、自分の地区の情報をチェックしてもらうのが安全かもしれませんね。
ミ)そうですね。
スー)佐野元春『SOMEDAY』がいよいよかかりました。どうですか?
ミ)エコーが‘80代から始まっていたという事ですね。
スー)ありがとうございます。‘80代にエコーっていうのが、デジタルも含めてディレイとかリバーブとかガッ!と広がったんです。10時台前半で私は、じゃあ日本のロックでエコーがどういう風に馴染んで行ったか、過去の方に振り返ってディグして行こうと思います。ミラッキさん次の30分はどんな感じで編成して行きますか。
ミ)私は‘90代から21世紀に関する曲でやって行きたいと思います。

【ミラッキ・ゾーン 地底~天空へ】
スー)佐野元春『SOMEDAY』は、やひこ・かくださんブルートパーズさんからももらっていました。いつもありがとうございます。このゾーンはカラオケボックス・ビック・エコーでリモート会議しがちな…あ、いいですよね。カラオケボックスで。ミラッキさんの選曲でございます。
☆シューゲイザー(シューゲイジング):いっぱいリバーブがかかっている轟音ギターと清涼感溢れるボーカルのジャンル⇒日本で一番売れたこのジャンルのバンドはスピッツ『ロビンソン』
☆『ロビンソン』より1年前で、これより深めのリバーブでこれと同じような曲
♪Spiral Life『20th Century Flight-光の彼方に-』
☆エコーが地底、洞窟の象徴から空、宇宙を表すようになった?
☆トランス・TKカラオケ・エコー
♪globe『OVER THE RAINBOW』♪電気グルーヴ『虹』⇐☆曲の繋ぎがTwitterで絶賛。ディレクター・ハマノさん⇒名前判明後“ハマノ・ミックス”とTwitterで^^;
☆シューゲイジング♪きのこ帝国『金木犀の夜』
スー)じゃあ、エコーの根源に迫ってディグしたいと思います。

【22:00台前半 エコーと日本ロック史の発見】
スー)さっきの30分間(ミラッキゾーン)で、もし緊急速報が来たら、私が読もうと。来なかったですね。
ミ)こういうモンなんですね。
スー)こういうのは活舌良く行かないといけないんで。私ミラッキさんほど良くないんで、実は緊張してたんです。肩の荷が降りたと。フフッ。エコー大好き特集、ミラッキさんがとてもイイ事おっしゃった。
ミ)なんでしょうか。
スー)(エコーが地底から)空の方に行くって言うね。スペイシー(Spacy宇宙空間的な)っていう感じがして。さっき聞いていたら、あああの曲もあの曲もシューゲイザーだったのかなあと思いました。その前にあったのはU2(※アイルランドのロックバンド)やポリスの『Every Breath You Take』(※’83,5)とかね。ちょうど八分音符でギターにディレイ重ねるとああいう感じになるのかなと分析してたんです。いずれにせよあのギターのサウンドやボーカルの感じが宇宙に行ってる感じがする。
ミ)そうですね。
スー)その前にミラッキさんがとてもイイ事仰ってた。地底だと。それが今からの話と見事にビンゴ!してます。こっからは‘60代に行きたいんです。
ミ)スージーさん大好きな。
スー)日本のロックとエコーどこかなあ、とディグしたんですよ。ディグしまくってたら、恐るべき事実が判明しまして。
ミ)何でしょう。
スー)そもそも日本のロックの歴史はエコーから始まっていた。フフフどっからエコーが付いた?ではなくて、そもそもエコーを伴って日本のロックがスタートしてた事が判明しました。かける曲はまたスパイダースなんです。いつもかける‘66の名作アルバム「アルバム№1」でなくて、その1年前に実験的に日本語版の『フリフリ』が日本クラウンから出てるんですよ。これがもうエコーたっぷりなんです。聞いたらびっくりします。そもそもなんでこんなエコーかかってるか、知らんけど、の世界なんです。詳しい方いらしたら、教えて欲しいんですけど。多分ねえ、ベンチャーズが日本で大ブームだったんで、ギターはボーカルよりエコーかけやすい。アンプに「リバーブ」って言うスイッチがあるんで。ベンチャーズが割とエコーっぽかった、リバーブっぽかったんで、そういう影響を受けてる、か。いや、それと、だな。ジャズ喫茶とか地下のクラブとか、そういうトコのライブ感って言うのを演出したかったんじゃないかなと思います。というぐらい、聞いたらめっちゃモリモリのエコーでございます。
ミ)はい。
スー)1965年5月に正式名称で田辺昭知とザ・スパイダース『フリフリ』が出ています。その3ヶ月後に寺内タケシとブルージーンズ『ユア・ベイビー』って曲もありましてこれもエコ―なんですよ。今日はスパイダースの方行きます。スパイダースを日本のロックの歴史の始まりとすれば、めっちゃエコーを伴って日本のロックが生まれたという事が証明されます。
ミ)なるほどー。
スー)もう1曲GSエコー続けます。これはスパイダース弟子筋のザ・テンプターズという、ショーケンがいたバンドがありました。さっきの『フリフリ』は‘65なんですが4年後に『テルミー・モア』って曲、これがまたエコーもりもりなんですけど、(スパイダース『フリフリ』と)全然違うんですよ。スパイダースのは混沌としたエコーでシューゲイザーの感じがあんまりしないんですけど、テンプターズの方は、なんつーんだろうな、多少「サイケ」。さっき、僕シューゲイザー系のエコーには「サイケ」を感じたんです。
ミ)そうです。シューゲイザーを語る時「簡単に言うと昔でいうサイケですよ」とよく書いてあります。
スー)だとしたら、日本のサイケデリック・エコーの発端がテンプターズ『テルミー・モア』だと言えるんで、日本初のシューゲイザーかもしれない。フフフッ。
ミ)なるほど。
スー)では日本のロックがエコーを伴って来た、という事で2曲行きたいと思います。
♪田辺昭知とザ・スパイダース『フリフリ』♪ザ・テンプターズ『テルミー・モア』
スー)地下エコー、この辺からスタートしてますね。理由はベンチャーズの影響とか。
2曲目のテンプターズは、サイケなんで“ドアーズ・エコー”と言ってもいいんですけど。
(※ドアーズ:’65-’72,’78アメリカのロックバンド)なので、ベンチャーズ・エコーからドアーズ・エコー。ライブな感じを出したかった(かもしれない)。ビートルズはあんまり“エコーみ”ないんですけどね。ライブな地下のクラブの怪しい感じを出したかったのと、2曲目はサイケデリックですから、ドラッグの心象風景みたいなのを出してる感じなのかもしれませんけど、まあ、新しい事をやりたかったって事かもしれませんね
ミ)そうですね。
スー)という訳でGSあたりから、ロックはエコーを伴って出て来るんです。時をもうちょっと前に引っ張って来て、’75。ギターのエコーに注目したいんですが、甲斐バンド『裏切りの街角』という曲があります。これはギターにイイ感じのリバーブが付いてます。今、リバーブって言い換えましたけど、ギター・アンプにリバーブってスイッチがあって、入れると何とも“エレキ”っていう音になるんですよね。この音は多分、GSパープルシャドウズ『小さなスナック』でエッチィな夜の感じがするエコーのギターがあって、その影響があるかもしれません。甲斐バンド『裏切りの街角』のイントロのギターがイイんですよ。あとね、途中ギター・ソロがあるんですけど、そこはディストーションが入ってディレイみたいな感じ。1曲で‘60代と’70代のエコーが両方楽しめる。さっきのテンプターズ『テルミー・モア』がフリッパーズ・ギターのヘッド博士(※「ヘッド博士の世界塔」‘91フリッパーズ・ギター最後のスタジオ・アルバム)の感じがすると言う話からすると、もしかしたら甲斐バンドも、日本におけるシューゲイザーのはしりかもしれないという。フフフッ。
ミ)20年後にスピッツ『ロビンソン』出てますね。
スー)だから一周回って、渋谷系とかあの辺は「古いものが新しい」っていう時代でしたから、繋がってるのかもしれません。
☆イントロのプリミティブなリバーブと、途中で出て来るギターソロのツインのディストーションギター、‘60代’70代2度のギターエコーが楽しめる。
♪甲斐バンド『裏切りの街角』
スー)‘75もしかしたら意識して古めかしいGSっぽい事をやったのかも、しれませんね。歴史は繰り返すって事で、今大体この辺で地底から地上くらいまで上がりましたかね。ハハ。
ミ)ハハハ。
スー)あ、さっきの『フリフリ』の変なリズムは、日本人は三々七拍子という事で♪パンパンパン、パンパンパン、ダッタッタ~とやったと。普通の8ビートじゃなくて、かまやつひろしがあのリズムを作ったという事なんです。フフフッ。
ミ)うーん、ノリを生み出していく。
スー)そうですそうです。じゃ、もしかしたら地底から地上に上がる時にシティポップが絡んでるのかもしれません。
ミ)なるほど。
スー)次にボーカルにエコーかけるんです。甲斐バンドと同じ東芝EMIエキスプレス・エコーとして聞くべき作品があったんです。今回ディグしたのはアリスのドラムス、キンちゃん、矢沢透という方が出しているソロ・アルバム’78 「バラエティーツアー」。そんなには売れてないんですけど、アリスのドラムの方という事で話題を呼んだんです。ウチの兄貴がリアルタイムで買ったんですよ。これがねえ、シティポップなんです。
ミ)シティポップなんですか⁉
スー)いつかねえ、グレープ(※’72-76さだまさし・吉田正美のフォーク・デュオ)の吉田正美さんの曲かけたじゃないですか。あれと同じような意味で、アリスは大きく言うとフォーク村だったんですけど、今聞くと凄くディグすべき音楽だなと思います。キンちゃんて喋ると舌足らずで、タブレット純さんと喋りが似てるんです。でもタブレット純さんて歌うと朗々とするじゃないですか、キンちゃんはね歌っても舌足らずなんです。でもボーカルにめっちゃエコーかけたらね、おしゃれになる、シティポップになるんですよ。
ミ)へえー。
スー)アルバム「バラエティーツアー」、もしかしたらシティポップ界でディグされ始めてるのかもしれませんけど、私はその動きは知りません。ウチの兄貴が買ったLPを私が大阪から持って来ました。フフ。’78 矢沢透『ホリデイ』ボーカルにエコーかかってますけど、それがおしゃれな感じになってるという事で、今再評価が求められる曲だと思います。
♪矢沢透『ホリデイ』
スー)ちょっとなんか、心なしかタイムラインが止まってる感じが…。ハハッ。
ミ)ハハッそんな事ないですよ。
スー)タブレット純と言っちゃいましたから、タブレット純さんが歌ってるような感じがしてハハハ。
ミ)いやあ、掘り出しましたねえ。にらたまさんやmasaki78さんが《寺尾聰さんを先取りしてる感》と。
スー)ああー、東芝EMIじゃないかな?溜池時代の、フフ。さっきの話も含めて、エコーというものの1個に、ボーカルやギター、声や楽器をSE化すると言いましょうかね、BGMの中に馴染ませるという事で。今のもボーカルって言うよりは「コンコン」ノックする音や目覚まし時計の音を表現してエコ―かけて、SEにしてる感じがしますね。(※SE:SOUND EFECT⇒映像等に付ける効果音や短い音楽)
ミ)なるほど。Twitter金獅子雲さん《前にやった「ボーカルエフェクト特集」(’22,8,1)との違い。ボーカルエフェクトは声を加工する、エコーは声じゃなくサウンドを加工するという理解でいいんでしょうか》。
スー)今の(矢沢透『ホリデイ』)はもう声の方まで行きましたが、全体的にふわっとエコーかかってますね。結果的に今、言われるシティポップ感じになってる。だからかなり(当時)イノベーティブなアルバムだったんですね。数字みたらあまり売れてなかったんですが、早過ぎたって感じですね。
ミ)‘79坂本龍一さんにボコーダーがかかってる、その1年前。ただ、びっくりしました。
スー)これ、タブレットさんカバーしてくれませんかね。
ミ)ハハハハハッ。
スー)じゃあ、10時台後半はもう一回タイムラインを動かすべく、1990のエコーというものに着目してみたいと思います。

【ラスト・ゾーン エコー当たり年1990・東京ドーム解散モコモコ】
スー)矢沢透は今回の為にディグした訳ではなくて、リアルタイムでウチの兄貴がアリスファンで、買ってましたからね。ディグした気持ちは全くなかったんですが、たまさか!タブレット感がハハハッ。フツーの世界に戻したいと思います。‘90でございます。
ミ)はい。
スー)調べるとどうも1990年がエコーの当たり年だったんじゃないか、という謎の話をします。
ミ)平成2年ですね、はい。
スー)フフフ。‘90バブルの残響を楽しんだ年。あ、すいません、安い評論家みたいな事言ってしました。
ミ)ププーッ!
スー)ユニコーン『自転車泥棒』このイントロがいいんですよ。♪ドレミファソラシドとドシラソファミレドが(※エコー無しでギター弾く)入ってんです。一気に同じリズムで。例えば今アコースティックギターにリバーブかけるとこんな感じですね♪~~ああ、ユニコーンみができましたね。ドレミファソラシドとドシラソファミレドが一緒に流れるという変わった音列なんですけれども、エコーをかけるとあ~ら不思議スッごくイイ感じのイントロになります。まず1曲目は‘90,10ユニコーン『自転車泥棒』。さっきから何回も名前が出ているフリッパーズ・ギターは’90は「CAMERA TALK」のアルバムの年であります。(6月リリース)割とエコーみが深いアルバムなんですけど、最後に入ってます『Camera Full of Kisses/全ての言葉はさよなら』、これがイイ感じでふわーっとエコーかかってまして、ああ’90 エコーだなあという感じがして参ります。今日は時間の関係でかけませんが、これに岡村靖幸「家庭教師」『祈りの季節』という曲を足して、’90三大エコー。
ミ)フフフハハハハッ。間違いないッ。うーん。
スー)フフフッ。はい。どうですか、もうそろそろエコー界が宇宙に出る寸前みたいな感じでしょうね。
ミ)寸前ですね。
スー)種子島のあたりから、もう発射寸前という時に‘90のJポップ界で素晴らしいエコーがたくさん出来ました。’90エコーメドレーでございます。
♪ユニコーン『自転車泥棒』♪フリッパーズ・ギター『Camera Full of Kisses/全ての言葉はさよなら』
スー)ユニコーンはやひこ・かくださんaiaiさんからも予測もらいました、ありがとうございます。『自転車泥棒』エコーとフランジャーですかね。最後は変化球なんです。でね、考えたんですけど、スタジオエコーより、実はコンサートのホールエコーの方がエコー強いんじゃないかと思ったんですよ。
ミ)なるほど。
スー)じゃ、一番デッカイホールエコーがきくのは、という事で東京ドーム。最後は変化球で“東京ドーム解散エコーメドレー”っていうのをお届けしたいと思います。
ミ)すっごいメドレ―作りましたね。フフ。
スー)特に昔はコンサートの東京ドームは大箱過ぎて、音がモコモコして、観に行っても全然なんだかわかんないって言う。
ミ)野球の応援ですら跳ね返って来ますもんね。
スー)あー、また最近、巨人戦ボリューム高いんですけどねえ。モコモコっとするんです。特に‘90代だと5万人入る屋根付きドームのホールエコー、それも解散コンサートとなると、歓声や悲鳴も相まって、音が大変な事になってる。だから心なしか東京ドームの解散アルバムのCDが少ないような気もするんですが、探してみました。
ミ)ありますか。
スー)ありました。
☆東京ドーム解散エコーメドレー
☆COMPLEX有名なライブ盤「19901108」スージーさんも行っていた東京ドーム。カッコいい!そうる透さんの素晴らしいドラムスとモコモコ感を楽しんで欲しい。
☆米米CLUB’97,3 3枚組CD「THE LAST SYMPIOSIUM~米米CLUBラスト・ライブ・in東京ドーム~」ラスト曲。たくさんのライブを見、たくさんのライブ音源を聞いて来たスージーさんが「これほど盛り上がってるライブはない」と思う盛り上がり+東京ドームのモコモコ感でとんでもない事になっている。フル7分最後を切っても5分ある+こんだけしつこいエンディングのライブ演奏もない^^;
♪COMPLEX『RAMBLING MAN』♪米米CLUB『Shake Hip!』
スー)フフッ。米米CLUB東京ドーム行ってみたかったなあ~行った人、イイだろうなあ、これ。
ミ)終わらなかった、なかなかね。フフ。
スー)大盛り上がりで最後変化球になりました《エコー大好き特集》でございました。来週はリクエスト特集、あの曲も聞きたかったと言う曲をメール、Twitterで募集しております。私Twitterでまとめております。
ミ)7月1週目から今週まで全12回、番組ブログ、スージーさんTwitterまとめで見て下さい。
スー)今日の聞いて、もっとこんな地底エコーを聞きたいなんて言うのも含めてリクエスト下さい。精一杯様々な音源を探して対応しますんでよろしくお願いします。
===終了===

み★エコー種類やまびこ・カラオケ・銭湯バージョン音源での解説の絶妙さは必聴です。‘60代日本ロックはエコーを伴って始まった。’80代残響を持ったアメリカンポップスっぽいナイアガラみサウンド。‘90代はエコー当たり年。東京ドームホールモコモコエコー。音楽評論家スージーさんの見事な球種・球速にズバッとやられた感じで、それに聞き入りながらも、楽曲を深く楽しめた素晴らしい回でした。

☆番組特製ステッカー⇒シェア大賞:H宮坂さん・なぞかけ大賞:すれからしさん(何度目⁉)
☆来週(9/26)リクエスト特集7/4-9/19オンエアまでの特集からリクエスト募集
〆切9/23(金)24:00 #bayfm月9 Mail⇒cue@bayfm.co.jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?