タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「3拍子ワルツ特集」2022,5,9つまみ聞き

オヨヨ!‘70の音粋に開き直るDJと今週も吉澤嘉代子に繋がるDJ2人の音楽トーク番組。bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2022,5,9「3拍子ワルツ特集」タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)
スー)今晩は、会いに行ける音楽評論家スージー鈴木です。そして。
ミ)スージー鈴木の公式ライバル、ミラッキ大村です。
スー)ハハハハ。「90の音粋」お疲れさまでした。(※5/5「9の音粋」スピンオフ特番ほぼ同学年DJ3人が’90年代音楽番組)。なんかすごいTwitterも盛り上がって。
ミ)ありがとうございました。そうですね。ぐみさん早速#90の音粋で《スージーさんがいらっしゃらなかったせいか、心無しかミラッキさんがイキイキしていたような》
スー)フッフッフッフッフ。ひどい!(笑)
ミ)(笑)ひどいですね。楽しくやってますよ。月曜9の音粋。
スー)私はねえ。心が折れてるんですよ。
ミ)なんでですかッ。
スー)マリーンズが打てなくて。(※千葉ロッテマリーンズ、オンエア時3連敗)
ミ)アッハハハハ。そっちだ。
スー)ブルーハーツ♪貧打貧打~って感じで。もう、打てない…。そんな中、3連休ならぬ3拍子特集ワルツでございます。
ミ)はい。

【意外にもおしゃれでアダルティーな3拍子】
スー)いつかリズムパターン特集ってやりましたけど、今回は3拍子だけで、という挑戦的な特集になっておりますね。一番有名なのはクラシック、ヨハン・シュトラウス『ウインナーワルツ』ですよね。私オーケストラでやりましたけれどね(※スージーさんは高校・大学時代オーケストラ部所属、トランペット担当)、♪ズンタッターじゃないんです。舞踊曲なんでダンスのステップで、♪ズタ!ッターズタ!ッターって2拍目が早いんですよ。ワルツを踊る為の舞踊曲なんです。日本ではね、なぜか子供向けに多いですね。♪ぞーうさんぞーうさん♪ゆうやーけこやけーの、とかね。
ミ)ホントだ!
スー)なんか子供の為のというイメージがあるのかもしれませんけれども。私もね「90の音粋」の盛り上がりを見て、もうちょっと私もアップデートした方がいいかと思いまして。
ミ)なんでしょう。
スー)アニメに。アニソンかけようかなと思います。
ミ)来ました。スージー鈴木のアニソンが今日は。
スー)マリーンズでラブライブのなんか、出てましたよ。16対0で負けましたけど。ハッハ。どんな負け方やねん!
(※パリーグ6球団×「ラブライブ!」コラボ試合第1弾5/7マリーンズVSホークス ZOZOマリンスタジアム。マリーンズファンスージさん現地観戦マリーンズ3安打で0点)
ミ)少年野球ならコールドですから(笑)。
スー)という訳で、アニメの本質から行こうかと。アニメと言えばディズニーかなと。
ミ)なるほど。
スー)まずはね「白雪姫」1937年(笑)の映画。『いつか王子様が』(Someday My Prince Will Come)という曲を森山良子さんが歌ってます。やっぱ月曜夜ね森山良子ファンはbayfm聞いてますよ。(※ニッポン放送オールナイトニッポンMUSIC10 22:00-24:00月曜担当は森山良子)
ミ)フッフフフフ。
スー)森山良子『いつか王子様が』に続けて‘64「メリーポピンズ」有名な『チム・チム・チェリ―』でございます。3拍子のクリシェでございますけれどもね。歌うは西元寺哲史(あきふみ)さんで、スキャットが素晴らしい!これ、割と早い3拍子ズンタッツター、かつね、スイングしてて♪ブンタカスカズンタッタッター、ブンタカスカズンタッタッター♪ブンシャカラカ、ブンシャカラカみたいな。ちがうか。
ミ)ハッハッハッあれ?岡村靖幸出て来ちゃったけど(笑)。
スー)1,2,3 の1,2,3それぞれが♪タッカ!タッカ!タッカ!ってスイングしてる、スイングワルツっていいましょうか、そんな感じのリズムでございます。これがね、あるアルバムの6曲目7曲目に並んで入ってたんですよ。ディズニーのアルバムなんですけれども、これをかけるといい感じに3拍子特集にアニソンで入れるんじゃないかと。
ミ)なるほど。
スー)そのアルバムの名前がね、「Readymade Digs Disney」。あれ?うむむ?小西派⁉
(※「Readymade Digs Disney」小西康陽がディズニー楽曲を全曲プロデュースしたアルバム。スージーさんはドリカム中村正人さんから「お前は中村派じゃなくて小西派だろう」と言われ「いやいや」というやり取りが月9で鉄板^^;)
♪森山良子『Someday My Prince Will Come』♪西元寺哲史『CHIM CHIM CHER-EE』
スー)大人っぽいですねえ。
ミ)かっこいいですね。
スー)おしゃれな感じで。アニソン界を狙ったんですけど、ちょっと違いましたかねえ。(笑)ミ)ディズニーはディズニーってジャンルですからね。
スー)あ、ああー、知らんかったぁー。…(笑)森山良子と言うとTwitterえみコペンさん《アニーヒラカワ、みんなカムカムロスです》(※4/8終了朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で森山良子は日系米人アニー・ヒラカワを演じた)次の曲はカムカムチェリー違うわ、『チムチムチェリー』ちむちむ⁉ちむどんどん。(※最新朝ドラ)私はね「ちむどんどん」応援してるんですよ。ただねウチのディレクターのハマノにーにーと、岡部ねーねーが、なんかストーリーに不満があるとか言って…(笑)。
ミ)生放送が始まる前の主な話題、スージーさんと3人でそれでしたからね(笑)。
スー)ハハハ。やっぱり「90の音粋」には入れないかなあ、開き直っていいですか。
ミ)なるほど、はい。
スー)スパイダース!
ミ)出たアア!ハハハハハハ!
スー)「90の音粋」に入れない事が判明したので、もう逆張りで‘60の音粋。スパイダースとかプラスティックスかけると、タイムラインが止まるんですよ。
ミ)ハッハッハッハ。いいですねえ。
スー)ハハハ。スパイダースはまだマシなんですよ。プラスティックス、本当に止まります。科学合成して樹脂状にガッ!て止まっちゃって。ハハハ。  ミ)ハハハハ。
スー)スパイダースはまた“例の”アルバムから。私と同い年1966年のスパイダースアルバムナンバー1というアルバムがありまして。いい3拍子があるんですよ。例のきっくんさんのサイト(※月9公式記録員。毎週オンエアされた曲、話題に出た曲を記録、データ分析している)2/2版に《番外「 ザ・スパイダースアルバムナンバー1」コンプリート状況》というぺージがありまして、すでに4曲かけてるんですよ。
ミ)わ、凄い。
スー)5曲目行っていいですか。ハハハハ。
ミ)いやあ吉澤嘉代子「屋根裏獣」が抜かれるな。これは。まずいまずい。
スー)ハッハッハッ。あと、プラスティックスの「WELCOME PLASTICS」ハハハ。さっきのはワルツでありながら割とスイングのジャズっぽいって感じで。Twitterで《いつになくおしゃれじゃないか》って。いつもおしゃれじゃない曲かけてんのか、って話もありますけど(笑)。…スパイダースにこだわるのは、56年前私が生まれた頃、こんだけおしゃれ、って言葉も乱暴ですけど、すごく洋楽っぽくって洒落た音楽をかまやつひろしや堺正章、井上順がやってたという事なんで。この演奏のリズム感を聞いていただきたいと思います。すいません!いつも同じような話で。できれば、つまんなくてもタイムラインになんか書いて下さい。
ミ)フフフフ。
スー)動かしたいんで。タイムラインを。エヘヘッ。よろしくお願いします。
♪ザ・スパイダース『落ちる涙』
スー)フフ、中々おしゃれでしょ。
ミ)おしゃれですね。
スー)これが‘66ですからね。やっぱ新しい音楽に対する進取の気性ってのがあるんですかね。素晴らしいと思います。
ミ)リアルタイムでビートルズと戦ってた、でおなじみの。
スー)です、です、です。その話、その言い方大好きですよ。この番組月曜日。という風な番組の私物化はよくないので、予想が1番来ている曲をかけたいと思います。たくさん来ました。たそまるさん、NO CASHさん…みんな書いてるのは岩崎宏美『あざやかな場面』。1回かけたんですけどね。確かにね2回目かけたくなるんですよ。この頃曲聞いたら感動することが多くて、この前不覚にも涙が出て来ました。何回も聞いてるのに(笑)。とても感動的な曲でございます。岩崎宏美さんの浪々たる歌い方、歌詞もラブソングではあるんですけど、本当に雄大な感じでアレンジされていまして、とっても聞き所の多い曲です。
♪岩崎宏美『あざやかな場面』
スー)あぁ~素晴らしい…。けだし名曲でございます。作曲三木たかし編曲には若き船山基紀の名前も入ってますね。いぃ感じでございますゥ。ちょっと変わった始め方をしてみましたが、どうでしたか。
ミ)そうですね。3拍子特集で一筋縄でいかない曲ばかりかと思いましたが、壮大な曲もありましたね。
スー)『あざやかな場面』は本当にいい曲だなああ。アニソンといいながらディズニーで、よく考えたら、森山良子とかまやつひろしは親戚同士。スパイダース『落ちる涙』っていう曲はかまやつひろしが作ってます。一言でまとめると、かなり洒落たアダルティな3拍子でございましたね。
再来週5/23“総選挙”企画発表!《イエイ!総選挙》Best Ofイエイを決める^^;→タイトルに入っているイエイでも、曲の合間のちょとしたェイ!でもいい。「イエ―」でも「イエイ」でも「ヤー」(ダチョウ俱楽部みたい)でもよい。「この曲のイントロにあるこのイエ―がいいんです」「間奏の手前になるこのイエ―がいいんです」等説明付きで送ってもらえると参考になるとこと。専用ハッシュタグ⇒#bayfm月9 メール⇒cue@bayfm.co.jp
5/20中〆切

【ミラッキ・ターン】
スー)tweetドンキー亭カルテットさん《6/8拍子は大まかに3拍子と言っていいのかいけないのか》うーん!6/8拍子の問題ね。難しいですよ。♪ツツツタツツツツタWant You~俺の~これ6/8ね。1.23、2.23、3.23、4.23、6/8拍子。いわゆる『スローなブギにしてくれ』リズムですけれども。ま、微妙です。3/4と6/8この2つは。今日、私的には一応6/8っぽいのは抜いて、ザ・3拍子にしてますけれども、違いは微妙ですね。ロッカバラードとかっていいますけどね。違いは明確にある訳ではない、と逃げときましょうかね。難しいトコですね。
ミ)じゃあ私ミラッキ大村の3拍子を始めて行きたいと思います。
☆ミラッキさんの生まれた年‘80,10発売寺尾聰『SASURAI』ムーディー。
♪寺尾聰『出航SASURAI』
☆✉ニシンコさん《「たま」は3拍子の宝庫です》ミラッキさん大好き「たま」曲の一部分だけワルツ→これはミラッキさんがやはり大好きな吉澤嘉代子『地獄タクシー』でもやってる情報。この曲収録アルバム「さんだる」発売‘90に生まれたのが吉澤嘉代子^^;
♪たま『ワルツおぼえて』
☆みんなのうたから子供が見るに刺激的。はにこさん、れいなさん予想。作詞湯川れい子。
♪諌山実生『月のワルツ』
☆ミラッキさんと長年一緒に仕事をしているお友達。令和の所ジョージさん?今こそシングルカットして欲しい壮大な曲、とミラッキさんが強く思う。
♪鷲崎健『ワルツ』

【桂三枝(文枝)と松坂世代】
スー)9時台の『あざやかな場面』の曲が最高!という追いメールが来てますね。ゴッチャンさんキャプテンKさん、『あざやかな場面』好きな“あざやかer”ですね。
ミ)ハハハ。erつけてる。
スー)10時台、アニソンに行きたいと思います。私も2.5次元スージーとしてですね。意味、知らないですけど。
ミ)アハハハハハハ。
スー)ハハ。日本のアニソン。これから言いますよ。言っちゃっていいですか。もうめっちゃこれで‘90年代生まれの方もうわーって来ますよ。
ミ)よし!
スー)えーとね。1969年発売『ひみつのアッコちゃん』
ミ)プウゥゥゥゥゥー!
ミ)アハッハッハハハハハハハハハハッ!
ミ)オマージュ文枝師匠。  スー)アハッハッハハハ。
ミ)ラジオで全力の文枝師匠やっちゃいました。いやあー。 
スー)今、椅子から転げ落ちそうになりましたね。あなたも若いのに、よく知ってますねえ。ハハ。 ‘69『ひみつのアッコちゃん』作詞井上ひさし、作曲小林亜星。Tweetでバレてましたけどね。予想来てました。小林亜星は『すきすきソング』ばっかりかけてましたけどね。A面『ひみつのアッコちゃん』も3拍子でおっしゃれなんですよ。とにかくハイカラでおしゃれで歌うは岡田恭子さん。コード進行のおしゃれさの小林亜星メロディ、と聞いてみると面白いかもしれません。続けて、ちょっと新しめで。1973年。
ミ)ブウゥゥゥー!ウハハハ。
スー)ハハハ。オヨヨ。ハハハ。これも古いな!ハハッ。あ~「90の音粋」呼ばれないなあ。続いて『侍ジャイアンツ』。この曲の凄いのは、歌い出しのところで3拍子のリズム♪ズンタッタター・ズンタッター・ズンタッタター・ズンタッター、スイングのワルツを歌詞で歌ってる。イントロから3拍子を口で歌ってくれますね。1973年、あったらっしーい!
ミ)ブウゥゥゥー! ウハハハハハハ。
スー)作詞東京ムービー企画部、そして作曲は菊池俊輔。歌は松本茂之って書いてあるんですけど、これね水木一郎さんです。
♪岡田恭子『ひみつのアッコちゃん』♪松本茂之(水木一郎)『侍ジャイアンツ』
スー)かっこいい…。今曲の間にね。ミラッキさんがこれ松本茂之っていっても絶対水木一郎ってわかりますよね、って。フフフ。
ミ)声聞いたら水木一郎さんだもん。
スー)こん中に一人、水木一郎がおる。お前やろ!違います!♪ズンタッカター、ズンタッカター♪お前やッ!声で分かるんじゃ。ハハハ。
ミ)ハハハハ。嘉門達郎さん…。
スー)今のアニメ!今のアニメ代表するのは映画ですよ。2001年!
ミ)おお、最近!21世紀になった!
スー)来たぁー。21世紀になったあ。ハハハ。
ミ)いよー!アップデート!
スー)オヨヨ。ハハハ。アニメで3拍子と言ったら、何と言っても世界に名だたる「千と千尋の神隠し」の『いつも何度でも』でございます。
☆多分一発録り。ライアー(竪琴)を弾くタイミングで息を止めるアナログなヒューマンな感じがいい。当時も親になってからも胸キュンする感動の映画。この歌の3拍子はおしゃれなすごく高品質な音楽でありながらも子供向け、大人向けと子供向けが両立している。
♪木村弓『いつも何度でも』
スー)さっきの『あざやかな場面』と並んで1番多く(予想を)もらってるのが『テネシー・ワルツ』なんです。言わずもがな江利チエミさんのバージョンが有名なんですけど、清水のまさきさん、よいちさん、れいまりさん、戦うレフリーさん、ずうとるびから始まるさん、ありがとうございます。でね、大発見をしたんですよ。発見発見、世紀の大発見でございますね。
ミ)なんだろう。
スー)日本ポップス界にワルツが大きく広がったのは、何と言っても江利チエミVer.『テネシー・ワルツ』なんです。ま、最近は綾戸智恵さんが有名ですけど、清水ミチコがマネする(笑)
スー)江利チエミと3人娘と言われた、雪村いづみも美空ひばりも歌ってたんですよ。
ミ)歌ってるんですか。
スー)はい。雪村いづみは2013年発売ゴールデンベストEMIイヤーズに入っていた‘98年Ver.そして美空ひばりは2016年発売ベスト洋楽編のボーナストラックで入ったライブVer.がありました。そして本家江利チエミ1952年のオリジナルがあります。3つかけようかなと。『テネシー・ワルツ』メドレー。家で繋いで参りました。
ミ)あ、出ました。
スー)はい。雪村いづみ、美空ひばり、そして1952年オリジナルの江利チエミという順番でございます。絹のように美しい雪村いづみ、麻のように力強い美空ひばり、そして木綿のように親しみやすい、飽きの来ない江利チエミ版。あなたはどれがお好みかな。3人とも1937年生まれなんですよ。あなた、1980年生まれでしたっけ?
ミ)はい、‘80年です。(※松坂大輔と同学年で活躍した野球選手が多くいた事から’80-‘81生まれを松坂世代という。ミラッキさんも同学年。)
スー)江利チエミ、美空ひばりも生きていたら85歳という事で、1937年というのは、女性ポップス界の松坂世代でございます。
ミ)いやああ。すごいなあ。
スー)加山雄三も伊東四朗もこの年みたいですね。
ミ)わあああ。スゴイスゴイスゴイ。
スー)と言う訳で、『テネシー・ワルツ』メドレー。雪村いづみ美空ひばり江利チエミ、3拍子の3人娘を3曲。これがホントのトリプルスリー。
♪雪村いづみ『テネシー・ワルツ』美空ひばり『テネシー・ワルツ』江利チエミ『テネシー・ワルツ』

スー)あれ?つい15分くらい前に「オヨヨ」とか言ってませんでしたっけ?ハハハ。
ミ)ハハッ、言ってました。
スー)ハハッこの番組の雰囲気、あったモンじゃないですけど。えらいシックになりました。
この3曲、どうですか、ミラッキさん。
ミ)全くスタイルが違いますよね。ひばりさん、凄いですよねえ。
スー)そうそうそう。ま、本人に会ったことは無いんで知らんけど、ですけど。英語が全然できなかったと。英語の発音は耳がいい。ある意味一番英語が上手く聞こえる(笑)。あと、楽譜とかも読めなかったらしいんですけど、一発録りでパッっとやって楽器みて「今、トランペット間違えた」とか言うらしいんですよ。ひばりさん。ハハハッ。
ミ)へええ。
スー)あと、まろやかな雪村いづみさんのセクシーな声。そして親しみやすく、かつ、日本にポップスというもの、ワルツというものを伝えた江利チエミのオリジナルVer.でございます。歴史的音源でございます。
ミ)いやあ、確かに江利チエミさんの1952年70年前って考えると、サンフランシスコ平和条約って頃ですからねええ。
スー)フフそうそうそう。これからの近現代史って感じですよね。浜田省吾が生まれた年じゃないですか。フフフ。その年にこれが流れてたっていうね。パティ・ペイジ版オリジナルも有名だったんですけど、まあ、江利チエミですよ。昔は良かったていうつもりは無いんですけど、少なくともこういう一発録りで、そして米軍キャンプとか人前で歌いこんだ若いシンガーが出せる味、って言いましょうかね、そういうのは特別なものがありますね。
ミ)特にライブ盤はその場の空気もまるっと閉じ込めてる感じがしますね。
スー)生で見たかったなあ、美空ひばり。多分ね目の前で美空ひばりが『テネシー・ワルツ』歌ったら、客席で思いますよ。「オヨヨ」。
ミ)ハハハなんで。  スー)プウゥゥゥゥゥー!  ミ)椅子からコケないといけないんですか。面白いコトでは、ないですよ。
スー)これ一応10時台前半で統一感持たせなきゃいけないから。
ミ)ハハハハハハ。なんでー。
スー)文枝師匠で行くぞ、となってたんで。ちょっと大人っぽいFM みたいのかけたんで、笑わしとかないかんなっていうことで。  
ミ)ハハハハハハハハハハハ。大阪人だなああ。
スー)ヒャハハ。でもその前のアニソンメドレーも良かったですよね。
ミ)…でも『ひみつのアッコちゃん』は言われないと3拍子って気付かなかったです。
スー)ぐらい、馴染んでたし、アニソン業界はディズニー起源の3拍子多いんじゃないですかね。『テネシー・ワルツ』はメロディーで行くとドレミソラってペンタトニック、ほぼ5音だけでできてる。5音音階って割と土着的なメロディで、それをワルツにするとなんかね、ちょっと大陸的な広がりがある。そういうメロディが日本でも作られてるという事で、10時台後半はペンタトニックワルツの世界を見てみたいと思います。

【ペンタトニックワルツ】
スー)ドレミソラ『テネシー・ワルツ』ペンタトニック。5音音階と言いますヨナ抜き音階とも言いますね。ま、そういう難しい話はさて置き、割とシンプルで原始的なメロディという感じだと思います。で、そのペンタトニックでワルツをやると大陸的な広がりがある。韓国の『アリラン』♪ア~リランア~リランもそう。アメリカ大陸からユーラシア大陸まで。日本では『ゴンドラの唄』♪い~のち~短し~恋せよ乙女~、や、♪しれ~とこ~のみ~さきは~とか、地理的な広がりを感じる。ま、おそらくそれは『テネシー・ワルツ』『アリラン』やいろんな曲が影響し合ってると思うんですけど、この3拍子でドレミソラっていう基本的な音遣いをすると、凄く名曲が生まれる。それは『テネシー・ワルツ』で証明されてると思うんですけど。1975年っていう年、これがペンタトニックワルツの当たり年なんです。
ミ)おー。昭和50年。
スー)そんな事言ってるのは私だけですけど。ハハハ。‘75年たった2ヶ月間で名曲が立て続けに広がっております。ぎょうーさん、メールもらったんですよ。『あざやかな場面』と同じ三木たかし・阿久悠なんですけれども。夢の浮橋さん、すれからしさん、ずうとるびから始まるさん、ブランチさんも、伊藤咲子『乙女のワルツ』。
ミ)はい、いっぱい来ましたねえ。
スー)これが、泣けるんですよお。ペンタトニックな広がりがあります。これが‘75年7月なんですけど、その2か月前5/25にひろしが…えー2週連続でございますけれども。『千曲川』!(※5/2ゴールデンディスコ特集で五木ひろし『夜汽車の女』“プログレ歌謡”と紹介され^^;オンエア)
ミ)来ましたね!これもメール結構来てましたね。
スー)もうね、まーさんは『乙女のワルツ』『夜汽車の女』両方並んでますよ。《スージーさん枠でかかりそうな》完璧に読まれてますけど。へへッ。両方とも名曲です。なんですけど、まあ49対51で五木ひろしの歌は上手いっすよ!今日は聴かせますよ!
♪伊藤咲子『乙女のワルツ』♪五木ひろし『千曲川』
スー)胸に沁みますね、ひろし。こういう曲を聞いてると、やっぱりアニソンも2.5次元も「90の音粋」も私は遠いな、と思いまして。  ミ)はい。
スー)もう、開き直りました。‘70年代’60年代、昔に行きます。まずはフォーク系でございます。‘70年代のフォークってのは3拍子と親和性が高いですね。ミスター3拍子を決めたいんです。ヨハン・シュトラウス2世がワルツ王なら、フォークのプリンスと呼ばれた吉田拓郎が、日本のワルツ王でございます。この番組で以前かけました『外は白い雪の夜』とか『ビートルズが教えてくれた』『シンシア』『青春の詩』とかありますけれど。そういう中から、時計を巻き戻しまして’70年アルバム「青春の詩」に入っている『こうき心』。これがまた、いい3拍子なんですよ!いいー3拍子釣れましたよ。‘70の音粋でございます。
ミ)はいはい。
スー)続いて、吉田拓郎フォロワーで『永遠の嘘をついてくれ』仲間と、捧げた中島みゆきがワルツ女王ですよ。『時代』『あばよ』『この空を飛べたら』とかなんとかかんとか。吉田拓郎ワルツ王、中島みゆきワルツ女王と勝手に選定したいと思います。
ミ)はい。
スー)デビュー曲、1975年『アザミ譲のララバイ』、ワルツ!日本のフォーク系のワルツの原型がこの辺にあるかなあーメドレー、でございます。
♪吉田拓郎『こうき心』♪中島みゆき『アザミ譲のララバイ』
スー)吉田拓郎に憧れた北海道の少女が、吉田拓郎が多様した同じ3拍子でガーッとデビューする訳ですよ。
ミ)はい。
スー)ハハッ。この安定感のある歌!
ミ)そうですねー。
スー)そして拓郎に頼まれて『永遠の嘘をついてくれ』って、逆にけしかける曲を書くっていうね。フフ。フォーク人間絵巻でございます。年寄、人間模様大好きですからね。ハハハ。
ミ)ハハ‘70の音粋ですねえ。…拓郎さんとみゆきさんは、言われてみればワルツだったという。
スー)ええええええ、自然に作ってる感じしますよね。『時代』聞いても「あーワルツだ」って気がしませんもんね。…3拍子特集で2時間なんとか行けそうですね。こういう回もいいかなと思ってます。私とミラッキさんは世代も違い、音楽観も違いますけれども、これからもずっと、友達でいましょうよ。
ミ)は⁉ほほう。
スー)また逢う日まで、友達でいましょう。仲良くしましょう。
ミ)聞いたことあるな…。
スー)月曜の夜、森山良子ファンはbayfmを聞いてるはずだと思いますね。
ミ)ハハハ、今日このフレーズ2回目ですねハハ。
スー)良子に始まり、良子に終わる。
ミ)なーるほど。
スー)最後も森山良子さんで、55年前の3拍子を聞きたいと思います。今日の日は(※ささやき声で)さよなら。
♪森山良子『今日の日はさようなら』

☆童謡・アニソンから「たま」、歌謡曲、‘70フォーク拓郎みゆきと多岐にわたる3拍子特集でした。ペンタトニックワルツの最高峰『テネシー・ワルツ』3人娘メドレーは圧巻の聞き応えでした。是非、タイムフリーで!


☆来週(5/16)《日本の詞ノベーション特集~この歌詞がポップス史を変えた》この言葉この作詞が日本ポップス史の大きな転換点だった!革命的な歌詞。リクエストが来にくい特集。スージーさんは「歌い方、この言葉をどういう歌うか」などを中心に話す予定。Ado『踊』に至るまでの道のりなど。ミラッキさん「敢えて表現しない表現」など、だそうです。ますます謎が深まる感じも^^;
☆5/23はイエイ総選挙
☆謎かけ大賞はイチローさん!

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