タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「子ども向けロック特集」2023,11,13つまみ聞き

敷居が低く音楽性が高いあの番組にレコード屋のおっちゃんで登場したいDJと、もちろんアニメ曲選曲のDJ2人の音楽トーク番組bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。ラジオの歴史はDJの”きれいごと“で変わる⁈2023,11,13《子ども向けロック特集》タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)

スー)レディス&ジェントルマン!&おとっつあん&おっかさん!寝てる場合じゃないですよ!今からラジオの歴史を変える番組が始まります、その名は9の音粋!11月13日第189回を迎えました。「心も満タンに」スージー鈴木です、そして。
ミ)ミラッキ大村です。
スー)フフッちょっとテンション上げて、少し寒くなりましたんでね。
ミ)寒くなりましたねー。
スー)皆さん風邪とかひかないように気を付けて下さいね。私ね予防接種好きなんでインフルエンザ、もう打ちましたよ。健康に気を使いながらも頑張っておりますけれども、奥さん!ラジオの歴史が変わりますよ。どんな特集かと言いますと《子ども向けロック》。まあハハッラジオの歴史は変わんないと思いますけれども、この番組も変わった特集をやりますよねえ。日本のラジオ番組業界では変わった事やってますけどフフッ変わってりゃいいって訳でもないと思いますけど。
ミ)ハハッ一応、七五三が近いという事で。
スー)ああそうですね。ロックの定義は幅広いですんでなんでもロックにしますんで、よろしくお願いします。早速行きましょうか。
子ども向けロックという事で定義があいまいなんですけれども、この辺から行きたいと思います。私の個人的な好みも含めて平成の子ども向けロックといいますと、木村カエラ姉さん。いろんな曲を出しているんですけど、割と子ども向けの曲もひょっこりアルバムの中に入ったりしてます。イイ曲が多いので2曲続けて行ってみたいと思います。まずは私が持っているのは2010年ベストアルバム「5years」に入っておりました『memories』。これは子どもが泣いちゃう歌なんですけどフフッ、これかけたいと思います。もう1曲ね、これは元々「みんなのうた」で弘田三枝子昔歌ってたらしい(‘66放送)んですけど、『オバケなんてないさ』って曲がありまして、それを木村カエラ姉さんがカバーしております。この辺から皆さんの御機嫌を、テレビ神奈川ファン「saku saku」(※’00-‘14テレビ神奈川バラエティ音楽番組’03-‘06木村カエラMC)ファンにもお伺いしてみたいと思います。
♪木村カエラ『memories』『オバケなんてないさ』
スー)こんな感じで子ども向けなんだけれども、大人が聞いても中々いいなあという曲をかけて行ければと思うんです。さっき「みんなのうた」って言いました、NHKの皆さんご存知「みんなのうた」なんですけれども、私は実はNHK出版「みんなのうた」テキスト(※隔月刊・次号12・1月号11/17発売予定)に連載を持っております。「スージー鈴木のみんなのうた研究所」という大好評連載で、割と(「みんなのうた」には)詳しい方です。この前その連載の中で有名なミュージシャンが「みんなのうた」カバーした特集という原稿を書いたんです、その曲をお届けしたいと思います。まずはねぇご存知ですかねミラッキさん『地球を七回半まわれ』。
ミ)うーん知らないですねえ。
スー)もう私の小学校運動場にずっーとかかってましたよ。
ミ)スージーさん世代の「みんなのうた」⁈
スー)はい’70代東大阪の小学校でずっーとかかってて、延々とリピートする中でドッジボールするんですけど。
ミ)ハッハッハッ。
スー)『地球を七回半まわれ』っていうのは元々は1965年の曲で、高度経済成長期のモータリゼーションをめっちゃウェルカムする内容なんですよ。車の話なんですハイウェイがどんどん伸びて行くっていう機嫌のイイ曲なんです。それを野宮真貴がカバーしております、バックはクレージーケンバンド。野宮真貴の美しい声に非常に控えめにフフッ横山剣が絡んで来る。車関係なんで剣さんと馴染はいいかもしれませんけれど。知ってる人は歌って下さい。
♪野宮真貴『地球を七回半まわれ』(☆曲のラストに横山剣の声「カッコいいー」)
スー)カッコいいー。Twitterで「七回半」の根拠は?って。光のスピード?違いましたっけ。あ、この番組はインフルエンザの情報と学術的な情報には信憑性がありません。(☆番組冒頭でミラッキさんが言ったインフルエンザ情報が間違っており、リスナーからの訂正Tweetがタイムラインに相次いだ。曲明けで(なぜか)スージーさんが訂正するというやり取りがあった^^;)
スー・ミ)ハッハッハッ。
スー)確かめて下さいね。なんかね、コンピレーションアルバムがあったんですよね。「la generation readymade 2000」というピチカート・ファイブ系のコラボレーションの曲を集めたヤツ。カジヒデキさんも入ってますよ。そん中に入っておりまして、聞いて「ウッヒャー!懐かしい!」と思ったんですけど《同世代だけどこの曲は知らないなあ》と手を洗ったすどさんは言ってますので、東大阪限定だったのかハハハッ東大阪にあまりピチカートファイブのファンがいると思えないんですけれどもね。『地球を七回半まわれ』これも「みんなのうた」でございました。
いつか《国立大学特集》の時にオリジナル(大庭照子)をミラッキさんがかけたのかな?
ミ)はいかけましたね。
スー)『小さな木の実』。悲しい曲でね、パパと別れちゃうんですよ。でもね「坊や強く生きるんだ 広いこの世界お前のもの」とかっていうね。割と「みんなのうた」で名曲と言われるものは親と離れ離れになるイメージがそこはかとなくあるんです。これを椎名林檎が「唄ひ手冥利(其ノ壱)」(‘02カバーアルバム)でカバーしております。この曲作曲は『カルメン』でお馴染みのビゼーでございます。ビゼーのメロディを亀田誠治の編曲でもう、“椎名林檎色”“亀田色”にしております。悲しい曲ですけれども力強さもみなぎっております。
♪椎名林檎『小さな木の実』
スー)これも「みんなのうた」オリジナルは’71のようですね。時代ですかね、さっきのは高度成長前で車でガンガン走ろう!という話なんですけど、’70代入って行くと一説には交通事故があって子どもの被害者死者が多くなって行くという事ですね。もしかしたら「みんなのうた」も時代の背景を踏んで、そういう子どもの歌も悲しいマイナー調という感じなんですが、最後ベースがブンブンうなってましたね。
ミ)凄いアレンジ。
スー)《国立大学特集》でオリジナルの『小さな木の実』をかけましたけれど、逆に《NHK特集》の時に同じく悲しい歌『子犬のプルー』をかけてるんですよ。真島昌利カバーバージョンだったんですけど、私の目の残像をほじくり返すと《オリジナルが聞きたい》というTweetが2,3あった気がするんですよ。
ミ)フフッよく覚えてる。
スー)真島昌利バージョンかけて「俺好きやねん」っていう話をしたんですけど《これはオリジナルだろう》という意見があったかなあと。という訳で家を探したらありましたよ。「NHKみんなのうた50アニバーサリー・ベスト」っていうCDがありまして、そこに’72のオリジナルが入っております。歌うは本田路津子。いつか南野陽子がカバーした『耳をすましてごらん』という曲をかけたような気がするんですけれど。’70代前半、森山良子と同じようなライン“清潔”“純粋無垢”な声という事で、とても美しい声であの悲しい曲をうたっています。アレンジが少し明るくなってるんですけれど、歌詞は犬との別れの曲でございます。これがオリジナル’72「みんなのうた」。
♪本田路津子『子犬のプルー』
スー)Twitter・Xで《どこがロック特集なんだ》と。音楽は全てロックです!ハハッ。
ミ)ハハハハハッ。
スー)ちょっとNHKを攻めましたんで、10時台から別の放送局も行ってみたいと思います。10時台1曲目クイズ、ヒントでございます。1回しか言いません(SEスージーさんお手製のマシンで♪ジャジャン!)『地平を駆ける獅子を見た』『北の宿から』以上でございます。
ミ)ほお。
スー)『地平を駆ける獅子を見た』『北の宿から』と。(☆「1回しか言いません」と言ってついもう1度言っていまうスージーさん^^;)こっからある曲を類推して下さい、素敵なステッカーが当たりまーす。
 
【告知タイム】11/23(木・祝)昼12:51~3時間。9の音粋生放送スピンオフ特番「ジェネジェネ’90s鳴り響け僕らのJポップ」ヒャダイン、ミラッキ大村。リクエスト〆切11/22。
bayfmのHP参照。
【ミラッキ・ゾーン】
スー)ここからは子ども時代はファミコン好き“ファミっ子”だったミッラキ大村さん、やっちゃって下さい!
ミ)私’80代アニメソングで行きます。
☆「聖戦士ダンバイン」主題歌。’83発売パワーボーカル
♪MIO『ダンバインとぶ』
☆一転して囁きボーカル「ちびまる子ちゃん」主題歌’96発売。
♪カヒミ・カリイ『ハミングがきこえる』
☆ポンキッキーズ(※フジTV’93-’01,’05-’06,BS’17-18)。作曲カールスモーキー石井・編曲米米CLUB・作詞森高千里withS.ITOI
♪和田アキ子『さあ冒険だ』’95
☆ポンキッキーズ’94発売。
♪電気グルーヴ『ポポ(Radio edit)』
☆NHK教育テレビ「天才てれびくん」(※’93-)内でてれび戦士伊藤俊輔が’99に歌っていた元歌。
♪真心ブラザーズ『空にまいあがれ』
ミ)10時台1曲目クイズ、正解者来てますかね?
スー)ウチの番組のリスナーは凄いです!ハハッおみそれしました。
 
【22:00台前半 同時代の子どもに音楽的知性を植え付けたあの番組】
△「Eの音粋」イベント11/18(土)スージー鈴木ミラッキ大村(既に満席)。今回イベントでは前回よりトーク・危険なトーク増量予定。“事前アンケート”(スージーさんがGoogleフォームで自作)回答募集中。番組感想や当日の質問など。イベント参加予定者もそうでない方も今後の参考に活かしたいので回答よろしく。
 
スー)正解者が多かったんです。こういう時に面倒くさがらずに、これ位なら全員の名前が読めるだろうと。手を洗ったすどさんあらやだ!奥さんさんビギンさんつうかぁ隊もも吉さんコードネームはファルコンさんはた・らいたさんアンザイさん孤独な散歩者さん、あなたはもう孤独じゃないですよー。ビーマウスさんコメロンの浅漬けさんのっぽさん村ちゃんさん流山のクマクマクマさんポリープゆうぢさんBさん「絶対当たらないクイズ回答今週も懲りずに」いやいや当たるかもしれませんよ。moonyさんaiaiさんサリーさんししりーさん鶴見の海坊主さんという事なんです。こんだけ来たら簡単だったのかな?というね。だとしたら事前予想リクエストも送って頂いたこの方、まだ青のステッカーしかないと思うので赤を送ります。バラードきりん恐るべし!
金森勢・杉並児童合唱団『ピンポンパン体操』どういう構造かと言いますと、『地平を駆ける獅子を見た』『北の宿から』両方とも阿久悠&小林亜星。あんまりこのコンビ無いんです、コンビネーションする曲は少ないんですけれどもその代わりレコード大賞都はるみ『北の宿から』があるんです。打率が高い!フフッイチロー並みなんですけど『ピンポンパン体操』ってのがビッグヒットなんですね。何百万枚という報道がありまして、この前のオリコンの資料(☆’23,10,23オンエア《意外と○○万枚特集》スージーさん「今年に入りまして私は一番新しい2010年までの“コンプリートエディション・シングルチャートブック”買いました、3万5千円アルバム版3万2千円。足して6万円!」^^;)で、何位かなあと思ったら、載ってないんですよ。
ミ)あらッ!
スー)何故かというと調べたらこの時代’71なんですけれども、童謡カテゴリーに分類されていて、いわゆる普通のオリコン週刊ランキングに入って無かった!らしいんですよ。だから一説には200万枚超えたと言ってるんですが、チャートブックには無かったのでわかりません。
ミ)えーそーなんだ。
スー)子ども向けだからと言ってレベル落とすんじゃなくってね。これはフジテレビ「ママとあそぼう!ピンポンパン」(※’66-82)という番組の曲なんですけど、もう異常です、曲の作りが。
ミ)フフフッ。
スー)AメロBメロたまにCメロJポップはEメロとかあるじゃないですか。もうね多分Zメロぐらいまであります。
スー・ミ)ハハハハッ。
スー)4分ン中に情報てんこ盛り。いわゆる“売れ線”とか“キャチー”とかじゃなくってもうね、てんこ盛り。分かりやすいメロディを作る小林亜星が好き放題やってるハハッ。すると200万枚売れたという事で。
ミ)ひえー。
スー)子ども向けですけれども是非大人の耳で確かめて欲しいと思います。’71,12発売の大ヒット。
♪金森勢・杉並児童合唱団『ピンポンパン体操』
スー)もう訳わかんないんですよこの情報量。ナンセンスの極致!真面目にこれは音楽的にも非常に面白くって、♪ズンズンズンズンズンズンズンズンピーンポーンパポーンのピーの音が「ブルーノート」っていうロックンロールやブルースで使われる音なんです。だから多分僕ね、ブルースは『ピンポンパン体操』で知ったんじゃないかと思うんですよ。で、その後フィンガー5とダウンタウンブギウギバンドで。だから1番初めに私がブルースを知ったのがこの曲かなと思ったんです。クラプトンなんか遅い遅い(^^;)『ピンポンパン体操』ですよ。
ミ)ハハッ当時5歳の。
スー)そういう人は多いんじゃないかと思います。という訳で子ども向けだと言って音楽性を薄めちゃいけないという教訓があるんです。私も「ポンキッキーズ」から1曲。好きで買ったんです『なまでこ』っていうシングルCDで作詞小山薫堂作・編曲桜井秀俊。
ミ)真心ブラザーズ。
スー)が、作ってんですよね。『なまでこ』ってコニーちゃんの名義で歌ってます。’95の「ポンキッキーズ」ジャカジャカじゃんけんでお馴染みのコニーちゃんっていうキャラクターが歌っている。さすが真心ブラザーズっていう曲なんでかけたいと思います。じゃあちょっと、ジャカジャカじゃんけんしましょうか。私が今から♪ジャカジャカジャン~と言ってじゃんけんを出しますから、皆さんもグーチョキパー何か出して下さい。私に勝てた方っていうのは…明日イイ事があります。
ミ)ウハハハッ。
スー)ハハッフツー!プレゼントは無いんですけどバーチャルなじゃんけんしますから、私に勝って下さいね。♪ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャカジャカじゃんけん!グー!(☆この後Twitter・Xタイムラインでリスナーが「✌負けたー」などたくさんの呟き^^;)
♪コニーちゃん『なまでこ』
スー)イイ曲!『なまでこ』コニーちゃん。調べたら番組の中でのコニーちゃんの声っていうのは、今J-WAVEでご活躍のクリス智子氏らしいんですけど、歌声は誰かわからないんですよ。いい声でしょー?コニーちゃんが誰かってどなたかご存知の方いたら、J-WAVE方面の方でもフフッ教えて下さい。
【告知タイム】
△スージーさん12/12(火)19:00南青山BAROOMスージー鈴木のレコード研究室vol.17「1985年紅白歌合戦再現ナイト」中森明菜、チェッカーズ、阪神タイガースを振り返る。
 
スー)さてやっぱりNHKに戻っちゃうんですけれども、好き過ぎてすみません「ハッチポッチステーション」(※’95-‘05子ども向け番組)いろんなもっとかけたい子ども番組あったんですけれども、やっぱりこのアルバムが非常に素晴らしいので是非また世に問いたいと思っております。私だけじゃなくって「ハッチポッチステーション」の影響は強くって、グッチ裕三曰く《KingGnuの井口(理)さんは「“ハッチポッチステーション”は音楽のルーツだ」と発言したと》だからさっきから言ってる“子ども番組だからと音楽性薄めない”
という事から言うと、これ凄い硬派に音楽を作っていて洋楽とかも含めてて、かつグッチ裕三のボーカル能力が非常~に聞くに堪える音楽を作っている。アルバム「ハッチポッチステーション~ベスト・オヴ江戸川サリバンショー~」は(キュウオン月曜でのオンエア)コンプリートを目指して頑張って行こうかなと思ってます。
でね、さっきブルーノートの話ありましたけれど、「ハッチポッチステーション」のメインジングルっていうんですかね『ハッチポッチファミリー』って曲があります。皆さんご存知かもしれませんが(☆キーボード弾く)♪~~これがブルーノートで♪~~これが7thなんですよ。7thで♪~9thに行って11thまで行くっていうジャズなんですよね。多分音ネタは「セサミストリート」(※’69-アメリカ子ども向け教育番組・日本では’72-‘04NHKで放送)の主題歌だと思うんですけれども。♪7th~9th~11thっていうのを子どもの頃に聞いてる日本っていうのは、これから素晴らしいミュージシャンが出て来るのかなと思う位、この主題歌が凄いです。加えてもう1曲そのアルバムから、『ダンス天国』をカバーしているんですけれど、これが途中で阿波踊りが出て来るとかフフフッ。とにかく敷居が低いんだけど音楽性レベルが高い。
♪グッチ裕三とグッチーズ『ハッチポッチファミリー』『ダンス天国』
スー)楽しい~。子どもに音楽をどう教育するかっていう視点に立つと、楽しい事が前提になると思うんです。僕の子ども時代音楽の授業でユニゾンで“斉唱”っていうね、一つのメロディを全員で綺麗に揃うように、っていうのが楽しくなかったなあと思うんですよね。僕の持論っていうのは、音楽の授業は打楽器から始めるべきだと。
ミ)リズム。
スー)リズムの快感っていうのからね。そういう“音を楽しむ”っていうのに成功した1番の番組が「ハッチポッチステーション」かもしれないなと思うんですよね。
ミ)そうですよね。
スー)フフッまぁコントの時間のが長いんですけれど。やっぱりグッチーズが出て来る所が、今の曲も(そうだが)センスがあるしお洒落だし、かつ洋楽原理主義じゃなくて阿波踊りも入って来るっていうハハッ。
ミ)いろんな音楽のタネを撒いてくれたような。
スー)そうそう。なので一事が万事楽しくってレベルが高い。じゃ本気でグッチ裕三とグッチーズがコーラスをやったらどんな感じになるのか、非常~にイイのがあるんです。このアルバムの中にビージーズの『愛はきらめきの中に』っていうのをフツーにカバーしてるんですけれど、まあ抜群なんです、これネタ無しです。思うのは、やっぱりお笑いの世界では音楽のレベルが高くなきゃいけないって話なんです。グッチーズとは話が逸れますけれど、日本テレビの昔のバラエティ番組伝説的ディレクターに井原高忠って人がいまして、この人がとにかく音楽的クオリティを追求したバラエティを作ると。で、伊東四朗がシゴかれるんですよ。伊東四朗が話してます、伊東四朗が井原高忠から台本貰った時《私が歌わなければならない週の台本に井原さんが書き込んでいるんですよ「コメディアンという者は歌い手よりも歌が上手いものなのですよ」》。へえーっ!と。この間のぴんからトリオの話(※’23,10,23《意外と〇万枚特集》’70代2位『女のみち』)もそうですけど、お笑いの人っていうか音楽を求められていない所で舞台で歌ってる人は、レベルが本気に違う。グッチーズが、多分オーバーダビングほとんどしてないと思うんですけど、ビージーズ『愛はきらめきの中に』を素晴らしいコーラスを披露してますんで、聞いてみたいと思います。
♪グッチ裕三とグッチーズ『愛はきらめきの中に』
スー)「ハッチポッチステーション」復活しないかなあ。スージーさんっていうレコード屋の店主の役で出たいなあ。
ミ)ハハハッ。
スー)ハッハッハッ。多分テレビ番組だからそんなに時間かけてないと思うんですよ。多分バックのコーラス一発録りじゃないかな、素晴らしいなと思いますね。グッチ裕三とグッチーズ恐るべし!という事です。
最後のゾーンは勢いのあるあのナンバーから行きます。
 
【ラスト・ゾーン 子ども向けロック”子ども”のいのち】
スー)ここからは子ども向けロックを大人の視点で歌えば、と。Twitter・X見てると「カリキュラマシーン」の要望が多いですねフフッ。ああ今日はかけない、持ってるのに宮川先生の、あれも素晴らしいですよね。次回若しくはリクエスト大会でかけたいと思っております。“子ども向けロックを大人の視点”って何かって言うと、こんな曲ですね。まずは
『キューティーハニー』。もう今日ね1コーナー『キューティーハニー』にしようと思った位フフフッ。友近バージョンもありますからね、あ!水谷千恵子か。『キューティーハニー』はカバーが多いんですけれども、もちろんこの方ですね’04倖田來未。初めてじゃないですかね倖田來未、いらっしゃいませ9の音粋月曜日でございます。’04『キューティーハニー』をカバーしておりまして、元々ちょっとエロティックな曲なんですけど、まあ~倖田來未のMV!伝説ですね。ちょっとあんまりこういう表現をこの時間にどうかと思いますんで、素晴らしかったですと言っておきます。当然音楽も素晴らしくって本気の色っぽさで『キューティーハニー』を歌ったらどうなるのかと。でね『キューティーハニー』のカバーは割と皆さんこのバージョンをベースにしてますね。という訳で大人版の『キューティーハニー』の端緒、1番初めきっかけかもしれませんね。
♪倖田來未『キューティーハニー』
スー)迫力だらけ!フフフッ。元々もそういう曲でしたけれど、より色っぽさが増しております。是非MVも見て下さい。
次いわゆる“子ども向けロック”かなと思うんですけど。『グリーングリーン』ってあるじゃないですか。NHK「真剣10代しゃべり場」(※NHK教育テレビ’00-’06)っていう番組で使われたみたいなんですけど、In the Soupというロックバンドの『グリーングリーン』をかけたいと思います。調べたら色々謎が多くってですねえ。♪ある日パパと2人で~って歌うじゃないですか。あれは日本語詞オリジナルで、原曲はパパじゃなくてママが出て来るんですよ。
ミ)へえー。
スー)“ママと僕”なんです。その上原曲は“僕がママに「僕は旅に出るよ」”って全く逆なんです。逆の逆。調べたら、作詞作曲にバリー・マクガイヤーという名前がありまして、この人は、核戦争を描いた『明日なき世界』(‘65)っていうポップスの作者なんですよ。だからヒッピーカルチャーの歌という感じだと言われていますね。それを日本語訳にした“パパ”っていうのも様々な解釈がありまして、一説にはパパが戦場に行く反戦歌だと言う話もあって真偽の程はわからないんですけれども、ことほど左様に不思議な曲だなあと思ったんです。でもヒッピーカルチャーだ反戦だと様々な解釈できるという事は、子ども向けの音楽としては非常に奥が深いんじゃないかと。ロックで聞いたら雰囲気出るんじゃないかと聞いたら、良かったんで聞いてみたいと思います。
♪In the Soup『グリーングリーン』
スー)思ったのは、音楽の授業でこういう背景があるんだよっていうのを教えてくれて、歌ったらもっと楽しかったのにとかね。小学生だったから早かったのかもしれませんけど、でもそういう話があって然るべきで。だから音楽の授業なんだけれど歴史の授業とかね、なんかそういう交錯したクロスカルチャのー方がおもしろいのかなと思ったりします。
ミ)授業が立体的になりますよね。
スー)私「みんなのうた」の連載もしてますし、NHKグループにかなり恩を売ってるつもりなんで。「シン・ハッチポッチステーション」始まったら、レコード屋のおやじスージーさんっていうので出たいなあ。
ミ)自分で言っちゃダメなのよ~ハハハッ。
スー)あーそうかー。朝ドラからも話来ないんですよね「ブギウギ」のレコード屋のおっさんの役ね。
ミ)そんな言わんでええねん。
スー)これ言うのが、武田砂鉄との違いですよね。
ミ)アハハハハッ!
スー)砂鉄さん言わないでしょ。
ミ)言わないですハハハッ。
スー)声の質もなんかエエ感じやしな…。どーでもええどーでもええ!
カエラさんに始りましたんで最後のコーナーでもカエラさんかけたいと思うんです。カエラ姉さんがママになるんですよ。“子どもを見つめる親の目線”という事で、僕見てないんですけど「バースデーカード」っていう映画(‘16監督吉田康弘)がありまして、その主題歌になった『向日葵』って曲があるんですよ。映画の内容が天国にいる母(宮崎あおい)から娘(橋本愛)に毎年バースデーカードが届く、ちょっとおセンチな内容らしいんですが、そのストーリーにピッタリ沿った歌詞になっております。木村カエラの声さっき「オバケなんてないさ」を歌っていた方がこんな歌も歌えるという事で。作曲はくるり岸田繁氏ですねぇ。木村カエラ姉さんがそういう設定の中で、子どもを想う歌でございます。
♪木村カエラ『向日葵』
スー)木村カエラに始まりカエラ姉さんで終わるのでいいかと思ったんですけど、急遽尾の曲を最後入れたいと思います。日本の子ども向け音楽の総帥と言っていいイルカの『まあるいいのち』。CMソングとして名高いんですけど、こんな歌詞があります《東と西も よその星から見れば丸くてわかんない》リリースされた’80は東西冷戦の関係もあって、日本がモスクワ五輪を日本がボイコットした年でございます。《戦争は大人が仕掛けて子どもが死ぬもんです》昨日の朝日新聞《ガザ保健省 死者は11,078人その中で子どもが4,506人》《国連のアントニオ・グテーレス事務総長は「ガザ地区は子ども達の墓場になりつつある」》というコメントがありました。イスラエルもガザ地区もウクライナもよその星から見たら丸くてわかんないもんなんです。まぁちょっときれいごとの話をしてるんですけれども、きれいごとを言ってるんですけれども、コメディアンは歌が上手いもの、そしてラジオDJはきれいごとを言うもんじゃないかな、という風に思っております。一人に一つずつ大切ないのち一人に一つずつ大切ないのち。
♪イルカ『まあるいいのち』
スー)今月57歳になりますんで、きれいごとと憎まれ口を言いながらフフッ生きて行きたいという風に思っております。そんな中来週は《YMOのいないYMO特集》。なんと11/25はYMOがデビューした日、デビュー45周年を祝ってYMO無しでYMOの功績を語りたいと思います。
ミ)いやぁ腕が鳴ります。
スー)鳴りますよねえ。次回は(スージー・ミラッキ選曲ゾーンを)半分半分に分けてやります。では、私の好きなYMOの曲を並べながらクレジット。「9の音粋お相手は、アシスタントディレクター岡部いさこ『Day Tripper』ミキサーフシミさん『CUE』ですね、ディレクター浜野ツトムさん『中国女』フーマンチュー、プロデューサー西宮ヒロキさん『Absolute Ego Dance』でございます。
ミ)DJはミラッキ『Mad Pierrot』大村と。
スー)やっぱりー???『Citizens of Science』スージー鈴木でございました。
ミ)いよいよ今週末は「Eの音粋」でございます。
スー)楽しみですよ。これからずっと9の音粋ではかけないであろう曲をワンコーラスだけかける、という変な企画もありますハハハッ。アンケートも奮って送信して下さい。
スー・ミ)ありがとうございました。
 
★みにょん:《音楽は全てロックです!》子ども向けながら良き音楽の良き音楽家カバーが心地良い。「ハッチポッチステーション」に代表される“敷居が低いが音楽性が高い”曲は時代を超え聞き応えたっぷり。ブルーノートからジャズコードの楽曲を聞いていた全国の子ども達がどんなに素晴らしい音楽知性を身に着けたか「ハッチポッチステーション」の功績は大きい。「シン・ハッチポッチステーション」スタートの暁には、レコード屋のおっちゃん“スージーさん”登場を切望^^;そして、ラストに今この時の世界を言葉にしたスージーさん《ラジオDJはきれいごとを言うもんじゃないか》。今夜の放送は、今の子ども若者達にも聞いて欲しい。
 
☆来週(11/27) 《YMOのいないYMO特集》デビュー45周年を祝ってYMO無しでYMOの功績を辿る。
☆番組特製サイン入りステッカー・シェア大賞:かずりん360度さん・メール大賞:いちご大福さん

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