タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「ドリカム中村正人ゲスト☆このベースが凄い特集」2022,4,18聞き返しvol.1

チョッパーベースを練習したが全然できなかったDJとドリカムと細野晴臣が大好きなDJと2人の音楽トーク番組。bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2022,4,18『このベースがすごい特集』タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここでは聞き返し。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)スペシャルゲスト中村正人(正)
【ミラッキターン】
スー)スタジオの雰囲気がいつもと全然違いまして、人が多い! 
ミ)はい。
スー)大変な事になってますねえ。凄い事が起こるんじゃないかと、私、緊張しております。
ミ)おー。珍しい。
スー)去年、私がかなりいたぶられましてですね、Twitterでもドリカムファンから怒られたりしてですねえ。  ミ)ハハハ。
スー)小西派小西派とか言われて、立つ瀬が無いんですけど。来ていただきました。ドリームズカムトゥルーの中村正人さんです!パチパチパチ(拍手)お願いします!ありがとうございます!
正)どうもよろしくお願いします。
ミ)もう、あまりにも緊張してるから、スージーさん自分の名前名乗ってないですからね。
スー)エヘッ
正)でもね、スージーさんに嫌われるって、なんかいいなあと思って。
ミ)アッハハハハハ!
スー)また~、嫌ってないですって。
正)さっきも言ってたんですけど、いつか小西クンと四つ巴で…
スー)アッハハハハハ!
正)派閥争いを。
ミ)bayfmで決着つけましょう。ハハハなんの決着なんだ。
正)小西クンは絶対来ないと思うけど。
正・ミ・スー)ハッハハハハハ!
スー)でも一年間、割とピチカートかけましたよね。
正)あ、かけたよね。聞いてた聞いてた。
スー)あ、聞いて下さったんですか。嬉しい。
正)聞いてた聞いてたよ。でも配分が上手く行ってないよね。小西派と中村派の。
スー)いやいや、でもドリカム総選挙もやりましたよね。
ミ)そうそう。私、昨年度はドリームズカムトゥルーを1番かけてる。対する…
正)ピチカートかけてるよね。お前。
スー)ピチカーティー。ピチカートっぽいのをピチカーティーって言い方があるんです。
正・ミ)ハハハまたー。
スー)さっき中村さん、我々のデイリースポーツYouTubeチャンネルのインタビューを見て下さったって。(※月9のDJ二人がキュウオ番組作りや番組にかける思いを語っているYouTubehttps://youtu.be/bvx53QCuGHA )
正)今僕ね、Twitterを公式から引き継いだんですよ、僕個人で。で、好きなようにフォローとかできるんですけど。お二人フォローしてから、二人の一挙手一投足が入ってくる訳よ。
スー・ミ)ハハハハハハハ。
正)この二人の(tweetの)量の多さ!
スー)ホント、すいません。
ミ)多いですか?
正)多いですよー。
スー)多すぎるとフォロワー減るっていうんですよね。気をつけないと。
正)やっぱそうですか。僕もバンバン挙げてたら、うるさい、って言われて、フォロワー300人くらいいっぺんに減りましたよ。
スー)アハハハ。ケタが違うな。
正)いやいやいや、でもね他の方に比べたら、やっぱりケタが違うんですよ。今日はよろしくお願いします。
スー・ミ)よろしくお願いします。
スー)中村さんをお呼びしてなんの話をするかと言いますと、ここが月曜日9の音粋の見どころでありまして「このベースがすごい」ということで、ベース特集。
正)いや、あの僕「ベースマガジン」の表紙になったベーシストで一番下手くそなんですよ。
スー・ミ)いやいやいや。ハッハッハッハ。
正)あとこの前ジャズの雑誌の表紙になったんですけど、ジャズ弾けないのにジャズの表紙になってちょっと傷ついてたら、次の号が香取慎吾さんだったんで「あーそういう戦略なのかな」って。
スー)ハハハハ。ちょっと方針が違う…。
正)ジャズができない人でも表紙やって、ジャズをみなさんに気が付いていただく、入口としてはいいじゃないですか。
スー)なるほど。メールとか中村さんにベースの質問とか山ほど来てますんで。
正)いや僕ベース詳しくないんですよ。
スー)アッハハハハハ!
正)今日珍しく1日中ベース練習してたんですよ。僕、ツアーがないと、半年くらいベース触んないんですよ。細野晴臣タイプですね。あんな天才じゃないですけど。僕は練習が嫌いなんです。
スー)いやあ、でもプロの意見をね。
ミ)はい、なんと今日は10時台、マサさんの選曲もあるので。
正)間違った選曲して来ちゃった俺。邦楽だっていうのに洋楽選曲しちゃった。
ミ)いいんですいいんです。
スー)洋楽かかってますから、この番組。
正)古いのばっかりかけてるよね。
スー)バレましたか。
正)聞いてるからね。ハハ。
スー)いつもとは変則的な編成で、まずはミラッキさんに30分選曲してもらおうと思います。よろしくお願いします。
ミ)はい。まずは何よりウエルカムドリンクならぬウエルカムドリカムってことで、マサさんのベースを聞いていただこうと思います。
スー)あーいいですね。
正)放送作家みたいなこと言いますね。
ミ)そのフレーズもスージーさんが良く言うやつ(笑)。
スー)聞いてる聞いてる!ありがとうございます。
ミ)ヘビーリスナーが来てるみたいですね。私『かくされた狂気』って曲を選んだんです。
正)お!めっちゃ渋いトコから来ましたね。
ミ)私3枚目のアルバムWONDER3が好きでして。アイアイさんからのメール《ピックでベースを弾いていた『ESCAPE』も候補に入れておきます。》
正)あれは地獄でしたね。ウハハハハ。
ミ)『ESCAPE』もいいじゃないですか、僕大好きなんですけど、ベースが凄い!
というよりプロレス入場曲という感じが。
正)あー確かにね。
ミ)ドリームズカムトゥルーのベイビーズの皆さんなら、ミラッキはあそこが好きなんでしょ、ってきっとわかると思います。
♪ドリームズカムトゥルー『かくされた狂気』
ミ)この終わった後のギターが鳴ってる感じ。
スー)あーいいですねえ。
ミ)靖幸ですよ。岡村靖幸。
スー)ハハハあーわかるわかるわかる。
正)これレコーディングの時、ギターのパート終わったのにギタリストめちゃめちゃノっちゃって、そのまま弾いてたの。そう、それで活かしたの。
スー)フッフッフ。  
ミ)でもカッコいいですよね。
正)そう、オレねいまだに忘れない。イギリスのギタリストだったんだけど、このソロがあまりにも、俺、来たー!って、スタジオから感激で鳥肌で震えながら出て来て「ヤッター!」って一人で叫んだのを昨日の事のように思い出します。
ミ)32年の歳月が経っていますけど。で、ベース♪デデデデデデデデ。
正)そう、地獄。ライブでやると地獄です。
スー)オクターブ以上下がりますかね。
正)♪デゲデゲデゲ、いやオクターブは下がんない。オクターブ進行でずっと下がって行くので、ま、指が焼けますね。
スー)指が焼ける、って言うんだ。でも、ご自身で作られたんですよね。ハッハッハッ。
正)そう。僕はベースは打ち込んでから、生ベースに差し替えるモノは差し替えるんですよ。じゃないと、僕あんまり上手くないんで、手癖しか出なくなっちゃうんで。
スー)あー。
正)だから始めに打ち込んでベースを作ってから、生ベースにしたい時はそれをコピーして、弾くんです。
スー)おおー。
ミ)『究極の音粋』で去年お話して頂いて。(※『究極の音粋』‘21,5,3 13:00-19:00 6時間生放送 DJは音粋隊の3人→月曜DJスージー鈴木、ミラッキ大村、水曜DJ藤田太郎。14:00台ゲスト中村正人、16:00台ゲスト渡辺美里)
アレンジャー中村正人がそうやってベースライン考えてから、ベーシスト中村正人がこれを弾こうってなった時に「誰だこの地獄を作ったのは!」ってなる。  
ス)アッハハハハハ。
正)そうそう。で、時々クビになる。「お前ダメだ」「次の人」。
ミ)マサさんの面白い話いっぱいあるんですが。ゲスの極み乙女のベーシスト休日課長についてどう思ってるのかというのを私は聞きたくて。9の音粋月曜日はゲスの極み乙女の曲初めてですね。
正)あ、ほんと。珍しいね。
ミ)共通点が結構あるという話ですが。
正)前俺が日テレで番組やってる時にゲストで来てくれたりしたんだけど、ホントにすれ違ったくらいなんだけど、僕彼のベース大好き。2種類に分かれるんですよ、日本のベーシストって。どっちかっていうとロックベースのオブリで行く人とソウルファンクベースのオブリで行く人と。そういう時に、休日課長は、まぁハマ(・オカモト)君もそうなんだけど、オーソドックスなルートことルート(☆聞き取り不確実)とか、いわゆるチャック・レインとかジェームス・ジェマーソンとかいうベースも弾ける。Z世代のちょっと前の最近の若者、ハハ最近の若者って俺言っちゃうけど、やっぱり珍しい。ああいうタイプの。だから彼はベーシストして、僕はすごいいいと思う。生意気な言い方ですけど。
スー)いえいえいえ。
♪ゲスの極み乙女『キラーボール』
スー)ベース、凄いカッコいいですねえ。
正)カッコイイでしょ。最後の♪トゥイットゥーってのちょっとポール・ジャクソンっぽい。ポール・ジャクソンってヘッドハンターズっていう素晴らしいジャズファンクバンドがあるんですよ。ポール・ジャクソン日本に住んでたんだけど。でもすっごいその辺もよくわかってるっていうか。
スー)今日メールでたくさん来てるのは、正人さんが新しい若いベーシストに対してどういう風に批評するかということへの注目が…。
正)なんで批評ですか。とんでもない!僕は好きなベーシストいっぱいいるし。やっぱり、レッチリ以降、チョッパーがスラップになってからも素晴らしいアーティストいっぱいいるし。で、ベースが俺たちの時代のベースじゃないから。ベースって、目立った後のベースだから。
スー)ああ、はいはいはいはい。
正)俺みたいにギターが下手くそだからベースに回された。
スー)一年前おっしゃってましたよね。
正)そうそうそう。今はもうベースがスターになってから、ジャコとかそういうスターになった後のベーシストが多いから。
ミ)それって、なんとなくいつぐらいから?
正)やっぱりフュージョンとか、ロック方面ではレッチリが出て来て全てが変わってしまったし、フュージョンはやっぱりジャコとか。
スー)ジャコ・パストリアス。
正)うん。出で来てから、モノが変わっちゃったかな。
スー)今は聞いているとベースが主役っていう感じがありますよね。
正)そうそうそう。‘60年代’70年代聞いてても、ベースがよく出てるんですよ。音的に。今俺達もサブスク用にミックスしてたけど。その頃の音源聞くとサブスク音源と同じくらいに押しが強くて音が立ってんだよね。そう考えるといい音は、いい。ということじゃないですか。
スー)はい、時代を超えて。
ミ)えーやっぱり触れたい細野晴臣。 スー)来たッ!
正)あーもうダメです。最高です。
スー)フフフフ。もう批評を放棄するというヤツですね。
正)僕はあの人が原点ですね。
ミ)細野さんの歴史も長いですが、いつあたりの細野さんを聞いて?
正)はっぴいえんどももちろんですけど、セッションミュージシャンとしての細野晴臣の恐ろしさっていうのは。やっぱりユーミンさんとか小坂忠さんとかその辺の。荒井由実さんだった特に初期の1,2ってのは好き勝手やってますからね。バックのティンパンアレーが。
スー)「ミスリム」「ひこうき雲」ね。
正)(鈴木)茂さんも(山下)達郎さんもみんな好きな事やってるけど。そん中で歌物であれだけ表現力があって、しかも、何回も言うけど、チャック・レインとかジェームス・ジェマーソンとかアーティストの弾いたプレイを、ちょっと日本風に分かりやすく変換してくれたから、僕も音が拾いやすかったし。いまだに僕は細野さんの手癖を使ってます。
スー)昔、本読むと必ずチャック・レイニーって名前が出て来て、誰かなあ、って。細野晴臣がいっつも紹介してたんです。  
正)やっぱりそうだね。
ミ)なるほど。私が選んだのはYMOの曲なんです。これベースが良く聞こえるようにミキサーの伊藤さんよろしくお願いしますね。
正・スー)ハハハハハハ。
ミ)YMOの中でも細野さんのベースってだいぶ主張してるっていうか。
正)そうなの。YMOって(坂本)龍一さんって思いがちなんだけど、実は細野さんの趣味趣向が発展したっていうね。
ミ)YMO『灯』に続けてもう1曲。この曲はベースが打ち込みなのでその話をしていただくという事で。
♪イエロー・マジック・オーケストラ『灯(LIGHT IN DARKNESS)』
♪高橋洋樹『摩訶不思議アドベンチャー』
ミ)ドラゴンボールオープニングテーマ、編曲田中公平さんが一部のギターとブラス以外は打ち込みだと。マサさんベースライン聞いてどう思いましたか?
正)あーそうなんだ。サビにベースの8ビートが入ってるように聞こえたんだけど。クレジットが正しいでしょう。ムフフ僕の耳が間違ってるかもしれませんね。さっきもお話したけど‘80年代ってシンセベース。シンセベースは大抵キーボードの方が担当するんで。大体そのベーシストが重ねちゃうっていう、’80年代の意気地なしのシンセベースだったんですね。
スー)アッハハハハハ。  
ミ)両方入っちゃうっていう。
正)そうそう。だけどプリンス以降っていうかジャム&ルイス辺りから全て、すーごいシンセベースになって来たし。クインシー・ジョーンズなんかもその頃から始めてるし、ハービー・ハンコックってのもいるんですけど。ジャズの人で。彼がエレクトリックをやってる時はもうすんごいシンセベースだったよね。‘70年代後半からベンドとモジュレーションを使いながら単音でベースを弾くってのが、凄かったし。僕中山美穂ちゃんのバックやった時、角松(敏生)さんの曲だったんで、シンセベースって多くて、ライブの半分くらいはシンセベース弾いてましたよ。
スー)じゃあ、ジャム&ルイスも角松さんも楽しみにしてるかもしれません。今週は福引があります。私がいつも最低点を叩き出して非難ごうごう「小西派」はダメだと言われたんで、今日は「中村派」の総本山。中村さん本人に引いてもらいます。CMの後で!お楽しみに。
【新旧凄いベース】
スー)Twitterでえみこペンさん《後で絶対もう一回イヤホンで聞く》あーいいですね。という訳で中村さんの前に超アナログ抽選ガラポンマシンがあります。お願いします!
☆ジャラジャラ
スー・ミ)オーッ!アマゾンギフト5,000分2名!パチパチパチ
正)イエーイ!
スー)ではスージー鈴木のパートでございます。台本には「小西康陽派スージー鈴木」って書いてありますが、そんなことはない。  
ミ)(笑)あ、違うんですか?
スー)いいベースなら、なんでも好きでございます。
正)またぁ~もう~ホントに~?
スー)あ、その前に目の前にデビュー前のドリカムの写真があります。
正)あーそうですね。私が29歳の時ですね。
スー)後でtweetしますけど、カメラマン大川直人さんの写真展前夜祭りみたいなイベントありますので。是非。(※4/24 16:00 南青山baroomスージーさんMC大川直人さんゲスト佐橋佳幸さん 配信あり) 正人さん何か思い出ありますか
正)大川さん巨匠ですから。そこにトビラの言葉書かせていただきました。
スー)《ドリカムにとってアーティストにとって、大川さんは最初から2022年の今も巨匠なのだ》イベントでは写真を見ていろいろ語りたいと思いますで、是非来て欲しいと思います。‘80年代に私もトリップしようかな。一番初めベース聞いて凄いなと思ったのは爆風スランプなんですよ。
正)当然でしょう。
スー)私ねえ、VHS買ったんですよ。「江川ほーじんパンクベース」っていうね。
正)ほーじんさんね。はい。
スー)VHSの箱だけ持って来ました。☆Twitterに箱画像アップ。
正)いわゆる日本人でのチョッパーの祖ですね。
スー)最近はスラップって言うらしいんですけど、僕はやっぱり頭ン中でチョッパーって思うんです。私も多少チョッパーとかやってみようかなと。全然できなかったです。フフフ。
正)僕もいまだにできないです。
スー)いやいやいや!さっき聞くと、EastWestかなんかで。(※EastWestヤマハ主催 ‘76‐’86行われたアマチュアバンドコンテスト)正人さんと爆風が同じ世代って聞きました。
正)そうですね。僕らがアマチュアの頃、ほーじんさんの最初のバンド。
スー)バップガン。
正)別々だったバップガンとスーパースランプが合体して爆風スランプに。
スー)‘81年のEastWestで爆風銃と書いてBOP GUNのファンキー末吉&江川ほーじん、これがリズムセクションで。
正)これヤバかったですよ。僕生で見てますけど。
スー)あーそうですか。
正)もちろんアマチュアだった訳ですが、もう…ヤバかったです。ルイス・ジョンソンとかそういうのが来てましたから。
スー)ブラザーズ・ジョンソンの。
正)そうそうそう。もちろん、ほーじんさんはラリー・グラハムの方なんだけども。いやぁもう、おったまげた。あんなパワフルがスラップ、チョッパー弾く人は、後にも先にも、ほーじんさんだけじゃないですかね。
スー)バップバンのファンキー末吉&江川ほーじんとスーパースランプのサンプラザ中野とパッパラー河合4人で集まったって事で。確かに一番初めはコミックバンドってイメージがあったんですけどね。
正)当時は、バンドって笑かさなきゃいけなかったんで(笑)
スー)江川ほーじんさん、方向性の違いで爆風スランプを先に辞められるんですけど。‘87に江川ほーじんさんが作曲して弾きまくってる!『THE TSURAI』っていうシングルがあります。中盤でTHE江川ほーじんショータイムがあります。是非これを中村さんと堪能したいと思います。
正)はいッいいですよ。
♪爆風スランプ『THE TSURAI』
スー)『THE TSURAI』THE江川ほーじん!
正)WOOO!(拍手)ほーじんほーじんほーじん!
スー)さっきおっしゃってたのは、当時アナログ演奏で差し替えがきかないって話。
正)差し替えはあったけど、今みたいにプロトゥールスで全部エディットする訳にいかないから、上手くなきゃダメだし、いい音出さなきゃダメだし。この頃のほーじんさんがやってたスラップって、手首から先じゃなくて、腕、肘から来るからね。
スー)抱えてるかー。
正)ウエスト・ジョンソンとかラリー・グラハムみたいに。これ、ハンパじゃない!物凄い!だからやっぱり今聞いても世界一!
スー)時間の許す限りEastWestでバップガン、どんな感じだったか?
正)もう同じです。あの頃から完成してた。
スー)あーそうですかぁ。
正)うーん。あの頃にファンクミュージックやる人達って特殊だったから、その中でもポピュラリティをちゃんと持ってて伝わるようにやってたってのは、中々無かったね。
スー)あとこれベースも凄いけれど、新田一郎の編曲のブラスね。恐らく自分で吹いてる。
正)今のブラスをなんとかかんとか言う訳じゃないけど。ウチのブラスにも言ってるけど。音量が無いんですよね。大きく吹くんじゃなくて。音量ってのは小さくても音量がある。デカくても音量がある。これがね、中々今無いんだよね。新田さん達や昭和初期からの人達は
凄い。
スー)確かに、レコーディングやコンサートとかの環境が粗悪な時代に吹いてた人間の強さっていう。
正)そうね。北島三郎さんに聞いた事あるんだけど「サブちゃん、どんなトコでも最高な歌ですけどモニターとかどうなんですか」って言ったら「いやあ俺だって厳しい時あるよ」ってましたよ。
スー・ミ)アッハハハハハ!
正)聞きたかったから聞いちゃったんですけど、でも、サブちゃんていうね。
スー)まあ江川ほーじんさん素晴らしい。え~2018年に交通事故に遭われて意識不明の状態が続いてたという報道がありまして。去年の6月に公式ブログに「おかげ様で落ち着いてます」と書いてます。是非頑張って欲しいと思います。
正)そうですね。応援してます。
スー)素晴らしい!アナログベースでございました。古いトコと新しいトコ行きたいんです。
グループサウンズかけていつもミラッキさんに𠮟られるんですけど。
ミ)(笑)叱ってはない。
スー)新しい曲かけようと思います。ハマ・オカモト。この前ミッキー吉野さんと話したんです。ミッキーさんの新しいアルバムでルイズルイス加部がベース弾きまくったカップス(※ゴールデンカップス‘66‐’71ミッキー吉野加入していたグループサウンズ)の『銀色のグラス』っていう曲をCharとやってんです。その曲でハマ・オカモトがめっちゃめちゃ凄いんですよ。
正)もちろん、そうですよ。
スー)ちょっと後で正人さんのハマ・オカモト評を聞きますけれども。ハマ・オカモトはカップスの大ファンらしいんですよね。
正)あ、ホント。凄い。
スー)『銀色のグラス』ルイズルイス加部がベース弾きまくってるのを、完コピして、完コピどころかもっと凄い、っていう音源があります。それがまず1曲目。で、その派手派手なルイズルイス加部に対して地味なんですけど、めっちゃ上手いと思うのが岸部一徳さん。
正)めっちゃ上手いですよ。
スー)あーそうですか。僕も見てて、カール・ヘフナー、ビートルズのバイオリンですけど…。
正)当時のグループサウンズって、さっきも言ったけど、大前提で上手いですから。ドリフターズもしかりクレージーキャッツもしかり。特にベーシストは皆さん、ホントに上手いです。
スー)せっかくですからライブ盤行きます。‘70ザ・タイガース サウンズ・イン田園コロシアム。発売は’71なんですけど、田園コロシアムっていうね(笑)
正)いやよく行きました。ジャズフェスも田園コロシアムいっぱいありました。
スー)私はもうミル・マスカラス対ジャンボ鶴田。
ミ)そう、プロレスのイメージ。
正)いやいやいや。そうお?ハハハ。
スー)‘70ライブなんで音が悪いんですけど、ブーストしてラウドネスかけて聞いて下さい。
♪ミッキー吉野feat.Char『銀色のグラス』
♪ザ・タイガース『美しき愛の掟』
正)(拍手)岸部一徳!最高!めちゃめちゃ上手いです。この頃編集できませんからね。録ったまんまです。コード進行がシンプルなんで、ベースが暴れる余裕があった。
スー)よく暴れてますよねえ。その前がハマ・オカモト。
正)いやいやヤバイ。だってさあ、あんな忙しくてさあ、MCやったりラジオやったりなのに、上手い!俺も今日ずっとチャック・レイニーをコピーしなきゃなんなくってさあ~、某仕事の為に、辛い。ザ・ツライ!
正・スー・ミ)アッハハハハハ!
スー)新しい世代のベーシストはこういう感じとか、世代の違いなんかありますか?中村さんから見て。
正)ハマくんも休日課長と一緒だけど、オーソドックスなベースからしっかり学んでるし、この前ちょっと話した時もやっぱりその辺大好きだって言うし。好きだね。で、それをちゃんと自分のモノにしてる所がいいし、トーンがいいの。トーン。甘いトーンでも前に出る。よくドンシャリみたいな考え方あるけど、甘いトーンでポーンとした音で、今の一徳さんもそうだけど、しっかり輪郭が見えてる、っていうプレイがハマくんもできる。
スー)最近ベーシストだけじゃなくって、サブスクやYouTubeの影響なのか、ホントに昔の音楽に詳しい若者が増えて来てて。
正)いや、ありがたいですよね。俺達より詳しいかもね。
ミ)日本の歴史と洋楽の歴史の思想が同時に大量に入って来るので、選び方によっては面白い人が生まれるっていう。
正)サブスクのおかげでさ、データが圧縮されてるから。昔は掘んなきゃなんなかったけど。今は30年前も40年前も今の音楽も同時に出て来るから。
スー)フラットですよね。
正)これが素晴らしいよ。
スー)だから面白いものが作られるのかもしれません。ちょっと私もドリカムを1曲。 ミ)おーっ!
正)なんか嫌な感じがするんだけど。
スー・ミ)アッハハハハハ! 
スー)いやいやいやいや!私、本にも書いたんですけど、この曲のコード進行って、おかしないか?って。
正)あー書いてましたね。あの、大ヒット本、なんていうタイトルでしたっけ?
スー)うーん、忘れたなあ。
正・ミ)ハッハハハハ!なんで?
スー)「EPICソニーとその時代」(※集英社文庫)
正)アマゾンで買いましたよ。  ミ)アマゾンで(笑)
スー)このコード進行がビーチボーイズ『ペットサウンズ』、トニック(主和音)に中々行かないのは何でかっていう。コード進行に詳しい人はそれに注目して聞いて欲しい。変わった曲ですよ。
♪ドリームズカムトゥルー『笑顔の行方』
スー)曲の間のトーク、おかしいですね。
正)よっ!中村!
スー)中村屋!一言で言うこのコード進行はどういう?
正)これはロンドンで一世を風靡しましたピーター・ブレイルっていう制作チーム(※Pete Waterman Limitedの事か?)があって、リック・アストレイとかカイリー・ミノーグ、後期はドナ・サマー。それの元ネタですね。
スー)その時代中々トニックにいかないっていうのは、少年隊の『ABC』と近いっていう。
正)そう、何回も聞きたくなっちゃう。
スー)あーいい話だなあ。
正)これを主題歌にした時は、凄い反対されました。(※‘90,1~3TBSドラマ「卒業」)
ミ)10:00台前半はマサさんの選曲です。
正)中村!
→vol.2へ続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?