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結果は改善に向かう

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。

 ボルドリッジのブログに「ボルドリッジ事始め(Business Excellence 101)」その2として、財務や運用のパフォーマンスの向上との関連についてボルドリッジ賞受賞者の言葉も含めて紹介されています。

 もう少し、続きがあります。

組織が報告するのは肯定的な結果です
ボルドリッジ審査基準は、以下のフレームワーク図に示すように、7つのカテゴリー(すなわち、リーダーシップ、戦略、顧客、測定・分析・ナレッジマネジメント、働き手、オペレーション、および、結果)にわたって組織のパフォーマンス管理の能力を見る際に、包括的な(hoistic)システムアプローチを採用しています。 

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フィードバックと、パフォーマンスと競争力を向上させるための事実に基づく知識主導のシステムに重点を置いて、審査基準は、米国および世界中の何千もの組織が次のような肯定的な結果を報告するのを支援してきました。

・顧客の満足度、エンゲージメント、およびロイヤルティの向上
・ワールドクラスの製品とサービスの成果(outcomes)
・模範となるプロセスの効率
・働き手とボランティアの満足度とエンゲージメントの向上
・収益と市場シェアの拡大および財務の結果の向上
・生徒の学習成果の向上(教育)
・患者の成果、安全性、およびロイヤルティの劇的な改善(ヘルスケア)

 ボルドリッジ審査基準には、一般企業/非営利組織編、教育編、ヘルスケア編の3つがあり、「生徒の学習成果の向上」は教育セクターの、「患者の成果、安全性、およびロイヤルティの劇的な改善」はヘルスケア―セクターの結果です。

「私たちのビジネスは過去20年間で指数関数的に成長し、その成長は私たちのボルドリッジの旅とほぼ完全に一致しています。平均成長率は約10%を維持しています。だから、ボルドリッジのプロセスが時間とお金のどちらの価値があるのか​​疑問に思っている人のために、私はこの言葉を贈ります。。。ボルドリッジを実践し始める前、我々は成長の道を歩んでいました。しかし、始めてからは、その成長線は指数関数的に変化しました。」
– MESAの社長兼創設者、テリー・メイ(2006、2012、および 2020年度ボルドリッジ賞受賞者)

 MESAは中小企業部門で3度ボルドリッジ賞を受賞しています。3度の受賞組織は2020年が初めてですが、2021年度にはさらに1組織が3回目のボルドリッジ賞を受賞しました。

チームをハイパフォーマンスに導く
ボルドリッジ・フレームワークは、世界中の組織に30年以上にわたってパフォーマンスを評価し、結果を改善するよう促してきました。

あなたも、フレームワークで成功するためにチームを設定することができます!

 日本でも、ボルドリッジ賞をベースにした表彰制度「日本経営品質賞」が1995年に創設されました。

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 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」が、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。英語版とページ、形式を合わせてあり、対訳版としてもご欄いただけます。



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