ベストプラクティスを組織内で共有して新しい知識資産とします
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、組織のパフォーマンスを向上するための最も重要な質問集です。質問に答えることで自ら気づき、改善を繰り返していくことで、現在と未来の成功を確実なものにしていきます。
4.2 情報と知識の管理では、組織の知識資産をどのように構築し、管理し、データと情報の品質と可用性を確保しているかを尋ねます。
組織の知識資産の構築に有効なベストプラクティスの共有について尋ねます。
(4)ベストプラクティスをどのように組織内で共有していますか。
(Baldrige Excellence Builder 2021-2022より。翻訳筆者)
組織のベストプラクティスを共有するには、まず、共有すべきベストプラクティスは何か、どこにあるかを特定することが必要です。
4.1で見てきたパフォーマンスの評価尺度・指標が役に立ちます。
高いパフォーマンスを挙げている内部の部門やチームや業務を見出すことが必要です。それはどのようにしていますか。
高いパフォーマンスを生み出す組織についてはこちらの記事を参照ください。
自組織になければ組織外部、外の組織、競合組織などから学ぶことができます。それはどのようにしていますか。
ベンチマーキング活動などが役に立ちます。
ベンチマーキングについてはこちらの記事を参照ください。
働き手個人の優れたノウハウや技術、優れた部門やチームなどの優れた取り組みなどを、個人や組織単位にとどめず、組織全体で共有し活用することが、組織の知識資産を開発することになります。
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ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーは日本語で読めます。
「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。
GQFでは、2021-2022年版に対応した「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」を準備中です。