到達目標(ゴール)という用語もある
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーのプロセスのカテゴリーの質問を見て行きます。
プロセスのカテゴリー2つめ「カテゴリー2」は「戦略」です。
実行計画の策定は、計画立案における重要なステップであり、このステップでは、戦略目的と到達目標を具体化して、理解しやすい方法でそれらを組織全体に効果的に展開できるようにします。
・・・と書いたのですが、「戦略目的」と「到達目標」も何?という感じでしたね。
「到達目標」は”Goals”(ゴール)です。
到達目標(Goals)
組織が到達しようとしている、または到達したい、将来の状態またはパフォーマンスのレベル。
(「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」より引用)
到達目標は短期と長期の両方にすることができます。
到達目標は、活動の指針となる到達点です。
次の形でよく使われます。
「数値目標」:定量的な到達目標。
数値目標は、比較データまたは競合のデータをもとにした望ましいパフォーマンスであったります。
「ストレッチ目標」:組織の将来の成功にとって最も重要な領域において、望ましい、不連続(段階的でない)すなわち「飛躍的」な改善の到達目標。
到達目標には、次のような多くの狙いがあります。
・戦略目的と実行計画を明確にして、成功を測定する方法を示します。
・共通の到達点に焦点を当てることで、チームワークを醸成します。
・進捗状況を測定し向上を加速するための基盤を提供します。
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戦略のカテゴリーには、「戦略目的(Strategic Objectives)」、「狙い(Aims)」とか、似たような言葉が一緒に出てくるので、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」では、できるだけ言葉が重ならないように分けているのですが、意味の違いは?と尋ねられると、語感からだけではわかりませんね。
かといって、カタカナ表現も多用するとわかりにくくなります。
うまい訳語(訳し分け)を探したいものです。(作ってもよい。)
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「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。
下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。