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消費者保護法制への対応

 「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」は特に「業務の有効性と効率性」を基軸にした「内部統制」の有効性を診断する評価基準です。この評価基準を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、具体的に仕組みに落とし込んでいく方法をとっています。

 内部統制評価基準の8つのカテゴリーの8つ目は
8.法務・コンプライアンス
です。

 消費者保護に関する法令への対応について確認します。

8.(8)消費者保護法/独占禁止法/不正競争防止法
 消費者保護法,独占禁止法,不正競争防止法の各分野において,コンプライアンスの観点から体制整備の必要があることを理解していますか。

 消費者保護法は、消費者の保護を目的として制定された法律の総称です。販売商品や販売方法に応じて、消費者契約法、特定商取引法、割賦販売法、製造物責任法(PL法)、金融商品販売法などがあります。

 企業は消費者保護法制について理解し、それに適合する対応を行うことが求められています。

 消費者保護法を遵守するためのマニュアルを作成し、関連部門にその内容鵜を周知、徹底します。また、それが確実に順守されるように、消費者保護法の遵守状況に関するチェック体制を確立します。

 消費者意識の高まりを受けて、消費者保護法は度々改正されています。企業は、消費者庁からの情報提供をフォローするなどして、消費者保護法の改正に関する情報を得て、諸費者保護法の改正に迅速に対応できる体制を確立することも重要です。

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 内部統制評価基準改訂版「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」については、NPO法人内部統制評価機構のウェブサイトをご覧ください。

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。
 筆者らが翻訳した、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。


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