ボルドリッジのインパクト
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断(セルフアセスメント)・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。
ボルドリッジは、米国企業の競争力を高めることを狙いとして1987年に創設され、毎年/近年は隔年に時代に合わせて改訂され、進化しています。
ボルドリッジの影響(インパクト)は何ですか?
ボルドリッジフレームワークと審査基準は、米国の競争力を強化する上で 3 つの役割を果たします。
組織のプロセス、能力、および結果を改善するのに役立ちます。
ボルドリッジ賞、クエスト会議(Quest for Excellence® Conference)、Baldrige Executive Fellows Program、およびその他の教育プログラムを通じて、米国の組織間でのベストプラクティスの伝達と共有を促進します。
組織のパフォーマンスを理解し、管理し、戦略的思考を導き、学習の機会を提供するための作業ツールとして機能します。
ボルドリッジは公共部門および民間部門のパートナーと協力して、サイバーセキュリティリスク管理、コミュニティの卓越性、および仕事の質など、長期的な成功と持続可能性に関連する重要な国家的ニーズに対応しています。
米国内では、州、地域、セクター、および組織のパフォーマンスエクセレンスプログラムがボルドリッジフレームワークを使用して、組織が競争力と結果を向上させるのを支援しています。
世界的に、多くのパフォーマンスまたはビジネスエクセレンスプログラムは、ボルドリッジフレームワークまたは派生物を組織のエクセレンスモデルとして使用しています。
日本では、ボルドリッジ賞を範として「日本経営品質賞」が1995年に創設され、その後独自の進化を遂げて現在に至っています。
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以上は、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク2023-2024版(冊子)の記述を参考にしています。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。
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