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2021-2022年版からの変更点

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク(以下、ボルドリッジ)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断(セルフアセスメント)・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。

 ボルドリッジは2年ごとに改訂されており、1月に2023-2024年版が発刊されました。

 32年以上にわたり、パフォーマンスエクセレンスの審査基準は、組織の競争力と長期的な成功を推進しながら進化してきました。この進化を通じて、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、今日の組織に、卓越性を達成するためのシステム的方法を促進する規範に捉われないリーダーシップとマネジメントのガイドを提供しています。
 ボルドリッジ・フレームワークと審査基準が進化するにつれて、2つの重要な考慮事項のバランスを取る必要があります。一方では、審査基準は、パフォーマンスエクセレンスに関する国家標準を反映し、組織がリーダーシップとマネジメントの直面する課題に対処し、統合されたパフォーマンス管理システムを確立するあらゆる側面で組織を教育する必要があります。一方、審査基準は、さまざまな成熟度のさまざまな組織にとって、アクセス可能で使いやすいことが必要です。

 最初の考慮事項に対処するために、2023-2024年版ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークに反映された変更点には、いくつかの概念が織り込まれています。例えば、俊敏性と回復力がカテゴリ間で統合され、イノベーションが明確化されています。その他の例としては、、業務や職場の取り決めの性質の変化や、多様性、公平性、包括性などがあります。これらは、審査基準全体および注記で強調されています。

 2 番⽬の考慮事項に対処するために、この改訂では多くの変更が加えられ、審査基準は、更新、簡素化、明確化により、より使いやすくなっています。たとえば、審査基準の質問にどのように答えかを理解するのに重要ではないいくつかの注記は、審査基準の項⽬からオンラインの解説に移されるか、完全に削除されました。

 具体的にどのように変わったかは、これから審査基準とその注記を確認していくことで、明確にし理解していきたいと思います。

 これらを意識しながら、新しくなったボルドリッジの中身を見ていきましょう。

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 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。
 ボリドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。


 現在あるのは、2021-2022年版です。2023-2024年版に対応したビルダーは、2月に発刊される予定です。


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