内部統制評価基準が目指す姿を確認する
「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」は、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、具体的に仕組みに落とし込んでいく方法をとっています。
8つのカテゴリ
1.顧客・社会との関係維持
2.経営資源の確保・維持
3.個人・組織の学習の仕組み
4.経営管理の実践、改善
5.知の経営の実現
6.情報セキュリティ
7.環境変化に合わせたイノベーションの実現
8.法務・コンプライアンス
これらは順に次の通り略すことができます。
顧客・社会
経営資源
学習組織
経営管理
知の経営
情報セキュリティ
イノベーション
コンプライアンス
そしてそれぞれの目指す姿は次のように整理できます。
これは、内部統制評価基準を用いた内部統制の仕組みづくりにより実現される組織の姿と見ることができます。
これを見ると、顧客・社会の視点にある「顧客・社会から必要とされる会社になる」ということが最上位の目指す姿であり、それに続く7つの視点にある目指す姿は、そのための前提、あるいは手段と言えます。
「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」は、内部統制のフレームワークであるCOSOフレームワークから、次のような関係づけを経て、こうした目指す姿に至っています。
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マガジン「800のポイントからのボルドリッジアプローチ」は、この8つのカテゴリー、それぞれに10の質問事項、計80の項目についてひとつひとつ確認しています。
これまでに、この投稿を含め99の記事を通じて、カテゴリー1、6、7、2、3、4について見てきました。そして次にカテゴリー5を始めたところです。
これらは、内部統制評価基準を用いた内部統制評価者の育成のための教材、内部統制評価基準を用いて内部統制システムの構築に取り組む企業向けの補助資料のたたき台を作っている感じです。
内部統制評価基準改訂版「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」については、NPO法人内部統制評価機構のウェブサイトをご覧ください。
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