成功体験を掴むために徹底的に絞る

アプリでもYouTubeでも何でもいいが、ネット上でコンテンツを発信する際に、まずほしいのは「成功体験」だ。
毎日やってるにも関わらず、誰からも相手にされない日々が1年続いたとしよう。
普通はここで心が折れる。対象物がどれだけ好きでも、テンションはそれなりに下がるだろう。

個人的には、初めて作った脱出ゲームが、最初の成功体験だった。

29歳のニートが、意を決して職安(ハローワーク)へ行こうとするのだが、ダッチワイフのフジコちゃんが邪魔して部屋から出れない。みたいな設定のゲームだ。
こんなもんでも、月に数万円の収入になった。

おお。

アプリ開発ちょろいな


なんていう、盛大な勘違いをしたものだ。
ここから何の成果も上がらない数年を過ごしたのだが、心が折れなかったのは、このときの成功体験が大きい。

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さて、では最初の成功体験を掴むために何をしたらいいのか。
答えは「自分が勝てるところまで徹底的に絞ること」だと思う。

(ここにおける「成功体験」の定義は「月数百DL」とか、「月数千円の収益」で構わない)

上記の例は単なるラッキー。再現性はない。
事実、私のゲームはこれ以降、月数万円以上の収益を上げたことはない。

では再現性を伴うにはどうしたらいいのか。それは勝てるところまで絞ることだ。
この分野なら自分が一番だというところまで、徹底的に絞れば勝てる。

自分の例で言えば、「ボラログ」という、ボウラードのスコア管理アプリをリリースした。

ボウラード自体、知らない人がほとんどだろう。
ボウラードとは、ボウリングとビリヤードを組み合わせたようなゲームで、ビリヤードのプロテストにも採用されている。
これは自分の実力を測ることが出来るゲームなので、広くアマチュアにもプレイされているのだ。

私の趣味はビリヤード。だからといってビリヤードのゲームを作っても絶対勝てない。しかしボウラードなら勝てると踏んだのだ。

結果的には成功した。初めて行ったビリヤード場の店員さんもDLしてたくらいなので、それなりに広く使われてると思う。
超絶マイナーなので、収益は月1万円くらいにしかならないが、成功体験を得るのはこういうもので十分だ。

ChatGPTも知らないくらい、マイナーなものがいいだろう。
一応、本人にも確認してみる。

(自分)
あなたは「ボウラード」を知ってますか?
ビリヤードのゲームの一種で、日本にしかないゲームだと思います。
日本では、このゲームがプロテストに採用されています。

(ChatGPT)
「ボウラード」というゲームについては、残念ながら詳しい情報がありません。日本独自のビリヤードの一種で、プロテストに採用されているということですが、このゲームに関する具体的な情報は見つかりませんでした。もしかすると、地域によって異なる名称で呼ばれている可能性もあります。

ビリヤードには様々な種類が存在し、各国や地域によって特有のルールやゲーム形式があるため、日本独自のバリエーションとして「ボウラード」というゲームが存在するのかもしれません。しかし、一般的に知られているビリヤードの種類としては、プール、スヌーカー、キャロムなどが挙げられます。

「ボウラード」に関する詳細な情報をお探しであれば、日本のビリヤード関連の団体やコミュニティに直接問い合わせてみることをお勧めします。彼らは、この特定のゲームに関するより詳細な情報を提供できるかもしれません。

余裕で知らない。まあそんなもんだろう。
自分は好きだけど、ChatGPTは知らない。
そんなところがあれば、確実に成功体験が掴めると思う。

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