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タイさんの取材ヨレヨレ日記⑲ 記者は社内結婚が多め

社内やライバル紙の記者と結婚する例は多いですね。みんな忙しすぎて、同業者や取材先以外とは話す機会がないためです。

同業者同士での結婚は、お互いの事情や苦労を良く理解しているので、夫婦喧嘩が少なくなるという説があります。記者の場合は、二人とも仕事でへとへとで、喧嘩をする余力が残っていない、というのが実情かもしれません。

私が働いていた新聞社には、特別に関係が深い信用組合がありました。給料の振込先は、全国に支店が多い都市銀行にするが、出張費などの経費を精算したおカネは、社内にATMがある信用組合の口座に振り込むようにしていた記者が大半でした。

この信用組合の存在を家族には明かさない、けしからぬ記者もいました。もちろん、振り込まれたおカネを、飲み代などとして使うためです。毎月の給料はきちんと銀行口座に振り込まれているので、事情を知らない家族は「へそくり口座」の存在には気づきません。

ところが社内結婚だと、この手は使えません。お互いに信用組合の使い方を熟知していますから。へそくりの裏技が使えないことが、夫婦喧嘩を減らす上で効果があるのかどうかは、誰も検証できていません。

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