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ゆずぽんの育児日記 第3話 育休初日〜今現在

・入院中〜退院日

 コロナ禍での出産だったので、退院してくるまで生まれた我が子にも大仕事を終えた妻にも面会することができませんでした。妻と子供の入院中は、必要な物資を届け、洗濯物を取りに行くなど、些細なことしか役に立てませんでした。ご対面の日をまだかまだかと待ちわびながら、毎日1~2時間テレビ電話での時間と、束の間の一人の自由な時間を謳歌していました(笑)。出産日を含め、合計6日の入院を終え、退院の日ようやく我が子に会えました。事前に言われていた時間に病院に迎えに行きましたが、授乳のタイミングと重なり、病院に到着してから40分程度待ちました。気が遠くなるほど、人生で一番長い40分でした。会えた瞬間は、「小さっ」と思わず口に出してしまうほど、新生児は小さくて愛おしく思ったのを覚えています。早く家に帰って抱っこしたすぎて、記念に写真を撮るのも忘れてすぐに家に帰りました。ところが、いざ家に帰り抱っこをしようとした時、とてつもなく怖かったのを覚えています。たかだか3kg弱の重さを抱えるのに、必要のない筋肉まで使ってしまい全身筋肉痛になりました(笑)。オムツ替えも、事前に人形で練習していた通りになんていきませんでした。練習では手際良くできていたつもりですが、実際の赤ちゃんは動きます。動かれると練習が全く意味をなしません。妻にコツを聞きながら、何とかできるようになりました。退院の日は、本当に全てが新鮮で、恐怖で不安で、同時に最高に幸せな気分でした。育休を取得したことで、この瞬間を心身ともに万全の体制で迎えられ、心底喜びを感じました。

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・育児の始まり

 我が子も妻も家に帰ってきて、いよいよ本格的に育児が始まりました。子供ができるまで、本当に何一つ育児のことがわかっていませんでした。授乳は3時間おきであったり、オムツを替えるタイミングや予防接種の時期など、本当に基本的なことすらもわかっていませんでした。今はネットがあるので本当に便利な世の中です。全て調べればわかることだったので、何か困ったらすぐに調べたり、事前に調べておいて頭に叩き込んでいました。調べすぎて頭でっかちになったりもして、若干妻にも怒られましたが、とにかく全ての中心が子供になるという生活が始まりました。

 育休を取得していなかったらどうなっていただろうかと考えると恐ろしいというのが私の率直な感想です。何よりまとまった時間寝れないというのが最初は苦しかったです。お昼の間に妻と交代で仮眠をとるか、子供と一緒にみんなでお昼寝をするかという具合で、休める時に休むしかないという状態です。うちは母乳とミルクの混合なので、妻が授乳中にミルクを作って冷ましておくというのが私の役目でした。当然、赤ちゃんにとっては朝昼夜など関係なく、お腹がすけば泣く(それが大体3時間おきな)ので、夜はまとまった時間寝ることができませんでした。

・育休を終えて

 約二ヶ月の育休を取得して、これからまた仕事に復帰します。二ヶ月が経ち、ある程度夜まとまって寝てくれるようになったので、最近では少し楽になりました。まとまって寝れない期間も一生続くわけではなくゴールが見えていてるので、その意味では気が楽です。何より子供とのお風呂の時間がとても楽しく、あっという間に過ぎてしまう時間に今は呆然としています。

仕事を再開し、日中の子供との時間が減るのは少し寂しいですが、育休中にできたリズムを崩さず、仕事とのバランスを整えていきたいと思います。

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