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【お客様インタビュー】110周年特設サイトで「変わる」KURIMOTOを躍動的に発信

みなさま、こんにちは。ジーピーオンライン広報チームです。

創業20周年を記念してお届けしているnote企画。
今回は、大阪市西区に本社を構える株式会社栗本鐵工所様を訪問し、インタビューをさせていただきました。

栗本鐵工所様は、水道やガス、電気に関わる部材など、私たちの暮らしに欠かせない製品を製造されている業界屈指のメーカー様です。2019年2月に創業110周年を迎えられたことを機に、110周年特設サイトの制作をお手伝いさせていただきました。

総合企画室(広報部門)の村松様と井上様、宮﨑様とホームページの更新を担当している株式会社クリモトビジネスアソシエイツ(情報システム部門)の川村様に、特設サイトにかける想いやこれからの展望を、サイト制作の裏話も交えてお話いただきました。

新たな挑戦に向かうKURIMOTOを世の中に発信するために

――創業112年(取材当時)と歴史が長く、栗本鐵工所様の事業は幅広いですね。

宮﨑様:
はい、明治42年に水道管の製造業から始まって、その後電力やガスなど社会インフラの基盤をなす製品分野やプレス機などの産業設備分野に派生し、現在では空調設備のダクトや高速道路の部材などにまで分野が広がっています。一般の方が目にする機会はほとんどありませんが、生活する上でなくてはならない製品なんです。
最近では、既存事業で培った技術を活かして、これまでに関わったことのない業界にも事業を展開させています。例えば、「SoftMRF®」という独自素材を用いて、ゲーム機器メーカーと提携して製品開発を行なっています。SoftMRF®は、”柔らかい”、”硬い”といった感触を提示する素材。これを使えば、ゴーグル内に映るモノの感覚を再現できるんですよ。

――すごいですね!歴史ある技術を守りながら、新しい技術にも挑戦されているのですね。

村松様:
110周年サイトを作ることになったきっかけも、まさにそこです。
当時の代表が、前々から「変わる」というテーマを掲げて社員の意識改革に取り組んできました。歴史ある事業だけでなく、これまでの境界線を超えて新しいことにチャレンジしていこう、社員一人ひとりがこれまでの領域から一歩踏み出そう、というメッセージをずっと出し続けていたのです。それを110周年というタイミングで世の中に発信していくために、「CIプロジェクト」が立ち上がりました。これは、会社の核をなす理念をはじめ、ロゴや社歌などを全て見つめ直して新しいクリモトの形を表現していこうという取り組みです。

――どのように変えられたのですか?

村松様:
まず経営理念が策定され、その後ロゴを刷新しました。これまでは漢字5文字、もしくはカタカタ表記だったものをアルファベットで「KURIMOTO」にして、歴史を引き継ぎながらも新たに変わっていく様を表現しています。イメージソングと映像コンテンツも作成しました。イメージソングは、「変わる」というメッセージを盛り込みながら、聴いた人を勇気づけられるような歌に。映像は、遊び心のあるドラマ仕立てのプロモーションムービーで、チャレンジする主人公と変わっていくクリモトを重ね合わせています。110周年特設サイトはそれを世の中に発信するためのプラットフォームです。

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キャッチボールを重ねて、学生や一般の方にも響く見せ方に

――特設サイトを作るにあたり、重視された点は何ですか?

村松様:
一番は「変わる」というコンセプトを表現することですね。ロゴの変更に伴って、これまでのコーポレートカラーである「クリモトブルー」に加えて鮮やかな「クリモトレッド」ができました。そのトーンを重視し、新たなクリモトのイメージを発信できるデザインにしたいと考えました。
もう一つは、学生さんなどの若い方やクリモトを知らなかった一般の方にも興味を持っていただけるサイトにすることです。コーポレートサイトは、お客様企業や投資家の方など当社の製品や技術をより詳しく知っていただくことに重点がおかれていますが、特設サイトはそれとは全く違うカジュアルなものにしたいと思っていました。

――技術が高度で幅広いので、分かりやすく表現するのは難しかったのでは?

村松様:
そうなんです。BtoB事業なので説明しすぎると難しくなるし、かといってコンテンツが少なすぎても面白くありません。コンテンツ量や見せ方はジーピーさんに相談しながらいろんなご提案をいただきましたね。
例えば「PROFILE」ページ。数字をクリックすると写真と短い文章がポップアップされるようになっていて、暇な時の読み物感覚で全て読めてしまいます。インフォグラフィックは希望のイメージを言葉でお伝えするのが難しくて、ご提案いただいたものに対して「もうちょっとこんな感じ」と何度もバックしましたが、その度に提案を返してくれました。申し訳ないくらいです(笑)。

――いえいえ。ご意見をたくさん頂けたからこそ、私たちも提案ができたのだと思います。

村松様:
おかげ様でイメージ通りのものが出来上がりました。
トップページのアニメーションでも、既存事業の写真が新事業の写真に入れ替わることで「変わる」を表現しています。若い人に受け入れられる流行を取り入れてくれて、私たち素人では出てこない発想でご提案をいただきました。

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社内にも社外にも、「変わろうとしている」ことが伝わった!

――公開までのスケジュールはスムーズでしたか?

村松様:
最初の打ち合わせの時に、公開日から逆算したスケジュールを提示していただいたので、私たちも何をいつまでに提供すれば良いのかが分かり、動きやすかったです。進捗管理もしっかりしてもらえましたね。
実は、画像やテキストに関して社員から「もっとこうしたい」と意見が出てきたり、公開ギリギリまで社内調整していたこともあり、途中遅れもあったんです。でも、そこはジーピーさんが急いで巻き返してくださいました。

――社員の皆さんの想いが込められたサイトなのですね。公開後の反響はいかがでしたか?

村松様:
「かっこいいものができたね」と好評でしたよ。OBの先輩からもわざわざ連絡をいただいて、「これまでとは違う」と褒めていただきました。クリモトを知っている方に、「変わろうとしている」というイメージをしっかり伝えられたと思います。
採用面での反響もありました。110周年サイトをきっかけにプロモーションムービーを観てくれて、応募してくれる方が毎年少しずつ出てきています。若い方に興味を持っていただくきっかけになっていますね。

川村様:
実は私もその一人です。入社前に110周年サイトを見て面白いと感じ、当社に興味を持ちました。そう考えると、今みなさんとこうして一緒にお仕事ができていることが感慨深いです。

村松様:
頼りにしてますよ!

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発信のプラットフォームとして、今後もサイトを育てたい

――今後はどのように展開していく予定ですか?

村松様:
周年サイトではありますが、110周年を超えたからもう見ない、というのでは悲しい。せっかく良いコンテンツを作ることができたので、次の展開を考えるステップに来ていると思います。

井上様:
そうですね。社内外のサイトへの認知度をもっと上げて、浸透させるにはどうすればいいかを考えていきたいですね。「面白いコンテンツが追加されているかな」と期待してもらうために、まずは私たち自身が楽しみながら更新やコンテンツの追加に取り組んでいるところを見てもらえたらいいのかなと思っています。

宮﨑様:
当社はインフラに関わる製品を作り続け、産業基盤を作ってきたという自負は守りながらも、新たな挑戦に向かっている最中です。それをもっと発信していきたいし、発信することが求められている世の中になっていると思います。例えばSDGsやTCFDに関する取り組みなどを、ステークホルダーだけではなく一般の方にも広く届ける入り口として、110周年サイトを活用できるのではないでしょうか。

村松様:
再生可能エネルギーや脱炭素といった注目度の高い分野の製品も扱っていますから、もっとみなさんに身近に感じていただける発信の仕方を3人で考えていきたいですね。新しい企画がある時には、GPさんにもご相談させていただきますよ。サイト制作を通じて当社の事業をよく理解していただけたので、安心してお任せできますね。

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――ありがとうございます。これからも弊社のノウハウをご提供しながら、「変わる」クリモトを発信するこのプラットフォームを一緒に育てていきたいと思います!


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