Rush CoD部門の活動休止について

2020年3月18日、Rush Gaming公式から「CoD部門活動休止」が発表されました。コロナウイルスによる影響で、次大会の開催有無が現状分からないため、交流戦などによる強化活動を休止(各々での練習等はもちろんしますが)、そして配信などを通じてのeスポーツ普及・啓蒙活動を開始するといった内容でした。このRushの動きについて思ったことを少し語ろうと思います。
僕は経済学を学んでこなかった身ですが、2019年のBO4シーズンを対象例として今後のeスポーツシーンがより盛り上がっていくのではないかと予測します。
BO4シーズンに行われたオフライン大会で、観客動員したのは闘会議のPlayStationブースにて行われた「第1回CWL日本代表決定戦」とシーズン最終戦となった「CWL日本最強決定戦」の2つのみでした。しかも両方ともチケット代はかかっておらず、「CWL日本最強決定戦」は一般からは抽選による招待のみといった形で、大会主催者や参加チームには直接的な収益はないといった形でした。しかし、今回のRush Gamingの動きが多方面に働き、eスポーツへの関心が高まった場合にはこれらの動きも変わってくるのではないでしょうか?観戦したいと思う人々が増えればそれだけチームに関心を持ってもらえるでしょう。そうなるとグッズなどの売上も加速します。また、そうなった場合はオフライン大会の観客動員数も増え、一般観覧を解放する大会も必然的に多くなるでしょう。チケット代を出してでも見に来る人も出てくるはずです。規模が拡大すれば自ずとチケットの抽選販売にも踏み切ることができると思います。
しかし、それはRush Gamingのみで成し遂げることは出来ないとも思います。オンラインで大会が開かれるタイトルもあるので厳しいことも分かります。ですが、少しでもほかのチームが同じような動きをすれば普及力も増大しますし、eスポーツを広めるための活動が更に活発化すると興味を示してくれる方は必ずいるはずです。そしてさらにチーム数が増え、大会の賞金も上がり、それが話題になることで更にeスポーツを始める人が増えるという好循環が生まれると思っています。
だからこそ、今回のRush Gaming CoD部門活動休止については英断だとも思っていますし、それを応援したいと思っています。
ここまでつらつらと駄文を述べてしまいましたが、選手の方々の更なるご多幸を祈っています。

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