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家事代行サービス。最新業界トレンドと活用術!

こんにちは!グロービス・ワーキングペアレンツ・クラブ(GPC)幹事の尾崎隆人(2021期大阪校)です。本日は、2021/12/18(金)にオンラインで開催した、株式会社ベアーズ後藤晃さんの「ベアーズ後藤さんに聞く、家事代行の業界最新トレンドと活用術!」レポートをお届けします

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▼アジェンダ
①ベアーズの家事代行サービスとは 
②家事代行サービスへの道のり
③家事代行ビジネスモデルと競争優位性
④家事代行サービスのメリット

①ベアーズの家事代行サービスとは 

まずは株式会社ベアーズのサービスについてご紹介頂きました。「家事と名の付くものをなんでもやります」
という言葉が印象的でした。
主なサービスは1.家事代行、2.ハウスクリーニング、3.料理代行サービス、4.キッズ&ベビーサービスの4つのサービスが主との事です。
家事代行サービスでやってくれる家事の範囲はどこまで?という疑問も浮かぶかと思いますが、家事代行は身体接触を伴う事と高所作業等危険なことはやらないが、それ以外はほとんどが家事に入るので全て可能。

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・プロに任せる事による差
プロとの大きな差は、雑巾がけや掃除機掛けというイメージの付きやすい家事でも、皆さんが想像するよりも、プロが雑巾がけをすると驚くほどピカピカになる。定期的に掃除するだけで簡単なごみだけ掃除すればよくなるので負担がかなり減る。
自分でやる事とプロに任せる事の違いを自信を持ってご紹介されていたので、頼んでみたくなりました。

・様々な家事代行サービス
買い物は最近多くなってきた。面白い家事としては、お墓の掃除、運動会の場所取り等も行う、家事代行は鍵預かりサービスも有る為家に誰も居なくても家事をしてくれる。
最近増加しているのは、独居の高齢者の所に行ってほしいという依頼。
料理代行も行っている。後藤さんご自身も自社のサービスを使用しているが、家事は得手不得手が有るので、洗濯など不得手なものを任せたりしているそうです。

・ハウスクリーニング
大きな違いが感じられるのがハウスクリーニング。
ハウスクリーニングは時間ではなく箇所ごとの設定を行う。
個所としては換気扇が多いが洗濯機の分解清掃、ウォシュレットの分解もする。ウォシュレットと便座の間に匂いがこもるので、プロならではの清掃が体験できる。皆さん外れる事を知らない事も多いが、お風呂のエプロンは外れるので外して高圧洗浄も使って清掃する。
お風呂のエプロンやウォシュレット等、そんなところまで分解して掃除できるんだという驚きと、自分ではそこまでの掃除絶対できていないと思いました。

②家事代行サービスへの道のり
会社概要のご紹介、スタッフ数のご紹介。登録者スタッフだけで53000人月間稼働6000名でこの規模で稼働しているのは、ダスキンさんかベアーズだけ。

・会社設立の経緯
社長が海外にいた時に家事代行を気軽に安価で頼むことが出来た。しかし日本に来てサービスを頼もうとしたらお屋敷付きの家政婦のような大それたサービスしかなかったため、気軽に頼むことができるサービスを、とベアーズを設立。
家事代行サービスは認知はされているが使うのにはハードルが有る業界、価格的要因や精神的要因(他人を家に入れる抵抗感等)超えなければいけないハードルが高く、一つ一つ解決してきた歴史が有る。

・メディア実績
年末フジテレビの特番に出ている。年間400本ぐらいの番組に出ている。逃げ恥の家事監修、極主夫道の家事監修など多数行っている。
有名ドラマでも家事監修をされていて、クオリティの高さがうかがえました。

③家事代行のビジネスモデル

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③家事代行のビジネスモデル
・家事代行サービスの市場
サービス利用件数は右肩上がりに増加している。新型コロナの影響もあって伸びている。
市場性も今後も拡大する事が見込まれている。
家事代行のマッチングビジネスにおいて重要なのは『集める力』『動かす力(喚起力)』『結ぶ力(決定力)』まずは集める力の最大化を図る必要性がある。その為に顧客インサイトを知り、積極的なメディア戦略も行う。

・家事代行サービスのハードルを減らすために
家に人を入れる事への抵抗の為に、同じスタッフが毎回行く専任性やセキュリティーオプションを入れている、政府や自治体との連携も行っている。ホームページの集客も11倍ぐらいに増加して認知も進んだ。
品質維持のために研修を密に行っている。業界団体をつくる事で業界自体の品質向上に寄与している。
範囲の経済として家事を中心にして様々なサービス展開を行っている。
グロービスの学びも活用して戦略を練られていたのが印象的でした。学びを実務で使うとこんなに力が発揮できるのかと驚きでした。

④家事代行サービスのメリット

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家事自体はハードな業務。仕事が終わって家事すると休めないし疲れてしまう。それを代行する事でアンケート回答では夫婦喧嘩が減った、子供からお母さんが優しくなった、若返ったなどの声が多い。
時間の使い方で人生は豊かになる。
ベアーズはお掃除の代行する会社ではなく、『女性の“愛する心”を応援する』をコンセプトに豊かな暮らしのサポートをしている。

ただ家事を代行するだけでなく、豊かな生活を実現するためにサービスを行っている事が非常に良くわかりました。

後藤晃さん、貴重なご講演ありがとうございました。

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