純文学5大文芸誌の文学新人賞 締め切り日時【2024年~2025年】

結果が出るまでに半年かかるので、同じ作品は1年に2回しか応募できないことが分かった(二重応募しないようにする場合)。

文學界新人賞



2024年9月30日(郵送の場合は当日消印有効。ウェブ応募は9月30日24時締切)
400字詰原稿用紙で70枚以上150枚以下

文學界新人賞は150枚以下と、5つの中でもっとも短い。長編を書くのは無理という方は応募しやすいのかもしれない。

直近の応募総数は2120篇。第126回の2021年度は過去最多である、2817編の応募があった。


一人何作でも応募可能なのは意外。
発表は、「第二次予選・第三次予選を通過した作品、および最終候補作品を「文學界」4月号にて発表します。「文學界」5月号に、受賞作と選評が掲載」(下記リンク先より引用)

4月号は何月何日に発売されるのかを調べると、2024年の4月号は、2024年03月07日発売だった。約160日かかる感じなので、審査結果が出るまで5か月弱かかる印象。

2024年受賞の「日曜日(付随する19枚のパルプ)」は19の章から成り立っている。

↑当初、東京の文学フリマだけで売られる予定だったらしいですが、「東京だけで売るのはなにごとか」的な炎上がネット起きたらしく、電子書籍にもなった本です。
下読みさんへのアンケートは参考になりそうです。

群像新人文学賞

2024年10月15日郵送の場合は当日消印有効
WEBの場合は当日24時まで

枚数は400字詰原稿用紙で70枚以上250枚以内。
第67回(2024年度)の応募総数は2030編。
「発表は本誌2025年6月号。(同年5月号に予選通過作品を発表し、5月上旬に小社にて授賞式を行います)」(下記リンク先より引用)

5月号は何月何日に発売されるのかを調べると、2024年の5月号は、2024年04月06日発売だった。約175日かかる感じなので、審査結果が出るまで5.8か月かかる印象。

実験的な小説は群像との相性が良いという意見もあります。

すばる文学賞

2025年3月31日 24時

400字詰原稿用紙換算で、100枚程度から300枚まで。

2023年の応募総数は、890編。

「発表 「すばる」2025年11月号掲載予定」(下記リンク先より引用)

11月号は何月何日に発売されるのかを調べること。

別の賞ですが、「文學界新人賞」の結果は3月の上旬に分かるので、落選していれば応募可能(同じ作品を1回は別の賞に出してみるのはありという意見があるため。もちろん、落選が決まってから送ること。二重応募は禁止されている場合がほとんど)。

第47回(2023年)「みどりいせき」(大田ステファニー歓人著)はハードカバーで216ページある。

すばる文学賞は、受賞すると単行本を出してくれるらしい。となると単行本の最低文字数を超えていないとダメなのではないかという疑問アリ。しかしこれは外部からは全く分からない。

https://mond.how/ja/topics/4ea3yyfd0rkt3q4/s5kr51d83otddq3

「すばるは女性が強い」というのはよく聞く話。

文藝賞

2025年3月31日(当日消印有効)
400字詰原稿用紙100枚以上400枚以内

文藝賞は、原稿用紙400枚までとなっており、5つの中でもっとも長い。長編を書きたい人に向いているのかもしれない。

2023年度の応募総数は、2018編。
「【発表】雑誌「文藝」2025年冬季号誌上」(下記リンク先より引用)

2025年冬季号は何月何日に発売されるのかを調べること。

別の賞ですが、「文學界新人賞」の結果は3月の上旬に分かるので、落選していれば応募可能(同じ作品を1回は別の賞に出してみるのはありという意見があるため。もちろん、落選が決まってから送ること。二重応募は禁止されている場合がほとんど)。

文藝賞は、受賞すると単行本を出してくれるらしい。となると単行本の最低文字数を超えていないとダメなのではないかという疑問アリ。
文藝賞は、原稿用紙400枚まで応募できるのは、単行本を出版してくれるからという理由も絡んでいるのだろうか?

文藝賞は受賞作品を単行本を出版するということは、売れないと赤字になってしまいますので、話題性がある作品や略歴が個性的な作者のほうが有利なのかなと思ったりしています。いずれも文藝賞の傾向と対策においてちらほら聞く話です。

第41回(2004年度)の受賞作、白岩玄著「野ブタ。をプロデュース」はテレビドラマにもなっていますし、第54回(2017年度)の受賞作、若竹千佐子著 「おらおらでひとりいぐも」は映画化もされています。

純文学というくくりではありますが、エンタメ系の作品が受賞しているという分析をされているかたもいらっしゃいます。

多分、僕の作品はカテゴリエラーになってしまう気がしています。

若い人の受賞も多いとのこと。

「無敵の犬の夜」は単行本で148ページ。

新潮新人賞

二〇二五年三月三十一日(当日消印有効)
枚数は四〇〇字詰め原稿用紙(ワープロの場合は四〇〇字換算)五〇枚以上、二五〇枚以下(短篇も可)。
2023年の応募総数は、2788編。年々増えており、2023年が過去最多の応募数。一番激戦なのではないかと思う。
短編も可と書かれており、50枚から応募できるから応募作品が多いのかもしれない。

「「新潮」二〇二五年十一月号誌上に発表(予選通過作品・作者名は十月号に掲載)」(下記リンク先より引用)

10月号は何月何日に発売されるのかを調べること。


https://www.shinchosha.co.jp/prizes/shinjinsho/

受賞作の枚数が書かれており、応募自体は50枚からできるが、100枚は書かないと受賞できない印象。


2022年は「世界地図、傾く」が受賞。2052年が舞台の話。

別の賞ですが、「文學界新人賞」の結果は3月の上旬に分かるので、落選していれば応募可能(同じ作品を1回は別の賞に出してみるのはありという意見があるため。もちろん、落選が決まってから送ること。二重応募は禁止されている場合がほとんど)。



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