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当たり前の平和。

終戦記念日……家族と黙祷。

母の叔父が戦争で負傷し、痛みを耐えながら、負傷兵がいるテントで苦しんでいる仲間達を守りながら、爆撃を受けて亡くなりました。飛び散った肉片は回収されず、祖父達に手渡されたのは眼鏡だけだったそうです。結婚決まっていた女性も、戦争行く前にお別れを言い渡しました。その女性は隠れて見送っていたそうです。

この話を必ず終戦記念日に子供達にしている。

私が戦争を体験している訳ではないから偉そうにと思われるかもしれない。
だから正しい知識を教えたいから歴史を学べる大学へと進んだ。

戦争体験して生きて帰ってきた夫の祖父の話、戦争で生きて帰らずに遺品のみを渡され残された遺族の祖父。

祖父母に聞いた平和とは

好きな道へ自由に選択出来る。
怯えずに生活を生きる日常。
目を瞑り静かに眠れる夜。
皆と大声で笑える毎日。

当たり前の平和。

私は当事者ではない。何かを変える力もない。
なら、私が出来るのは祖父母から教わった事。大学で教わった事を子供達に伝える事しか出来ない。

子供達がどんな風に感じ思うのか。それは分からないが、

平和である今が当たり前じゃなかった時代を忘れないでほしいから、これからも、8月15日の正午に家族で黙祷をする。

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