10/4発表の9月雇用統計結果からの日本市場の考察
FRBの金融政策は2つの使命からなっている。
① 景気の安定(インフレを抑える) 政策金利を上げて景気の過熱を抑える
② 雇用の安定(景気をよくする) 政策金利を下げて市場に出回るお金を増やす。
① 2年ほど雇用統計が良くとも売られる地合いであった。
高インフレが続く懸念からだ。
2022年中頃 コアCPI(インフレ指標) 6.5%が
2024年8月 コアCPI 3.2%で低下してFRBの目標とする数字に近づいている(3.2%は許容範囲)。9月のCPI発表は10/10。
インフレ懸念が遠のき、景気悪化の足音が聞こえ始めて9/20にFRB0.5%の政策金利を引き下げた。
ところが10/4インフレが収まっているなかで景気強いと雇用統計から示された。
よって米国市場が大幅高、日経先物が900円高、
146円台→148円台に高くなった分けだ。
② 8月中旬~10月4日の週まで日本市場は総裁選挙絡みで動いた。
10/4米国時間の雇用統計が良好で米国株とドル円が買われた。
いよいよ世界景気に日本市場が寄り添い上がると考えている。
日本市場を売っていた海外投資家が戻ってくるだろう。