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ようこそ 犬語の世界へ 番外編 ドッグトレーナーを見極める力を❗
私はドッグトレーナーになりたくてドッグトレーナーになったわけではなく、きっかけは某自治体の公認動物ボランティアになって、センターのあまりの動物福祉(アニマルウェルフェア)の低さとそれについての改善を求めた職員との交流でした。
犬のことを再び学び始めたのは、リデルという、憧憬だけで入手したベルジアンシェパードドッグ・タービュレンのためで、このリデルという犬には犬への(他者)尊厳と非侵入の大切さを学ばせてもらいました。
強制訓練メインな人が飼えば、漏れなく、チョークチェーンと体罰を受けていたであろう犬で、それをしても人の配下にはなり得ない犬、それがリデルという犬でした。
それをよく理解させてくれたのがティーチングドッグとフリースラインドハーネスを日本に紹介したアンジェラ・ストックデェルという英国のトレーナーでした。
リデルに出会うその前からポジティブトレーニングには興味があり、当時まだ日本に入りたての陽性強化法から学び現在に至るわけで、今はPositive reinforcement(正の強化)を学び続けています。
もちろん犬の言葉であるボディランゲッジは日々新しい発見や気づきがあり、優秀で親切なトレーナー仲間や学びを忘れない人々に囲まれていて心からありがたい。
ドッグトレーナーなんて人からの依頼がなければ、犬と暮らす人に自分の知識やスキルや経験を伝えるなんてことはできませんが、プロ休業中の私ができることは悩む犬飼さんたちが道を誤らないための灯明を灯すことではないかと、僭越ながら思った次第です。
ちまたに溢れる、その犬にあったしつけ方法に体罰が含まれていたり、ポジティブだと言いつつうるさく吠えたてる犬にモノを投げつけて天罰法を使ったり、○○犬種はチョークチェーンじゃないと、と語り出したりで????。
またはネット情報をうまく貼り合わせて、犬のしつけ方法を並べ立てる......良く読むと著名な犬の行動学やトレーニングやABAの専門家の言葉や本の文節だったり。
でも、その人たちの方法を見させてもらうと????。
科学的ですよーといいながらもなんですか?そのやり方はラベリングまみれ。
科学的と言いながら犬の行動の説明は何を根拠にしているのかとスピリチュアル。
スピリチュアルが全部いけないとは思いませんが口にする科学的というならその根拠は必要ですよね。
なぜ噛んでくるんですか?の説明が上下関係やなめているという言葉。
または嬉しいから悲しいから気にくわないからという主観だけで終らせるトレーナーも科学的とは言えません。
もちろん科学的がすべてではありませんが今では犬の認知面も科学的に検証され、実証されてきたことも数多くあります。
(たまーにリアルでプロトレーナーもしてます😊画像はこの日の生徒さんとご愛犬😊)
さて、では、これからのドッグトレーナーの選び方です😊
ドッグトレーナーを選択するときにほめるしつけ方法やごほうびトレーニングという曖昧な言葉を使うトレーナーも多いです。
ほめると説きながら時には嫌悪や不快、強制や体罰を用いていないか飼い主さんが見極めてください。
①犬が正解を出したときに犬には何が起こりますか?
*その犬にとって価値のある強化子が提供されます。
(食べ物/行動/遊び/アフェクション等)
②犬が不正解を出した時には犬には何が起こりますか?
*犬にはなにも起こりません。不正解の原因は人間や環境に
あるので犬が楽に正解を出せるように人がその方法や環境
設定を変えます。
犬のせいにしたり犬を罰(体罰/無視/恫喝/行動の多大な制
限/不快/苦痛)したり、ラベルを(頑固/生意気/なめている/
下に見ている等)を貼るのは今時とは言いがたいでしょう😊
③そのトレーナーが自分の方法よりも、やさしい方法を知っ
ていますか?
*既存の方法や自分の知っている方法よりもより犬の尊厳を
大切にするやり方を知ろうとする、知りたいと日々学ぶト
レーナー、強制や強要を極力避ける努力をするトレーナー
は今時のドッグトレーナーと言えるでしょう😊。
さて、犬は人の言葉を話せませんが犬の感情や感覚や意思はその身体や行動に現れます。
犬のトレーニングやしつけ方にそのトレーナーが用いている方法で犬が不快や苦痛や恐怖/嫌悪を表したときに、あなた(飼主)がその代弁者になってそのドッグトレーナーに質問してみてください。
犬が不快のようですが?に、そのドッグトレーナーからどのような答えが返ってくるか?どのような説明と共に返ってくるか、その答えによって飼い主さんが犬を救えるかドン底に落とすかになるんですよ……。
では。
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