ようこそ 犬語の世界へ モグモグ大作戦は相手にもやさしいのです。
気候が良くなると夕散歩の時間帯が多くの犬飼とブッキングすることとなるある日の夕暮れ...
こちらは満足げな犬みっつに連れられ帰途である。
顔馴染みの犬もそのケアギバーもいて軽く会釈しながら行き交う。
保護犬だったポメラニアンのコメットは年齢も不詳で履歴も不詳...迎えた当初は毛玉の残バラ虎刈り...外にも出たことがないのか肉球はふにゃふにゃ。
そして同族と見れば大騒ぎ...
大きな犬2に囲まれて暮らす経験などなかっただろうし、そもそも散歩もろくに行ったことがないよう感じがあって、ベルジアンズに気にならなくなったことに3年はかかった。
そんなコメットでもベルジアンズといく散歩はそれなりに楽しみで、特にベルジアンズが排尿した跡のマーキングに余念がない。
そのマーキングもベルジアンズがした染みの、ホンの端っこに僅かにかかるようにするのは敵対な主張でなく仲間としての意識なのかもしれません(^-^)
そんなコメットですが、至近距離での犬とのすれ違いにはセンシティブ。
特に相手が吠えてくる犬であれば激吠えの応戦...
これでは双方によくないので双方応戦タイプの犬に出会ったら、コメットより早く気づく、またはコメットが相手に気づいても平常でいられる距離を保ち、コメットが応戦しないうちに道を変える、Uターンをするようにしています。
それでも人間である私は気が緩むときがあり、応戦タイプの犬の接近に気づかず応戦させてしまうという失敗はあります。
先日もそう。
夕暮れの散歩で見落としたのか激吠えトイプーとそのケアギバー。
このケアギバーはトイプーが吠えると容赦なくリードショック。
小さな身体がぶっ飛ぶリードショックだし、怒鳴り散らす高齢男性のです。
気分が悪くなるのですれ違わないよう気を配るのですが、この日は見落としてしまい、気がつくと30mを小型犬を従い歩いてくる...
この人は犬の歩幅やペースなど考えずずんずんと迫ってくる。
自分で迫っておいてトイプーちゃんが吠えると激怒りなのです。
私はそれが嫌で避けるのですが、こちらに近い信号が青になったものだから、それを渡るために小走りなのです。
走り出したことでトイプーの心拍は上がり、興奮しやすくなります。
犬は走るのを好む動物ではありますが、環境や状況によっては走らせることを選択しないことが良い場合もあります。
相手の犬に向かって走るなんてことは、元々犬に吠える犬を吠えやすくするだけです。
もうここで大型犬2と小型犬1をUターンさせるのは諦め、私はこういうのです。
幸いにも道路には余裕があり、ベルジアンズの影になりコメットの視界を遮ることもできます。
「犬のみなさん❗パーティーですよ‼️」
と、声をかけると犬のみなさんは一斉に振り返り、🤩🤩🤩‼️
思いもよらぬ場所でトリーツパーティーが始まるのですからw
トリーツポーチに入っている様々なトリーツを道路に撒きます。
パーティーですので大盤振る舞い。
トイプーの接近に少し視線を送っていたコメットも、このパーティーにはすぐに参加🙌
みんなでもぐもぐもぐ...おいしいおいしいもぐもぐもぐ。
その間にトイプーは吠えることもなく横断歩道を駆け抜けて行きました。
ああぁ...良かった、トイプーも飼い主に叱られることもなくお散歩を終えることができたでしょう。
我が家の3頭も、夕暮れのモグモグパーティーを楽しむのでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?