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ようこそ 犬語の世界へ なぜ止まるの?動かん犬。

いいですねぇ~ さ・わ・や・か・な日々。
秋めく季節、ダブルコートの我が家の犬たちにとって夏の蒸し暑さは熱地獄。
そして、犬飼人には電力費用地獄なのです。
はあ、それがそれがもうすっぐ終わると思うと、まだ軽く汗ばむ犬の散歩の付人にも余裕が出てきます😊

犬のトレーニングマニアやしつけマニアな的なトレーニングを行わないトレーナーとしてやって来て、やはり興味あるのは犬対犬のボディランゲッジのやり取りで人間を対象にしない同族のコミュニケーションには毎回興味を引く、行動に出会います。

この日はポメチー?チワプー?の小型犬が私たちの30m後から来ていました。
こちらが臭いかぎなどで都度都度止まると、この小型犬も何気に止まります。

付人さんが少し前を行くので小型犬が止まるとリーシュが張り、その刺激で付人さんは止まります。
付人さんは?がり、ちょっとリーシュを引いて促すのですが小型犬は素知らぬ顔をして動きません。
この付人さんはそれ以上無理やり動かそうとする人ではなく、見ていて安心できます。

小型犬は私たちが動き出すとそれに合わせるかのように動き出し、クンクンと道路の臭いかぎ等しながら30m後をついてくるように思うのですが確信できませんでした。
でも、このあと、やっぱりね❗という場面を観察できたのです。

しばらく進むとススキの植え込みがあり、チーはそこが好きで必ず止まって臭いかぎをします。
たぶん多くの犬のPメール(オシッコメール)が掲示されていて、それを丹念に読んで情報を仕入れているものと思われます。
この日もここで止まる前にチーは何気に後ろを気にしました。
至近距離で挨拶もしたことのない、人間が観れば見も知らぬ犬同士にしか思えないのですが、犬は臭いの世界に生きています。
それを思えば、30mほどの後についてくる犬には前方を行く私たちの幾つかの情報は届いているのです。

ススキで立ち止まる私たちの後、つまり小型犬の手前には横断歩道があり、小型犬はその前で止まりました。
そのタイミングでなのか、チーが小型犬へ視線を移したのです。
小型犬は左に横向きになり動かなくなりました。
(犬語の気にしないで、です)
付人さんは横断歩道を渡りたいのかと一歩を踏み出すも、小型犬は動きません。
付人さん?です。
やはり軽く促すも小型犬は動こうとはしません。
(ですよねー、普通、そう思うよね~)と、私は心の中でニマニマ。

で、ここで私は確信したのです。
この小型犬はたぶん積極的に犬との関係を望んでいるのではなく、気になる犬の臭いを追う、30mという自分の中の安全距離という強化子を自分で探したのでしょう。
そう、趣味はストーカーです。

人間のように不気味なストーカーではなく、犬として健全なストーカーです。

チーがススキの植え込みを後にすると、小型犬は体勢をこちらに向けて進み出しました。
そう、また私たちの後を追い出したのです。

付人さんも動かなかったり、突然動き出したり、ホントわけのわからんうちの犬と、思っていると思いますが、犬の行動を観察することで人と犬の世界は共有する部分が増えていくので、犬のボディランゲッジ知るための観察はとても意義のあることです。

とてもシェパードらしい、アタシ。

犬は相手との距離にとても敏感で繊細な生き物。

犬と暮らしだすと犬の行動に戸惑うことも多々ありますが、戸惑うことが犬の行動の言葉であるボディランゲッジを知る入り口の扉が開きます。

その扉を押し開くのか、ちょっと覗いて終わるのか、まったく気にせず閉じるのか、それらは飼い主と呼ばれる人間に託されますが、犬と暮らす醍醐味のひとつを失わない、豊かな犬との日々を望む犬飼になることをお薦めします。

では~、また次回に👋

#犬の散歩 #ドッグトレーナー#犬の言葉#犬のしつけ





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