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ようこそ 犬語の世界へ 吠えかかりは双方の犬にとってストレス。

ようやく夏らしい太陽の光がうれしい...と、思いつつも犬の散歩で汗だくになる毎日に、早くも辟易する自分勝手な生き物。

それは人間です...寒ければ春を待ち遠しく思い、暑ければ涼しい秋を待ち遠しく思う、地球上で一番我儘な種...それは人間しかいませんよね( ´Д`)

さて犬の話なので犬の話をします。

COVID-19の影響で今まで出会ったことのない、犬とそのケアギバー(飼い主と言うか犬の世話する人というか...)に出会うことも多くなりました。

すれ違いで吠えかかりそうなペアの場合は、こちらがすれ違わないように道を変えたり、Uターンしたり、距離を取ったりするのですが、どうしてもできない場合、自分の犬にも相手の犬にも過剰なストレスがかからない方法を選択するようにしています。

相手を凝視させないためにオスワリをさせてトリーツをあげ続け相手が行きすぎるのを道の端で待たせる。

行きすぎる間、ケアギバーに注目させながら歩くという方法もあります。

その環境でどちらが犬にとっていいのか選択していきます。

ただ、今にも襲うような勢いの犬が真後ろを暴言吐きながら通りすぎていくまでオスワリさせるというのは、それをうまく使える環境を選ばないとなりません。
怖い人や苦手なものが真後ろを通っていくのです、冷や汗もんかも...😱

それに相手も動かないで留まる犬に更にフォーカスし、吠えかかり行動はさらに大きくなることもあるのでの相手のためにもならないように思います。

双方かなりのストレスです。

犬が人間社会で暮らす以上、ストレスゼロやフリーはあり得ませんが、避けることのできないストレスをうまく軽減して暮らしやすくするのはケアギバーの大切な仕事です。

ケアギバー(飼い主)は犬のためのサービス業ですから😃

そしてストレスにさらさなければならない時間は短ければ、短いほどいいのです。

またオスワリをさせ注目させていた犬が振り向きでもしたら😱
こんな近くにいようとはっ❗と、度肝をぬくかもしれません。
パニックになるかも...
恐怖のインパクトはそのまま蓄積させてしまいます。

犬を見たところでケアギバーに視線を送り、相手の犬から自ら視線をはずし、自発的にオスワリができるようになるまでには、常に成功する環境でのたゆまない積み重ねが必要です。

トレーニング教室に通っていてもうまくいかないのは、教室というコントロールされた環境におかれているからで、参加するの犬もお互いにケアギバーがいるので行動はほぼ同じことをします。
他の犬がいてもコントロールされた環境なんです。

この環境を外の持ち出していくには、ケアギバーである飼い主が自分の犬がどの時点なら絶対成功できるのか、というタイミングを知っておかないとうまくいきません。

犬の成功体験も大事ですが、ケアギバーさんの成功体験の積み重ねもとても大事なんですよー(^-^)

さて、ある日、今まで見かけない柴犬とそのケアギバー(飼い主という言葉に抵抗があるのでこれを使わせてくださいませ(^-^))に出会うようになった朝ん歩。

柴犬君、他犬への勢いのある吠えかかりがあります。

ケアギバーさんはほっくわけではなく、どうにか柴犬の行動を止めようとするのですが、うまくいきません。

この毎回うまくいかないことの積み重ねがケアギバーさんの諦めになっていきます。
うちの子は犬と仲良くできないんだ、この吠えかかりはやめさせられないんだ、そういう犬なんだ、教室ではできるのにうちの子はできない子なんだ...

そうじゃないんです。

犬が他の犬(人でもモノでも対象物ですね)に気づいたその瞬間の、ボディランゲッジへの気づきが大切なんです。

犬が一枚の絵や風景を何気なく見ている様に見えるところから始まります。

その穏やかさに声をかけたり、美味しいものを提供していくことになります。

興奮マックスの状態で、こっち見なさい❗吠えないで❗...無理やり口に美味しいものを入れたり、鼻につけたりしても脳はそれどころではないのです。
ここで美味しいものを出して食べさせても、記憶されるものはその味と状況なんです。

その前の前の前のこと←これがとても大切なことになります。

このタイミングがわからない、しつけ教室に通っても改善されないというケアギバーさんには、是非とも、ドッグトレーナー(嫌悪刺激/苦痛/不快/の使用なし)の個別セッションを受けることをお薦めします。

*ドッグトレーナーのご紹介もしていますよ(^-^)

#犬のストレス #犬の吠えかかり #ドッグトレーナー

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